毎日王冠2013予想
エイシンフラッシュが天皇賞連覇へ向けて始動

予想屋マスター
12期 予想歴24年

◎未定 

○エイシンフラッシュ1着/4人


今週のメインレースは、第64回毎日王冠である。
第64回毎日王冠は、天皇賞を占う意味でも注目される。
そこで競馬理論の競馬予想では、第64回毎日王冠に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

夏のマイル王決定戦の関屋記念組からは、1着のレッドスパーダ(北村宏)及び2着のジャスタウェイ(柴田善臣)が第64回毎日王冠に出走する。

レッドスパーダの関屋記念の勝利という結果は、マイペースで先行する展開に恵まれたものではあるが、2着以下に1馬身以上の差をつけており完全復活を印象付ける内容であった。


よって第64回毎日王冠の競馬予想においては、開幕週の馬場で且つ単騎逃げが濃厚なメンバー構成を考慮すると、レッドスパーダの逃げ粘りには注意を払うべきである。

一方、ジャスタウェイの関屋記念の2着という結果は、出遅れた上に直線で前が壁になって仕掛けが遅れる不利を受けてのものであり、負けて強しの内容であった。


よって、第64回毎日王冠の競馬予想においては、ジャスタウェイがレッドスパーダを逆転してもおかしくないと判断すべきである。
ただし、ジャスタウェイは、出遅れ癖のある追い込み一手の脚質なので、開幕週で前が止まらない馬場になるようであれば、再度脚を余す可能性も否定できない。

ジャスタウェイが2着に敗れたエプソムカップ組からは、1着のクラレント(川田将雅)が第64回毎日王冠に出走する。

クラレントのエプソムカップの勝利という結果は、大逃げを打ったスズジュピターから大きく離れた2番手という、スロー単騎逃げの場合と同じ状況に恵まれたものであり、レース内容としてはジャスタウェイの方が上である。


よって第64回毎日王冠の競馬予想において能力だけで見れば、クラレントよりもジャスタウェイに高い評価を与えるべきである。
ただし第64回毎日王冠は、開幕週に行われる上に先行馬が少ないメンバー構成であることを考慮すると、好位を追走できるクラレントの器用さにもそれなりの評価を与えるべきである。

安田記念組からは、2着のショウナンマイティ(浜中俊)及び6着のダークシャドウ(戸崎圭太)が第64回毎日王冠に出走する。

ショウナンマイティの安田記念の2着という結果は、出遅れた上に直線で大きな不利を受けてのものであり、レース内容としては勝ったロードカナロアを上回る。


よって第64回毎日王冠の競馬予想においては、ショウナンマイティに本命級の高い評価を与えて当然である。
ただしショウナンマイティは、追い込み一手の脚質なので、開幕週の馬場で先行馬が少ないメンバー構成であることを考慮すると、取りこぼす可能性も頭にいれておくべきである。

ダークシャドウの安田記念の6着という結果は、天皇賞2着の実績に比べて割に走っておらず、残念なレース内容であった。


ただしダークシャドウは、2011年のエプソムカップ及び毎日王冠を制しているように、東京競馬場の1800m戦は最も得意な舞台である。
よって第64回毎日王冠の競馬予想においては、ダークシャドウの巻き返しにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

日本ダービー組からは、9着のコディーノ(四位洋文)が第64回毎日王冠に出走する。

コディーノの日本ダービーの9着という結果は、距離が長すぎたとはいえども、見所がなく残念な内容であった。


また今年の3歳世代は、例年よりもレベルが低く、古馬の一線級相手では通用していない。
よって第64回毎日王冠の競馬予想においては、人気先行タイプのコディーノに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
ただし、コディーノが内枠を引いて好位のインで折り合えるようであれば、開幕週の馬場を生かして東京スポーツ杯2歳ステークスの圧勝劇を再現可能とも考えている。

札幌記念組からは8着のタッチミーノット(横山典弘)が第64回毎日王冠に出走する。
タッチミーノットの札幌記念の8着という結果は、極悪馬場により能力を発揮できなかっただけで度外視可能である。
よって第64回毎日王冠の競馬予想においては、横山騎手が好位のインでロスのない去年の競馬を再現できるようであれば、タッチミーノットにも押さえ程度の評価は必要である。

