秋華賞2013予想
デニムアンドルビーが悲願のG1制覇なるか?

予想屋マスター
12期 予想歴24年

◎未定 

○エバーブロッサム12着/4人


今週のメインレースは、第18回秋華賞である。
第18回秋華賞は、レースごとに勝ち馬が入れ替わる今年の3歳牝馬クラシック戦線を象徴するかのように、大混戦模様である。そこで、競馬理論の競馬予想では、第18回秋華賞に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

ローズステークス組からは、1着のデニムアンドルビー(内田博幸)、2着のシャトーブランシュ(北村友一)、3着のウリウリ(浜中俊)、4着のメイショウマンボ(武幸四郎)、5着のウインブリメーラ(和田竜二)、6着のローブティサージュ(岩田康誠)、7着のリメインサイレント(柴山雄一)、8着のノボリディアーナ(幸英明)、11着のトーセンソレイユ(メンディバザル)、12着のコレクターアイテム(秋山真一郎)、14着のエバーブロッサム(戸崎圭太)、15着のセレブリティモデル(松山弘平)及び18着のリラコサージュ(池添謙一)が第18回秋華賞に出走する。

デニムアンドルビーのローズステークスの勝利という結果は、2着以下に半馬身差をつけたが、ハイペースに恵まれたものなので、着差ほどの高い評価は不要である。

よって、第18回秋華賞の競馬予想においては、前が止まらない京都競馬場の芝コースを考慮すると、行き脚がつかないデニムアンドルビーを人気ほど信用すべきではない。

一方、シャトーブランシュのローズステークスの2着という結果は、前潰れの展開に恵まれたものであり、過大評価は禁物である。

よって、第18回秋華賞の競馬予想においては、シャトーブランシュに高い評価は不要である。

一方、ウリウリ、ウインプリメーラ及びローブティサージュのローズステークスは、最内と大外だけが伸びる馬場において、最内でコースロスのない競馬をしたものであり、レース内容としては着順ほどの価値はない。

よって、第18回秋華賞の競馬予想においては、ウリウリ、ウインプリメーラ及びローブティサージュが好走するためにはインが極端な有利な馬場を生かしてロスのない競馬をする必要があると競馬理論では判断している。

一方、メイショウマンボのローズステークスの4着という結果は、終始外を回らされて自ら勝ちに行く競馬によるものであり、レース内容としては悪くない。

よって、第18回秋華賞の競馬予想においては、オークスのように中団のインで脚をためられるようであれば、メイショウマンボが2冠制覇を果たす可能性が高まると判断すべきである。

一方、リメインサイレント、ノボリディアーナ、トーセンソレイユ、コレクターアイテム、エバーブロッサム、セレブリティモデル及びリラコサージュは、ローズステークスの見所のないレース内容から、第18回秋華賞の競馬予想において高い評価は不要である。

ただし、エバーブロッサムのローズステークスの敗戦は、道悪で能力を発揮できなかっただけで度外視することもできる。であれば、エバーブロッサムは、オークス2着の実績が光る。

よって、第18回秋華賞の競馬予想においては、エバーブロッサムが好位のインで脚をためてロスのない競馬ができるようであれば、巻き返す可能性が高いと判断すべきである。また、ノボリディアーナは、ハイペースに巻き込まれた割に大きく負けていない。

よって、第18回秋華賞の競馬予想においては、前が止まらない今の京都の芝コースを考慮すると、ノボリディアーナが楽に逃げを打つ又は好位のインを追走できるようであれば好走可能と判断すべきである。

一方、紫苑ステークス組からは、1着のセキショウ(吉田豊)、2着のリボントリコロール(横山典弘)及び8着のマコトブリジャール(柴田大知)が第18回秋華賞に出走する。

セキショウの紫苑ステークスの勝利という結果は、開幕週の馬場を逃げ切ったものであり、レース内容の評価は微妙である。

ただし、今の京都の芝コースは、4回中山の開幕週よりも前が止まらない馬場状態である。

よって、第18回秋華賞の競馬予想においては、セキショウが単騎で逃げられるようであれば逃げ粘りにも注意を払うべきである。

一方、リボンコントロールの紫苑ステークスの2着という結果は、開幕週の馬場においてコースロスのない競馬をさせた横山騎手の好騎乗によるものであり、レース内容としての価値は高くない。

よって、第18回秋華賞の競馬予想においては、リボンコントロールが好走するためには横山騎手が終始ロスのない競馬をさせるなどかなりの展開の助けが必要である。

一方、マコトブリジャールは、紫苑ステークスの見所のないレース内容から、第18回秋華賞の競馬予想において高い評価は不要である。

一方、1000万下特別組みからは、スマートレイアー(武豊)及びティアーモ(川田将雅)が第18回秋華賞に出走する。

スマートレイアーは、4戦3勝である上に1000万下特別の前走も楽勝しており、能力的に底を見せていない。

よって、第18回秋華賞の競馬予想においては、今年の3歳牝馬世代のレベルの低さを考慮すると、格下にも思えるスマートレイアーに高い評価を与えて当然である。

一方、ティアーモは、前走の1000万下特別は強い競馬であったが、オークスの内容を見る限り力負けであった。

よって、第18回秋華賞の競馬予想においては、ティアーモに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

