レパードS2013予想
レパードS 古馬混合1000万条件戦好走馬に期待。

軍神マルス
08期 予想歴15年

◎インカンテーション
  1着/1人気

○ケイアイレオーネ3着/2人
▲ジェベルムーサ4着/3人
△シグナルプロシード6着/6人


★傾向分析★
2009年 タイム 1'49"5 (良) 1FAve=12.17 3FAve=36.50
テン35.7-中盤36.4-上がり37.4 『前傾』
1着トランセンド・・・ワイルドラッシュ×トニービン=ニアークティック×グレイソヴリン 〔A4〕 2-2
2着スーニ・・・Soto×Roanokeo=ヴァイスリージェント×リボー 〔9-f〕 3-3
3着スタッドジェルラン・・・キングカメハメハ×Black Tie Affair=キングマンボ×ミスプロ 〔4〕 3-3

2010年 タイム 1'51"8 (良) 1FAve=12.42 3FAve=37.27
テン35.4-中盤37.9-上がり38.5 『前傾・中弛み』
1着ミラクルレジェンド・・・フジキセキ×Awesome Again=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔20〕 8-8
2着グリッターウイング・・・クロフネ×タニノギムレット=ヴァイスリージェント×ロベルト 〔7〕 4-4
3着ソリタリーキング・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔4-d〕 2-2

2011年 タイム 1'52"0 (稍重) 1FAve=12.44 3FAve=37.33
テン35.3-中盤39.3-上がり37.4 『前傾・中弛み』
1着ボレアス・・・ディープインパクト×フレンチデピュティ=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔4-n〕 11-7
2着タカオノボル・・・ネオユニヴァース×Touch Gold=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔2-b〕 4-4
3着タナトス・・・シンボリクリスエス×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔13-c〕 2-1

2012年 タイム 1’51”8 (良) 1FAve=12.42 3FAve=37.27
テン35.6-中盤38.4-上がり37.8 『前傾』
1着ホッコータルマエ・・・キングカメハメハ×Cherokee Run=キングマンボ×レッドゴッド 〔9-e〕 3-2
2着ナムラビクター・・・ゼンノロブロイ×エンドスウィープ=サンデーサイレンス×フォーティナイナー 〔7-c〕 8-6
3着イジゲン・・・Empire Maker×Dixieland Band=ミスプロ×ノーザンダンサー 〔22-d〕 11-11

 09年より新設されたレパードS。過去4年の結果から傾向分析すると、流れは09年と11年が『前傾』、10年・11年は『前傾・中弛み』と、4年で共通しているのは『前傾』の流れ。展開的には逃げ・先行に厳しいはずの流れだが、好走馬は先行し押し切るようなタイプの好走が多く、ダート特有の厳しい流れを前で踏ん張れるタイプが向いていると考える。

 血統の傾向は、ダートの上位種牡馬のフジキセキ、ワイルドラッシュ、シンボリクリスエス、ネオユニヴァース、キングカメハメハなどが好走。ヴァイスリージェント系(=クロフネやフレンチデピュティなど)が好走し、相性は良い。ダートの上位種牡馬はそのまま評価してよいと考える。その上で、芝GⅠ好走馬も輩出している種牡馬も好走しやすいと考える。これは新潟ダートコースが、スピード適性を要求されやすいコースということが原因と考える。

 ステップの傾向は、前走古馬混合1000万条件好走馬の好走が多い傾向。麒麟山特別や瀬波温泉特別や御嶽特別など、D1800mで好走している馬なら要注意。
またジャパンDD上位馬(=大井D2000m)も好走していて、実績はそのまま評価できると考える。

★予想★
レパードSのポイントは、
①『前傾』の流れが基本。それでも前につけた馬の好走が多く、4コーナー5番手以内の馬の好走が多い。ダート適性がやはり問われるものと考える。
②ヴァイスリージェント系には注目。前走好走しているなら特注。
③ジャパンDD組は中央ダートで底を見せていない馬。ただし古馬混合1000万条件戦好走歴があるなら割り引く必要はなし。
④古馬混合1000万条件戦好走馬(=特にD1800m)は要注目。
⑤No.〔4〕の牝系は特注。

