桜花賞2014予想
阪神JF上位馬の再戦

スカイポット
14期 予想歴17年

◎ハープスター
  1着/1人気

○レッドリヴェール2着/2人
▲ホウライアキコ4着/6人
△フォーエバーモア8着/3人
×ベルカント


4月13日(日)阪神11R 桜花賞 阪神1600m 軸18<3C>

1.カウニスクッカ(マンハッタンカフェ) 57.2<-2>
2.ニシノミチシルベ(タイキシャトル) 56.0<1>
3.コーリンベリー(サウスヴィグラス) ??<-4>
4.ペイシャフェリス(スペシャルウィーク) 56.5<-2>
5.モズハツコイ(クロフネ) 55.5≠<-2>
6.レーヴデトワール(ゼンノロブロイ) 56.8<-2>
7.ニホンピロアンバー(スウェプトオーヴァーボード) 57.9↓<-4>
8.シャイニーガール(ブラックタイド) 56.0S<-2>
9.フォーエバーモア(ネオユニヴァース) 62.1<3>
10.ヌーヴォレコルト(ハーツクライ) 56.9<3>
11.フクノドリーム(ヨハネスブルグ) 54.5↓<-3>
12.レッドリヴェール(ステイゴールド) 62.1≠<3>
13.アドマイヤビジン(クロフネ) 58.9↓<1>
14.マーブルカテドラル(ダイワメジャー) 57.8NS<1>
15.ホウライアキコ(ヨハネスブルグ) 61.8<2>
16.リラヴァティ(ゼンノロブロイ) 55.0<-2>
17.ベルカント(サクラバクシンオー) 60.0↓<-4>
18.ハープスター(ディープインパクト) 63.5<2>

◇スカイポットによる予想(天星指数及びリスク)の見方
→http://baryutensei.com/008tenseiindex.htm

 桜花賞はデータアート作成レースのため、そちらの評価を上記の指数リスクの右側に< >書きで記入しています。
(参考)桜花賞データアート → http://baryutensei.com/31ouka.htm

 好評価となったのはハープスター、レッドリヴェール、フォーエバーモアの阪神JF上位3頭とホウライアキコの4頭です。指数でもこれらの馬が抜けているので、シンプルに4頭の争いと見たいですね。なお、これに続くベルカントはBPR(ベストパフォーマンスレース)が1400mかつ先行によるもので、桜花賞では消えるパターンです。

 阪神改修後の過去7年で、馬券に絡んだ21頭中、上がり連対経験がなかった馬はゼロ。1位が19頭と圧倒的です(2位の2頭はダイワスカーレットとエフティマイア)。上記の4頭では、ハープスター、レッドリヴェール、ホウライアキコには1位経験があり、フォーエバーモアは2位までです。

 血統系統的には、過去7年21頭の3着以内馬中、SS系が15頭、ND系が13頭、MP(ミスプロ)系が6頭、RO(ロベルト)系が4頭という分布でした。SS系×ND系(あるいはND系×SS系)という組合せが10頭と約半数を占めています。上記の4頭では、ハープスター、レッドリヴェール、ホウライアキコがこの組合せ。フォーエバーモアは母父がMP系です。

 今年の予想時TBI(トラックバイアスインデックス)は53.5と過去7年の中で最も低い値となっています。後方からの馬も届いているのですが、4角で外には出していない例が多く、当該指数はあまり高くなりませんでした。
(参考)TBI資料→ http://baryutensei.com/report/1404bt-oukadoc.pdf

 従いまして、事前予想をほとんどそのまま採用します(若干書き直しています)。

◎ハープスター
 ハイレベルの新潟2歳Sを今期最高指数(64.8)で圧勝し、1番人気で臨んだ阪神JFでは、最後に勢いよく伸びてきて、見た目には勝ったと思わせる体勢(騎手の位置はハープスターのほうが前)での2着。年明け初戦となったチューリップ賞では楽な手応えのまま0.4秒差の圧勝(指数60.5)と、力が違うところを見せてきました。昔の桜花賞は、前哨戦を勝ってしまうと逆に良くないというジンクスがあったものですが、コース改修後の阪神外回りは実力の発揮されやすい条件であり、ステップレースを使って良い結果を出しているのはプラスです。
 データアートでは、阪神JFを勝っていても、チューリップ賞をあと0.1秒着差を広げていても、軸の評価になったという惜しいところでした。
 馬場差がデフォルト程度で内先行タイプに有利であることは注意しておくべきですが、桜花賞はペースが流れるので、レースにおけるバイアスは1段階くらい外有利寄りになることも多く、中心の1頭に据えるべきと考えますが、単勝1.3倍というほどの硬度はないと思います。

○レッドリヴェール
 新馬戦を勝利してから約3ヶ月ぶりとなる札幌2歳Sを制し、そこから更に約3ヶ月の休み明けで阪神JFを勝利。今回はまたしても間隔をあけて牝馬クラシック第一弾に臨むこととなります。体重が少なく、使い詰めができないタイプのようです。
 阪神JFからの直行は、1999年にスティンガーが1番人気で12着に敗れたことがありますが、2000年にマヤノメイビーが7番人気2着(阪神JFは3着)という実績もあり、必ずしも可能性は否定されません。調教を見る限りは問題ないと思います(右を向く癖があるような?)。ステイゴールド産駒なので早熟ということもないでしょうし、ハープスターより前で競馬ができるのも、馬場差が内寄りであれば有利に働くでしょう。
 この馬については、阪神JFの時に、「小柄の牝馬が、あの(札幌2歳S時の)馬場を上がり1位で差したということは驚きです。他馬は脚が止まってましたから、もしかしたら凄い強い可能性もあるかもしれません。」と評価していました。今回も逆転の(女王はこっちなのですが)第一候補と考えます。

▲ホウライアキコ
 阪神JFでは2番人気に推されたものの直線で伸びを欠き7着に惨敗。しかし、この時はパドックの後半以降、発走直前に至るまでテンションが上がりすぎ、発汗も目立つなど、2007年桜花賞のアストンマーチャンを想起させるような状態でした(レースぶりも同様となりました)。精神面の影響を受けやすい大外枠であったこともマイナスだったと思われます。アストンマーチャンにしても、阪神JFで2着に好走できていた例から、精神面がまともな状態であったら、外回りコースでももう少し粘れていたのではないでしょうか。
 なお、前走のフィリーズレビューでは直線で前が詰まった不利がありましたから、評価を下げる必要はありません。人気も落ち着く今回での巻き返しを狙いたいです。が、またもや外枠を引いたのは不運。当日のパドックを見ないと何とも言えないというところです。

△フォーエバーモア
 前走のクイーンCでは、他馬と比較して指数のアドバンテージがかなりあったものの、それほど強い勝ち方ができませんでした(指数は58.9)。サフラン賞以前においても、阪神JF時ほどの指数を出したことはありません。この点では、若干の危うさを感じますが、桜花賞と同じ条件である阪神JFでの走りは展開的に嵌ったと言えるものでもなく、有力馬の1頭であることに変わりはないと見ます。
 今回、有力馬の中では最も内枠を引けましたし、馬場の内が良い状態であれば逆転の可能性もありそうです。

 他の馬については、展開が追込み馬有利になれば、マーブルカテドラル、アドマイヤビジンの3着くらいはあるかなと思いますが、マイル指数60未満かつ、データ的にも特筆できないため、割り切って軽視とします。
 なお、馬券を抜きにすると、個人的に昔応援したセイウンスカイの娘の仔、ニシノミチシルベには頑張ってもらいたいと思っています(母父でも、G1の馬柱に名前が載るだけで嬉しいものです)。


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