一方、オークスからの直行組では、14着のサクラプレジール(福永祐一)が第18回秋華賞に出走する。サクラプレジールのオークスの14着という結果は、ハイペースに巻き込まれたにせよ、負け過ぎであった。
よって、第18回秋華賞の競馬予想においては、先行力のある器用な脚質を考慮しても、サクラプレジールにも押さえ程度の評価を与えれば十分である。

以上のように、競馬理論の競馬予想では、第18回秋華賞に出走する有力各馬の能力を分析した。この分析結果に、枠順、展開調教及び馬場状態などを加味して、第18回秋華賞の最終的な予想を決断する。

競馬理論のファンの方は、第18回秋華賞の予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前の第18回秋華賞の関連記事がご覧いただけます。http://www.keibariron.com
/database/shukasho 第18回秋華賞のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。予想屋マスターhttp://www.keibariron.com/


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秋華賞2013回顧
メイショウマンボが2冠達成

予想屋マスター
12期 予想歴24年

次走狙い:メイショウマンボ


3歳牝馬クラシック戦線の最終関門第18回秋華賞は、オークス馬メイショウマンボ(武幸四郎)の勝利で幕を閉じ、2冠を達成した。

競馬理論の競馬予想では、メイショウマンボのオークスの圧勝劇に高い評価を与えつつも、インが有利な馬場状態を重視し、メイショウマンボを押さえ評価にとどめてしまった。

レースでは、メイショウマンボは中団の外目を追走し、3~4コーナーで外からデニムアンドルビーが上がってくると、一緒になってポジションをあげて直線に向いた。
そしてメイショウマンボは、内で粘るセキショウを捕らえると、デニムアンドルビーを突き放して激しい2着争いを尻目に、第18回秋華賞を制した。

メイショウマンボの第18回秋華賞の勝利という結果は、ビーナストリックによるハイペースのスタミナ勝負に恵まれたものではあるが、イン有利の馬場で、外を回って2着に1馬身以上の差をつけており、3歳牝馬世代では力が違うことを示した。

よって第18回秋華賞以降の重賞戦線においても、メイショウマンボに、3歳牝馬世代ではトップクラスの評価を与えるべきである。
ただし今年の3歳牝馬世代は、オークス5着馬のフロアクラフトが500万下でも惨敗していることが象徴するように、かなりレベルが低い。
よってメイショウマンボであっても、古馬相手の重賞戦線で通用するかは微妙なところであると、競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、第18回秋華賞では、2番人気のスマートレイアー(武豊)が2着に入った。

競馬理論の競馬予想では、4戦3勝と能力的に底を見せていない上に、1枠1番を生かして好位のインを追走できる展開面を考慮し、スマートレイアーを本命に予想していた。

レースでは、スマートレイアーはスタートで大きく出遅れてしまい、最後方からの追走となった。
そしてスマートレイアーは、1枠ながらもすぐに外に持ち出され、デニムアンドルビーをマークするような競馬をしながら、直線でも大外から追い込んだが、2着を確保するのが精一杯であった。

スマートレイアーの第18回秋華賞の2着という結果は、スタートで出遅れて1枠をまったく生かせなかったにもかかわらず連対を確保しており、素質の高さを見せつけた。

よって第18回秋華賞以降の重賞戦線においては、展開や条件次第でスマートレイアーがメイショウマンボを逆転してもおかしくないと判断すべきである。

さて、第18回秋華賞で1番人気に推されたデニムアンドルビー(内田博幸)は4着に敗れてしまった。

競馬理論の競馬予想では、前が止まりにくい今の京都の馬場を考慮し、前潰れの展開に恵まれたローズステークスの勝利で人気になりすぎたデニムアンドルビーを軽視すべきと判断していた。

レースでは、デニムアンドルビーはいつものように後方からのレースとなった。
そしてデニムアンドルビーは、3コーナー過ぎから内田博幸騎手に仕掛けられながらポジションアップし、直線では外から突き抜けるかのように思われたが、メイショウマンボに突き放されただけでなく、2着争いにも敗れ、4着止まりであった。

デニムアンドルビーの第18回秋華賞の4着という結果は、終始外を回らされたにせよ、ハイペースの前崩れの展開にもかかわらず差し切れなかったことを考えれば、力負けと判断せざるを得ない。

よって第18回秋華賞以降の重賞戦線においては、デニムアンドルビーが差し切るためには、前潰れの展開などの助けが必要と判断すべきである。

なお、第18回秋華賞の2着~11着までが0秒3差であったことからも分かるように、今年の3歳牝馬戦線は、低レベルで且つ大きな力差がないことがわかる。

よって競馬理論のファンの方は、3歳牝馬世代を過大評価しないことと、展開次第で大きく着順が入れ替わることを頭に入れて今後の牝馬重賞戦線を予想して頂きたい。

以下のURLから2013年以前の秋華賞の関連記事がご覧いただけます。
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秋華賞のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。
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