◎インカンテーション・・・シニスターミニスター×Machiavellian=エーピーインディ×ミスプロ 〔22-a〕
 前走1000万条件戦濃尾特別1着(=中京D1800m)。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(3-0-1-2)。左回りDコースは(2-0-1-1)と好走が多く、古馬混合1000万条件戦好走馬にて、このレースで好走できる下地があると考えて好走に期待して評価する。
 シニスターミニスター産駒はエーピーインディ系で、ダートが主戦場で、牝馬は短距離が中心となり、牡馬は中距離以上で好走が多く、2歳から走るが身が入るのは3歳春以降。穴は距離変更で多く、芝→ダート替わりも注意が必要。東京Dコースが得意。母父Machiavellianはミスプロ系で、持続する流れに強い特性を持ち、その上でキレる末脚を繰り出す。一瞬の脚に優れた短距離・マイラー血統なのだが、抑えが利けば中距離もこなす。
 No.〔22〕の牝系は、タフでスピードとスタミナに優れた牝系。消耗戦を前々にて踏ん張るタイプが多く、ペースが上がる締まった流れに向く。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、また父親よりもスケールが小さくなる傾向。

○ケイアイレオーネ・・・Henny Hughes×Marquetry=ストームバード×ミスプロ 〔16-g〕
 前走ジャパンDD3着(=大井D2000m:1.3秒差)。新潟Dコースは初で、D1800m戦は初。左回りDコースは(1-0-1-1)と好走も多く、また前走ジャパンDD3着好走からその能力を評価して、好走に期待する。
 Henny Hughes産駒はストームバード系で、短距離~マイルの守備範囲なら多少のハイペースを先行してもバテず、前々の強気な競馬が合う。仕上がりは早く、急激な成長力こそないが、ダートもこなし高齢までしぶとい。またストームバード系は、好調期にまとめて稼ぐタイプでもあり前走好走だと好走確率が高い。ただ崩れると立て直すのに時間がかかることも多い両極端なタイプでもあるので、崩れた後は人気でも過信禁物。母父Marquetryはミスプロ系で、芝で勝負になるのは仕上がりの早さで優位に立てる3歳春までで、総じてダートの短距離が得意で、特にD1400mの成績が良い。ミスプロ系の中では使われて良くなるタイプで、2歳よりも3歳、古馬になってから頭角を現す。
 No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号gは、パワータイプが多く雨も苦にしないが、不器用なタイプも多く厳しい流れで力を発揮する。

▲ジェベルムーサ・・・アグネスタキオン×Rock of Gibraltar=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔4-i〕
 前走1000万条件戦1着(=福島D1700m)。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(1-0-0-0)。左回りDコースは(2-1-1-0)と崩れておらず、また古馬混合1000万条件戦好走馬として、本馬も好走できる下地があると考えて好走に期待する。
 アグネスタキオン産駒は、スピード型サンデーサイレンス系で、前走0.5秒差以内で5着以内だと好走しやすい特性を持ち、サンデーサイレンスの瞬発力を最も活かしやすい。基本的に人気馬や好調馬を素直に評価すべき順張り血統。高速馬場や瞬発力が得意で、スタミナ豊富とは言えないが芝2200mや2500mの重賞成績も悪くなく、華やかで完成の高いクラシック型。母父Rock of Gibraltarはダンチヒ系で、溜めて差す競馬よりも強気に前々で勝負した方が結果が出る先行堅実型。展開も、スローより淀みのない流れが向くが、スピード一辺倒ではなく、中距離をこなせるスタミナも備えている。早い時期から走る馬もいる一方、使われながらじりじり力をつける馬もいて、充実期は3~4歳。
 No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力もあるが、さらに3歳秋から古馬にかけて成長力が著しい。またスタミナを活かしての好走が得意。分枝記号iは、かなり一本調子なタイプで器用な脚に欠けるが小回りコースなら開幕週などが狙い目のタイプ。

