東海S2014予想
戦ってきた相手が違う⑭ニホンピロアワーズ

ベストアン馬サダー
13期 予想歴22年

◎ニホンピロアワーズ
  1着/1人気

○ナムラタイタン10着/6人
▲サトノプリンシパル5着/4人
△グランドシチー2着/3人


新装された中京競馬場のダ1800mは、スタートから最初のコーナーまでが短いために、先行ポジション争いは自然と激しくなる。その後は上り坂が続くが、向正面後半から直線の入り口までは緩やかに下っていき、直線には高低差1.8mの上り坂が待ち受けている。ダート戦らしい上がりの掛かる持久力戦になりやすく、中山・阪神にも劣らないタフなコースに生まれ変わった。地力がなければ乗りきれない舞台と言える。

この組み合わせでは⑭ニホンピロアワーズの優位は動かない。期待された昨年は②①②⑤③と平安S(GⅢ)の1勝に終わったが、敗れた相手は現ダート界の最強クラス。前走の東京大賞典は、出遅れ、4角での接触が響いたのは確かだが、スローペースの瞬発力勝負では分が悪かった。ストライドの大きい走りはいかにも広い競馬場向きで、上がりの掛かる競馬にも合っている。意外にも左回りはこれで2回目だが、過去の1走は極端に馬場が悪化した2012年川崎記念5着。これは度外視できる。最終追い切りの動きも文句なく、栗Pで76秒8-61秒4-47秒8-35秒4-10秒7(やや一杯)の好時計。大型馬らしく使われつつ良化して今回が叩き3戦目。いよいよ本領発揮だろう。

同厩舎の④ナムラタイタンが相手本線。この馬も使われつつ状態が上向いている。前走のフェアウェルS(OP)は、今年の飛躍が期待されているジェベルムーサに0秒6差の3着。少し離されたが、勝ち馬とは3キロの斤量差があったことを踏まえれば、むしろ負けてなお強しの内容。ニホンピロアワーズと同じように、ポリトラックでの最終追い切りになったが、追われてからの反応が良く、年齢的な衰えは全く感じない。前走からの2キロ減も強調材料で、前進必至。

⑩サトノプリンシパルは、前走の東京大賞典で健闘と言っていい4着。直線の手前でGⅠ馬達に一気来られて苦しくなったが、直線ではニホンピロアワーズに渋とく食い下がっている。まだまだ伸び盛りの4歳馬で、強豪に揉まれた経験を生かせれば。


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