JCダート2013予想
順当なハイペースで追走力が問われれば

カピバラ
13期 予想歴3年

◎ホッコータルマエ
  3着/1人気

○ワンダーアキュート2着/6人
▲ニホンピロアワーズ5着/5人
△ナイスミーチュー12着/14人


追記:馬場を見て。
土曜と今日を比較しても特に変わり無い。
時計はほんの少し早い程度。

・ペース予想
いきなりですが、ペース予想から。
ホッコータルマエのスタイルから、ハイペースになるのではないかと思います。

高い追走力が問われたかしわ記念でエスポワールシチーを積極的に追って行き1着。
帝王賞で中盤から早くなる中、大外を回りつつ前に並びかけ1着。
マイルチャンピオンシップ南部杯ではエスポワールシチーを楽に行かせ、4コーナーではキレの差でリードを広げられ、最後エスポワールシチーが失速したところで差を詰めるも2着。
JBCクラシックでは逃げてコーナー手前でペースを引き上げて1着。

積極策が好結果に繋がったかしわ記念、帝王賞、JBCクラシック。
マークを緩めて逃げ切りを許したマイルチャンピオンシップ南部杯。

こうして見ると、今回も積極策にこだわる可能性が高いと言えそうです。


・ステップレース見解

アンタレスS
テン平均的も中盤緩んだ中弛み戦。
ホッコータルマエは少し内外不利。
ニホンピロアワーズはロス小さいも、斤量差不利。仕掛けが少し後手になった印象。

かしわ記念
テン少し早く中盤早い底力戦。L3F最速。
ホッコータルマエは底力を活かして勝利。
エスポワールシチーは前後不利。
ローマンレジェンドは少し内外不利。

平安S
テン早く中盤かなり緩んだ中弛み戦。
ニホンピロアワーズは適性不一致、斤量差不利な中勝利。

帝王賞
テン緩い6F~5Fロングスパート戦。
ホッコータルマエは内外不利。
ニホンピロアワーズは少し内外不利。
ワンダーアキュートは慣れない逃げも、不利は無し。中盤の早さに脚を使ったか。
ローマンレジェンドは最内。

シリウスS
テン少し早く中盤緩い中弛み戦。
ナイスミーチューはかなり外を回っての2着。
グランドシチーはコースロス小さいも斤量差不利。

マイルチャンピオンシップ南部杯
テン少し緩く中盤締まった一貫ペース。
エスポワールシチーが距離適性を活かしての緩急の無い逃げ。少し前後有利。
ホッコータルマエは距離が短く、積極的にプレッシャーをかけられず。
グレープブランデーはロス無いも4着。

みやこS
小雨の影響で少し早い馬場。3番手以下はテンかなり緩く中盤が早い一貫ペース。
やや前有利な流れ。
ブライトラインがスピード持続力を活かし勝利。
インカンテーション、ナイスミーチューは内外不利。
ローマンレジェンドは斤量差不利。

JBCクラシック
5F~4Fスパート戦。
ホッコータルマエは最内。
ワンダーアキュートは内外不利。
ソリタリーキングは最内。
ワンダーアキュートは中盤が緩んだ分、帝王賞よりパフォーマンスを上げるも、ロスが響いた。


ここまでの分析から、ホッコータルマエの底力を再認識。
南部杯では適距離でスムーズに運んだエスポワールシチーにやられてしまったが、それでもラストは差を詰めていました。
中距離のロングスパート戦でもパフォーマンスを落とさないことから、マイルは短いと判断できます。
フェブラリーSに出走するなら評価を落とす必要が有りますが、今回はあまり評価を下げすぎないよう気を付けたいです。

続きは明日。


・各馬評

ホッコータルマエ
前述のように、先行力、底力、持続力を活かす形なら安定。内で包まれて後手を踏むようだと危険ですが、おそらく前をマークするのでその不安も小さいはず。

ローマンレジェンド
キレ・スピードに欠けるも、底力、持続力に良さがある馬。昨年はスピードが問われ、機動力の無さが響き4着。かしわ記念でもマイラーのスピードをこなせず3着。帝王賞でも中盤からのペースアップをこなせず6着。みやこSはテンこそ緩いものの中盤の早い展開で3着。59キロを考えればパフォーマンスを上げたといえます。更なる前進の可能性もありますが、帝王賞を見る限りまだ上位との差は大きいと感じます。

ベルシャザール
中盤の早い武蔵野Sを馬群を割って勝利。パワーと底力は魅力ですが、未知数も大きいです。メンバー強化でスピードと機動力の無さが響く可能性もあり、人気なら評価しにくいところ。

エスポワールシチー
この舞台でマークされれば恵まれが一切無いのでパフォーマンスを下げそうです。逃げて、2列目に他馬がごった返す展開なら一発がありそうですが、ホッコータルマエらがマークしてある程度は縦長になるはず。

ニホンピロアワーズ
2012年ジャパンカップダート、アンタレスS、平安Sは続けて強い競馬。帝王賞では後半勝負になり2着。先行力も高いので、前半から平均的に脚を使うレースが理想だと思います。鉄砲 [2.3.0.0]なので休み明けは気になりませんが、2走目も[3.1.1.0]なので、無難に叩きを使って欲しかったところ。体調面から使うのを控えたらしく、少し順調さを欠いているのが唯一の不安要素。

ワンダーアキュート
東京大賞典では時計のかかる馬場の消耗戦でローマンレジェンド、ハタノヴァンクールに屈し3着。帝王賞では時計の出やすい馬場で中盤からペースを引き上げられ3着。スタミナ、スピードは相反するものですが、どちらも極端に問われるのは良くないようです。JBCクラシックは恵まれの無い中での2着で、馬場が早くても距離適性でこなしました。スピード不足に感じていたフェブラリーSでも好走しており、今回の舞台は条件が好転。ローマンレジェンドよりもスピードがあるのを活かして逆転を期待。

ブライトライン
スピード持続力に優れた馬。前走は強い競馬でしたが、内外の差を考えればインカンテーションに詰められたのは微妙。斤量差不利のローマンレシェンドも0.2秒差であり、穴でも買いにくい。

インカンテーション
みやこSでは内外不利も、流れに乗っての勝利。前後不利で3着に粘った昨年のホッコータルマエと比較しても明らかに劣り、妙味もあまり無い。

ナイスミーチュー
緩急に恵まれたとはいえ平安Sでニホンピロアワーズに迫ったのは立派。シリウスSでは内外不利、斤量差不利が重なる中での2着。前走のみやこSでは先行力の無さが響き流れに乗れませんでしたが、ラストは差を詰めての0.4秒差。昨年より明らかに成長しており、妙味があります。


・予想

前へのマークがきつくなりそうなメンバー。
エスポワールシチーの競馬をされるとやっかいだが、ホッコータルマエ、パンツオンファイア辺りがそれを許さないだろう。
先行力の有るニホンピロアワーズ、気性から早仕掛けの形になるブライトラインらも続き、ペースは緩まないはず。

過度のハイペースになるとスピード不足のスタミナタイプが浮上してきそうだが、それは過去の傾向からはあまりにもイレギュラー。
順当なハイペースで追走力が問われれば、ホッコータルマエ、ニホンピロアワーズ、ワンダーアキュートの三つ巴だろう。


上位評価は、ホッコータルマエ。
2週連続で本命評価馬が不在なのは見ている人には申し訳ないが、ここは素直にこの評価。人気に見合う実力も有り、弱点も無い今回。積極策なら崩れるとは思えず、妙味は無いが高い評価を与えます。

以下は、

▲ワンダーアキュート
スピード・スタミナに偏らないタイプ。過去の好走歴から、先行力、底力、持続力の裏付けは有り、捲くりやすい今回のコースもプラス。

▲ニホンピロアワーズ
体調面が明らかに微妙なので、当日の体重、パドックを見て判断。万全ならホッコータルマエとの差は無く、こちらを本命にしたいぐらいですが。

☆ナイスミーチュー
実力を付けている割に人気が無く、資金に余裕が有れば押さえて損は無い。

▽ローマンレジェンド
ラストの失速が大きくなる展開や、時計のかかる馬場やペースなら当然評価できるも、順当なハイペースなら昨年のように機動力不足が響きそう。人気なら評価を下げます。


ホッコータルマエが断然のオッズなので、▲2頭どちらかに逆転される馬券を狙うのがいいかもしれませんね。


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JCダート2013回顧
緩い地点で進出したルメールの神騎乗

カピバラ
13期 予想歴3年

次走狙い:ニホンピロアワーズ
次走狙い:ホッコータルマエ
次走危険:ベルシャザール


追記:少し修正しました。

緩い地点で進出したルメールの神騎乗。ジャパンカップダートの回顧です。

ラップタイム:12.4-11.0-13.4-12.4-12.4-12.2-12.0-12.0-12.6

テン中盤が少し緩く、徐々にスパートがかかるラップ。
基本は上がりの早い持続力勝負に強いタイプが有利。

私が期待したホッコータルマエ、ワンダーアキュートは2・3着。
ベルシャザールにやられました。

そんなベルシャザールですが、1コーナーでは後ろから4頭目の位置。
しかし、ペースが落ち着いた3F目から少しずつ進出していきました。
そして4コーナーでは前を射程に入れることが出来る位置まで押し上げることに成功。
ジャパンカップの内田騎手とは対照的な、ペースに即した無理の無い競馬をしていました。

ワンダーアキュートは緩い追走に助けられ強い競馬。
追走力が問われてくると微妙なところが有りますが、緩んでのスパートならやはりパフォーマンスを上げてきました。
予想文では、JBCクラシックの評価を、「ワンダーアキュートは中盤が緩んだ分、帝王賞よりパフォーマンスを上げるも、ロスが響いた。」としていましたが、これは正しかったようですね。

そして、個人的にガッカリしたのがホッコータルマエの騎乗。
中盤を緩めると良さが出ませんから、スローに付き合ったのは残念でした。
これで敗因を理解してくれると良いのですが。

ニホンピロアワーズはパドック良くなかったので妥当な走り。
万全ならまた巻き返してくるはず。


ベルシャザールは強かったですが、スローペースと好騎乗に恵まれた節があるので、まだ疑いたいところですね。
機動力不足はペースが緩くて露呈しなかっただけかもしれないですし、次走以降は注意したいですね。


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