△シグナルプロシード・・・メイショウボーラー×シンボリルドルフ=ヘイロー×マイバブー 〔4-r〕
 前走1000万条件戦濃尾特別3着(=中京D1800m:0.3秒差)。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(0-0-1-0)。左回りDコースは(0-1-1-2)で、古馬混合1000万条件戦好走馬として、本馬も好走出来ると考えるが、詰め甘な点を差し引いて評価する。
 メイショウボーラー産駒はヘイロー系で、デビュー戦からエンジン全開で走る仕上がりの早さを有し、ピリっとした脚を使う芝馬と先行力を持ったダート馬に分かれ、両者とも持ち味を発揮するのは1200~1400mの短距離。早い時期こそ坂をこなすが、古馬はローカルコースが仕事場となる。芝→ダート替わりはプラス要因で、ダートの道悪は得意。母父シンボリルドルフはマイバブー系で、一瞬のキレこそないが、厳しい流れになると台頭し、上がり35秒前後が勝ち負けの目安となる。適距離は2000~2600mの中長距離。母父としては穴血統の色が濃い。
 No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力もあるが、さらに3歳秋から古馬にかけて成長力が著しい。またスタミナを活かしての好走が得意。分枝記号rは、あらゆる条件を平均的にこなすタイプ。様々な経験が活きやすいタイプでもある。


tipmonaとは?

レパードS2013回顧
レパードS 古馬混合1000万条件戦好走馬の狙い方。

軍神マルス
08期 予想歴15年

次走狙い:インカンテーション
次走狙い:サトノプリンシパル


2013年 タイム 1’50”3 (稍重) 1FAve=12.26 3FAve=36.77

ラップ
①12.4-②11.2-③12.1-④12.7-⑤12.6-⑥12.3-⑦12.5-⑧12.2-⑨12.3
1FAveとの誤差
①+0.1 ②-1.1 ③-0.2 ④+0.4 ⑤+0.3 ⑥±0 ⑦+0.2 ⑧-0.1 ⑨±0
テン35.7-中盤37.6-上がり37.0 『前傾・中弛み』

『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○

1着インカンテーション・・・シニスターミニスター×Machiavellian=エーピーインディ×ミスプロ 〔22-a〕 3-2
2着サトノプリンシパル・・・Bernardini×Nureyev=エーピーインディ×ヌレイエフ 〔14-c〕 1-1
3着ケイアイレオーネ・・・Henny Hughes×Marquetry=ストームバード×ミスプロ 〔16-g〕 3-2

流れは、テン-上がりのラップ差から『前傾』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。展開的には、追込が最も恵まれ、次いで逃げ、先行・差しには厳しい流れと考える。

1着インカンテーションは、前走1000万条件戦濃尾特別1着(=中京D1800m)からの好走。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(3-0-1-2)でした。左回りDコースは(2-0-1-1)と好走が多く、古馬混合1000万条件戦好走馬にて、このレースで好走できる下地があると考えて好走に期待して評価し、結果1着好走。前々走御嶽特別3着(=中京D1800m:0.4秒差)→前走濃尾特別1着と古馬混合1000万条件戦好走していた点はやはり注目で、D1800m好走実績および左周りDコース実績も加味すると信頼性が増すと思われ、来年もこの手のタイプの馬の好走に期待したいと思います。
 シニスターミニスター産駒はエーピーインディ系で、ダートが主戦場で、牝馬は短距離が中心となり、牡馬は中距離以上で好走が多く、2歳から走るが身が入るのは3歳春以降。穴は距離変更で多く、芝→ダート替わりも注意が必要。東京Dコースが得意。母父Machiavellianはミスプロ系で、持続する流れに強い特性を持ち、その上でキレる末脚を繰り出す。一瞬の脚に優れた短距離・マイラー血統なのだが、抑えが利けば中距離もこなす。
 No.〔22〕の牝系は、タフでスピードとスタミナに優れた牝系。消耗戦を前々にて踏ん張るタイプが多く、ペースが上がる締まった流れに向く。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、また父親よりもスケールが小さくなる傾向。