香港のクイーンエリザベスカップ組からは、3着のエイシンフラッシュ(福永祐一)が第64回毎日王冠に出走する。
エイシンフラッシュは、

日本ダービー及び天皇賞を制しており、実績的には断然である。
よって第64回毎日王冠の競馬予想においては、エイシンフラッシュにも高い評価を与えるべきである。
ただし、エイシンフラッシュは去年の毎日王冠で、人気を裏切って9着に敗れているように、絶対視は禁物である。

以上のように競馬理論の競馬予想では、第64回毎日王冠に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第64回毎日王冠の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は第64回毎日王冠の予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前の毎日王冠の関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/mainichioukan

毎日王冠のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

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毎日王冠2013回顧
エイシンフラッシュが格の違いを見せつける

予想屋マスター
12期 予想歴24年

次走狙い:ショウナンマイティ


第64回毎日王冠は、メンバー唯一のG1馬エイシンフラッシュ(福永祐一)が
格の違いを見せつけて快勝した。

競馬理論の競馬予想では、先行馬が少ないメンバー構成を考慮し、スローの瞬発力勝負が得意なエイシンフラッシュに高い評価を与えていたが、本命には予想できなかった。

レースでは、エイシンフラッシュは逃げ争いをした3頭から離れた4番手のインを追走し、直線で粘る先行勢の外に持ち出されるときっちりと差し切り、第64回毎日王冠を制覇した。

エイシンフラッシュの第64回毎日王冠の勝利という結果は、58キロの斤量を考えれば立派だが、レース当日が開幕週であったということ、且つ1000m通過60秒8のスローペースを好位のインで追走する展開に恵まれたものでもある。

よって本番の天皇賞・秋の競馬予想においては、去年の勝ち馬でもあるエイシンフラッシュに高い評価を与えて当然だが、絶対視までは禁物と判断している。

一方、第64回毎日王冠の2着にはジャスタウェイ(柴田善臣)が入った。

競馬理論の競馬予想では、去年の勝ち馬カレンブラックヒル以上に強い内容から府中の1800mは最も得意な舞台と判断し、ジャスタウェイにも高い評価を与えていたが、最近の出遅れ癖から開幕週で脚を余す可能性もありうると判断していた。

レースでは、ジャスタウェイはスタートを決めると、中団の外目を追走した。
そしてジャスタウェイは、メンバー最速の脚を使って2着を確保した。

ジャスタウェイの第64回毎日王冠の2着という結果は、開幕週という条件、それからスローペースの展開で上がりナンバーワンの脚を使ったことによるものであり、レース内容としては勝ったエイシンフラッシュと互角である。

よって本番の天皇賞・秋の競馬予想においては、スタートを決めて展開さえ嵌まるようであれば、ジャスタウェイがエイシンフラッシュを逆転してもおかしくないと判断すべきである。

第64回毎日王冠では、楽に先行したクラレント(川田将雅)及びレッドスパーダ(北村宏)が3~4着に粘り込んだ。

クラレント及びレッドスパーダの第64回毎日王冠の好走は、開幕週の馬場におけるスローペースでの先行に恵まれたものである。

よって今後の重賞戦線の競馬予想においては、クラレント及びレッドスパーダに第64回毎日王冠の着順ほどの高い評価は不要である。
ただし、クラレント及びレッドスパーダは、器用な先行力があるので、インが有利な馬場や先行勢が少ないメンバー構成においては評価をあげるべきである。

さて、第64回毎日王冠で1番人気に推されたショウナンマイティは、6着に敗れてしまった。
レースでは、ショウナンマイティは後方の外目を追走し、直線でも大外に持ち出されたが、いつもの脚が使えなかった上に前も止まらず、6着に敗れてしまった。

ショウナンマイティの第64回毎日王冠の6着という結果は、大幅な馬体重減で体調が本調子でなかったこと、及び、前残りの展開で脚を余したことが原因であるから、度外視可能である。

よって、本番の天皇賞・秋の競馬予想においては、ショウナンマイティの巻き返しに注意を払うべきである。
特に、ショウナンマイティは追い込み脚質なので、外の差しが届く展開や馬場になるようであれば、本命級の高い評価を与えるべきである。

以上のように、第64回毎日王冠はエイシンフラッシュの勝利で幕を閉じた。
ただし第64回毎日王冠は、開幕週のレースであったこと、並びに、スローペースによる前残りの展開が結果に大きな影響を与えたものである。
よって、競馬理論のファンの方は、展開次第で第64回毎日王冠組の着順が大きく入れ替わる可能性があるとこを頭に入れておいて欲しい。

以下のURLから2013年以前の毎日王冠の関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/mainichioukan

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