毎日杯2014予想
ラジオNIKKEI杯上位馬の好走は続くのか?

スカイポット
14期 予想歴17年

◎アズマシャトル
  5着/2人気

○ラングレー4着/1人
▲シンガン9着/6人
△ピークトラム7着/10人
×アドマイヤヤング


3月29日(土)阪神11R 毎日杯 阪神1800m 人気12<1C〔γ〕>

1.マイネルフロスト(ブラックタイド) 58.4S
2.エイシンブルズアイ(Belgravia) 58.5
3.カゼノコ(アグネスデジタル) 52.3
4.ピークトラム(チチカステナンゴ) 59.0
5.アドマイヤヤング(フジキセキ) ?
6.アズマシャトル(ゼンノロブロイ) 59.4
7.リーゼントロック(ダイワメジャー) 56.2
8.サングラス(スタチューオブリバティ) 54.5
9.パドルウィール(クロフネ、SS) 56.3S
10.デビル(ダイワメジャー) 49.9NS
11.シンガン(Invincible Spirit) 58.3
12.ラングレー(ディープインパクト) 60.1
13.クリノジュロウジン(タニノギムレット) 46.2
14.ステファノス(ディープインパクト) 59.0∵

◇スカイポットによる予想(天星指数及びリスク)の見方
→http://baryutensei.com/008tenseiindex.htm

 阪神コースが改修されて以降7年、毎日杯は阪神1800m外回りの条件で定着した。データ的な観点からも、そろそろ傾向を読み取ることができるだろう。

 阪神の外回りコースでは、基本的に差しや追込みをBPRとする馬の好走が多い。良い末脚を使える馬が活躍する舞台ということだ。上がり連対経験を確認したところ、過去7年の3着以内馬21頭のうち、上がり連対経験がなかったのは2009年2着のゴールデンチケットのみ。上がり2位も3頭しかおらず、残る17頭が上がり1位経験を持っていた。さらに、上がり1位を記録したクラスを参照したところ、17頭中14頭が、条件戦以上での記録だった。やはり上がり実績は重要視したいところだ。

 また、阪神コースはパワーが必要となるが、適性と実力を測る上で、ラジオNIKKEI杯は関連性が深く参考になる。過去7年の出走馬中、ラジオNIKKEI杯で馬券に絡んでいた馬は5頭いるが、その全てが毎日杯でも馬券に絡んでいる(過去7年では、ラジオNIKKEI杯で馬券に絡めなかった馬で、毎日杯で馬券に絡んだ馬はいない)。同条件のアルメリア賞の勝ち馬から2頭及びアーリントンCで上がり連対経験のある馬2頭が馬券に絡んでいることも、適性面で評価できるものと考えられる。

 血統系統的には、過去7年の3着以内馬はSS系を持つ馬17頭、ND(ノーザンダンサー)系を持つ馬10頭、MP(ミスタープロスペクター)系を持つ馬8頭、GS(グレイソヴリン)系を持つ馬3頭、RO(ロベルト)系を持つ馬2頭、NB(ネヴァーベンド)系を持つ馬1頭という勢力構成。やはり、末脚が重要なのでSS系とND系が強い。

 指数との関連性を確認したところ、過去7年の3着以内馬21頭中、指数がメンバー3位以内だった馬は11頭と、それほど多くない。しかしながら、勝ち馬は全て指数3位以内で、指数1位でなかった馬は、重賞での上がり最速経験があった。これらの情報を参考に、今年の出走馬を分析していく。

 指数1位はラングレー。前々走の京成杯では10着と凡走したが、休み明けであったことと、直線で最内に突っ込んだものの、進路が開きそうで開かない状態から力を出し切れておらず、参考外にできると考える。前走2400mを使ったのがどう影響するかわからないこと、パワーの証明はできていないこと、最高指数を出した時は外国人騎手であること、前走時のように器用でない持続SHPタイプであること、軸格付け等から軸の信頼はできないが、血統系統的に良い配合で、前走条件戦で上がり1位を記録しているため、中心に据えるべき1頭であると思う。

 指数2位はアズマシャトル。前走は直線でスピードに乗ったところ、前のエアアンセムが壁となった(騎手の誘導の問題か?)ので伸びを欠いてしまったようにも見えた。アナログ面でも救えると思うところ、この馬はラジオNIKKEI杯の3着以内馬のため、本線に入れたい。初戦で上がり1位を記録して以降は2位以下と、末脚がやや甘い面も否めないが、キズナやバッドボーイも弥生賞敗退から巻き返している。血統系統的にも問題ない。

 指数3位タイにステファノスとピークトラム。ステファノスは前走こそ指数59を出したが、2走前以前は約57で安定しており、重馬場リスクによる変動だっただけの可能性がある。ただし、ディープインパクト産駒であることと、外国人騎手が乗るのはプラスか。また、ピークトラムは上がり最速経験がなく、2位すら1回。距離延長で指数を落とした過去があり(最近2走は指数57以下)、この条件は合わない印象がある。購入してもおさえまでか。

 指数5位から7位はほぼ同じ値で、エイシンブルズアイ、マイネルフロスト、シンガンが続いている。エイシンブルズアイは、千両賞で上がり最速を記録したのは評価できるが、白梅賞で逃げて楽勝した後、アーリントンCで中位のままという結果に終わった。アーリントンC組で毎日杯を好走したのは前述のとおり、前走時に鋭い末脚を使った既存指数上位馬(ディープスカイとアイアンルック)だけであり、やや物足りない。また、血統系統的に強調できるのがMP系のみというのも過去の好走例と異なる。

 マイネルフロストは上がり最速経験がなく、ラジオNIKKEI杯で負けており、走法的にパワータイプに見えないのが弱み。脚質的に先行してどれだけ粘れるかがポイントとなるので、条件は合わないと考える。

 シンガンは過去5戦で上がり最速4回という、末脚が優れた馬である。阪神の未勝利戦で速い上がり(32.7秒)を記録しており、ラジオNIKKEI杯の着外馬ではあるが、指数的に圏内である以上、狙う価値があるのではないか。ND系×ND系で、長く末脚を使うコースは歓迎。

 他では、大きなリスク(上積みリスク)があるのはアドマイヤヤングだが、初戦の2,3着馬が次戦で惨敗しており、レースレベルは高くないと考えられるし、逃げて楽勝しただけという内容も、これだけの強面が揃う重賞では経験値が足りないのではないか。

 また、穴を開けるパターンとなっているダート臨戦馬も、今回のメンバーは全て過去に芝を使って高指数を出せていないので軽視する。休み明けで阪神コースを上がり最速を出して勝ち上がったパドルウィールも、最内から抜け出す負荷の少ない競馬で特段の強さを感じなかった。

 なお、馬場は先週同様のデフォルトから、外回りのためフラットまでを想定。馬券的には、騎手が若干頼りない気がするものの、ラングレー、アズマシャトル、シンガンを中心に、指数上位馬へ流せば良いのではないか。

(追記)ステファノスは外枠に入ったため、デフォルト想定ではやや不利。前残りを警戒して、また、オッズ妙味から4番手をピークトラムに変更します(買い目においては1,2,4,14は並列の扱いです)。


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