2着サトノプリンシパルは、前走1000万条件戦御嶽特別1着(=中京D1800m)からの好走。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(3-0-1-1)でした。前走ではレパードS1着馬インカンテーションを3着に下しての好走で、能力は高かった古馬混合1000万条件戦好走馬でした。D1800mの距離実績及び左回りDコースは(1-0-0-0)からも信頼性の高い馬と考えるべきでした。侮ってしまった点は反省です。古馬混合1000万条件戦好走馬は、D1800m実績および左回りDコース好走実績が重要で、特に古馬混合1000万条件戦1着好走馬をまず上位に据え、2・3着好走歴のある馬よりも高く評価すべしと反省する(=古馬混合1000万条件戦1着好走馬は、1着インカンテーション、2着本馬、4着ジェベルムーサと上位好走していて、4着ジェベルムーサはD1800m好走実績がなかった馬でした。また古馬混合1000万条件戦好走歴がある馬は6着シグナルプロシードで、D1800m好走実績および左回りDコース実績はやや劣る馬でした)。
 Bernardini産駒はエーピーインディ系で、海外の産駒だと芝マイル重賞にて好走しているが、信頼性からいえばダート向き。平均ペースで流れる中距離向きで、瞬発力よりも全体的なスピードで勝負するのがボールドルーラー系。夏に強い特性もある。母父Nureyevはヌレイエフ系で、持続するスピードを持ち味とし、力の勝負に強い。成長力も豊富。ただ本格化前は詰めの甘さがあるが、これはヌレイエフ系全般に言えること。母父としても優れ、父系の種牡馬としての特徴を伝えやすい。
 No.〔14〕の牝系は、早い時期にも活躍する馬もいるが、総じて晩成型で古馬になって強さを発揮する。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。

3着ケイアイレオーネは、前走ジャパンDD3着(=大井D2000m:1.3秒差)からの好走。新潟Dコースは初で、D1800m戦は初でした。左回りDコースは(1-0-1-1)と好走も多く、また前走ジャパンDD3着好走からその能力を評価して、好走に期待し、結果3着好走。ジャパンDD好走馬はレパードSでは好走が多く、上位好走馬はやはり素直に評価すべしと考える(=その中でも特に中央Dで底を見せていない馬だとなお良く、本馬も間隔が開いたヒヤシンスS以外はダート戦では3着以内を外していなかった馬で底を見せていなかった馬と思われる)。
 Henny Hughes産駒はストームバード系で、短距離~マイルの守備範囲なら多少のハイペースを先行してもバテず、前々の強気な競馬が合う。仕上がりは早く、急激な成長力こそないが、ダートもこなし高齢までしぶとい。またストームバード系は、好調期にまとめて稼ぐタイプでもあり前走好走だと好走確率が高い。ただ崩れると立て直すのに時間がかかることも多い両極端なタイプでもあるので、崩れた後は人気でも過信禁物。母父Marquetryはミスプロ系で、芝で勝負になるのは仕上がりの早さで優位に立てる3歳春までで、総じてダートの短距離が得意で、特にD1400mの成績が良い。ミスプロ系の中では使われて良くなるタイプで、2歳よりも3歳、古馬になってから頭角を現す。
 No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号gは、パワータイプが多く雨も苦にしないが、不器用なタイプも多く厳しい流れで力を発揮する。

レパードSのポイントは、
①『前傾』の流れが基本。それでも前につけた馬の好走が多く、4コーナー5番手以内の馬の好走が多い。ダート適性がやはり問われるものと考える。
②ヴァイスリージェント系、エーピーインディ系には注目。前走好走しているなら特注。
③ジャパンDD組は中央ダートで底を見せていない馬。ただし古馬混合1000万条件戦好走歴やダート重賞好走歴があるなら割り引く必要はなし。
④古馬混合1000万条件戦好走馬(=特にD1800m)は要注目。D1800m好走実績及び左回りDコース好走実績の高い馬をより評価すべし。
⑤No.〔4〕の牝系は特注。


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >