スプリンターズS2013予想

カタストロフィ
10期 予想歴16年

◎マジンプロスパー
  4着/6人気


【展開予想】
 展開の前にまず馬場状態。改めて去年のスプリンターズSの同日とラップを比較してみたが去年はかなり異常だった。かなり時計が出ているのにL1最速だったり、普通に1000万下でで1:07.6出たりとイカレタ馬場状態だった。個人的には昨年のスプリンターズSは特殊な馬場下でのレースだったと確定していいと思っている。それと比べると、土曜の中山の馬場はラップ推移と時計分析からある程度高速状態ではあるが、マイル秋風Sなんかは淡々とした前傾ラップで、当然減速していて時計が出やすい推移でも33秒台の競馬になっている。秋風Sの比較自体は去年の方が時計は遅いがラップは異質だった。準OPで33秒切らないってことは高速馬場とまで言えるかどうか怪しい所。今年はそれなりには時計が掛かる状態にあると思う。


 ハクサンムーンの二の脚の速さは抜きんでてはいるのだが、中山1200は特徴としてスタート地点からずっと下り坂なので、各馬スピードに乗せやすい。これはハクサンムーンとしては痛い材料。逆にスピードに乗せるまでがそこまで早くないが乗ってしまえばいい先行力を見せるフォーエバーマークの方が条件的にはハクサンに対して下り坂で弱点を補えるという点と、ハイペースでの実績からも積極的に逃げる材料が揃っている感じ。ハクサンは今回は楽なレースメイクはまず難しいだろう。ハクサン、フォーエバーがある程度競っていく想定で、2列目にスペースが大きく開く状態を想定する。2列目の内でマイペースで進められる基礎スピードタイプが怖い。また今年の馬場状態を考えればハイペースならL1は確実に落ち込むはずで、去年のイメージではいけないと思う。基本的にタフな競馬になりやすい舞台なので基礎スピードとポテンシャルを優先して今年は考えたい。






◎マジンプロスパーは基礎スピード面では本来ちょっと足りない馬だが、あくまでこれはポジションを積極的に取りに行くケースに限る。昨年のスプリンターズSでもそうだが、かなり強引にハナを切ってしまうと序盤で脚を使って持ち味のポテンシャルが活かせなくなる。この馬はトップスピードはそこそこで、L1で食い込んでくるポテンシャルが最大の武器。今年のCBC賞勝ちもそのパターンで11.1 - 10.8 - 11.0 - 12.0とL1のバテでハクサンムーンを捕えている。阪急杯でもロード以下のポジションの馬には早いペースにならず、11.2 - 11.6 - 11.6 - 12.2とL1である程度落としている中で、ロードが思ったより抜け出せきれない後ろからジリジリとは伸びてきていた。阪神1400や坂スタートの1200mなら基礎スピード面で優位に立てる馬で、トップスピードは決定的な武器にならないのでポジションをしっかり取ってほしいのだが、中山の下り坂1200mだと序盤の基礎スピード面では苦しい分、今の福永の消極競馬は合うはずで、序盤無理せずL1のバテ差でこの馬の持ち味であるポテンシャルを最大限に発揮できると考える。今年は幸い去年のような超高速馬場ではないし、タフな馬場を得意にするこの馬としては出来れば時計は掛かってくれた方が良いのでその点でも良い。また外枠を引いたことでまず前を向いたポジションを確保できるし逃げに拘る必要性が無くなった。かつ2列目のスペースが確実に広がるのでペースをじわっと上げて行きつつ序盤無理せずに、そのまま下り坂で徐々にスピードに乗ってそれを持続させる競馬になれば。サクラゴスペルも強敵だがこちらを上位に取ったのは、厳しい競馬で対ダッシャーゴーゴーを考えた時に、サクラのオーシャンSよりこちらの昨年のCBC賞のパフォーマンスの方が上と考えたから。



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