皐月賞2014予想
トーセンスターダムが無敗の皐月賞馬になれるか?

予想屋マスター
12期 予想歴25年

◎未定 

○トーセンスターダム11着/3人


今週のメインレースは、第74回皐月賞である。

第74回皐月賞は、バンドワゴンの回避で先行馬不在のメンバー構成となったことにより、波乱の可能性が高まっている。

そこで、競馬理論の競馬予想では、第74回皐月賞に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

弥生賞組からは、1着のトゥザワールド(川田将雅)、2着のワンアンドオンリー(横山典弘)、3着のアデイインザライフ(田辺裕信)及び5着のキングズオブザサン(大野拓弥)が第74回皐月賞に出走する。

トゥザワールドの弥生賞の勝利という結果は、若干折り合いを欠きながらも早めの先頭で自分から勝ちに行く競馬によるものであったため、レース内容としての価値も高い。

よって、第74回皐月賞の競馬予想においては、トゥザワールドに高い評価を与えて当然である。

一方でワンアンドオンリーの弥生賞の2着という結果は、3~4コーナで外から被されてしまい仕掛けが遅れてしまったため、レース内容としての価値はトゥザワールドと互角である。

そのことから、第74回皐月賞の競馬予想においては、展開次第でワンアンドオンリーがトゥザワールドを逆転可能と判断すべきである。

その一方、アデイインザライフ及びキングズオブザサンの弥生賞の内容は、上位2頭よりも見劣るので、第74回皐月賞の競馬予想において高い評価は不要である。

そして、スプリングステークス組からは、1着のロサギガンティア(柴田善臣)、2着のアジアエキスプレス(戸崎圭太)、3着のクラリティシチー(内田博幸)及び6着のベルキャニオン(福永祐一)が第74回皐月賞に出走する。

ロサギガンティアのスプリングステークスの勝利という結果は、インが有利な馬場というわけではないが、終始ロスのない競馬をさせたデムーロ騎手の好騎乗によるものであり、評価は微妙である。

そのことから、第74回皐月賞の競馬予想においては、ロサギガンティアにそれなりの高い評価を与えるべきだが、スプリングステークスの着差だけで過信は禁物である。

またアジアエキスプレスのスプリングステークスの2着という結果は、休み明けで上がり目がある体調ながらも連対を確保したことは立派だが、能力的に底を見せてしまったことも確かである。

そのため、第74回皐月賞の競馬予想においては、2歳チャンピオンでそれなりに人気になるアジアエキスプレスに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

ただし、アジアエキスプレスは競馬が上手な馬であるため、先行馬不在のメンバー構成で好位を追走できれば好走する可能性が高まる。

その一方、クラリティシチーのスプリングステークスの3着という結果は、終始外を回らされてのものであり、上位2頭とは大きな能力差がない。

よって、第74回皐月賞の競馬予想においては、外の差しが届く展開になるようであれば、クラリティシチーも好走可能と判断すべきである。

またベルキャニオンは、スプリングステークスの見所のないレース内容を見る限り、第74回皐月賞の競馬予想において高い評価は不要である。

そして若葉ステークス組からは、1着のアドマイヤデウス(岩田康誠)、2着のウインフルブルーム(柴田大知)及び3着のステファノス(後藤浩輝)が第74回皐月賞に出走する。

若葉ステークス組は、別路線組と比較すると低調なメンバー構成であった可能性が高いため、第74回皐月賞の競馬予想において高い評価は不要である。

ただし、第74回皐月賞が先行馬不在のメンバー構成であることを考慮すると、アドマイヤデウス及びウインフルブルームが楽に先行する展開に恵まれるようであれば好走可能とも判断すべきである。

また共同通信杯組からは、1着のイスラボニータ(蛯名正義)が第74回皐月賞に出走する。

イスラボニータの共同通信杯の勝利という結果は、好位のインを追走する展開に恵まれたものであったため、レース内容としては1馬身強の着差ほどの評価は不要である。

同様に、イスラボニータは、東京スポーツ杯においても好位のインを追走する展開に恵まれて勝利を収めている。
よって、第74回皐月賞の競馬予想においては、重賞2連勝の実績だけでイスラボニータを絶対視すべきではない。

ただし、イスラボニータは先行力を持つ器用な脚質なので、先行馬不在のメンバー構成の第74回皐月賞においては再度展開に恵まれる可能性も低くはない。

一方できさらぎ賞組からは、1着のトーセンスターダム(武豊)が第74回皐月賞に出走する。

トーセンスターダムのきさらぎ賞の勝利という結果は、デビュー戦で弥生賞馬のトゥザワールドを6馬身千切ったバンドワゴンを差し切ったものであり、単純なメンバー比較では断然という見方もできる。

ただし、きさらぎ賞におけるバンドワゴンは、スタート後はハナを譲るチグハグな競馬によるものであり、トーセンスターダムはこの勝利だけで勝負付けが済んだと判断すべきではない。

そのことから第74回皐月賞の競馬予想においては、トーセンスターダムに本命級の高い評価を与えて当然だが、先行馬不在のメンバー構成での追い込み脚質ということを考慮すると、脚を余す可能性も否定的ないと判断すべきである。

以上、皐月賞に出走する有力各馬の能力を分析した。

この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの最終的な予想を加味して、皐月賞の最終的な予想を決断する。

競馬理論のファンの方は、皐月賞の予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前の皐月賞の関連記事がご覧いただけます。

http://www.keibariron.com/database/satukisho

皐月賞のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

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皐月賞2014回顧
イスラボニータがまずは1冠目を獲得

予想屋マスター
12期 予想歴25年

次走狙い:トゥザワールド


第74回皐月賞は、人気が割れる混戦模様であったが、2番人気のイスラボニータ(蛯名正義)が勝利し、2着にも1番人気のトゥザワールド(川田将雅)が入り、本命サイドの決着となった。

競馬理論の競馬予想では、先行馬不在のメンバー構成で好位を追走可能な脚質面を考慮して、イスラボニータに高い評価を与えていたが、3連勝の内容がいずれも好位のインを追走する展開に恵まれていたとも分析できることから、イスラボニータを本命に予想できなかった。

レース中、イスラボニータは中団を確保し、1枠からの発走ながらも包まれることを嫌い、早めに外目に持ち出された。
そして、イスラボニータは直線に向いて楽な手応えのままトゥザワールドに並びかけると、そのまま突き放して、第74回皐月賞を制覇した。

イスラボニータの第74回皐月賞の勝利という結果は、これまでの好位のインを追走する競馬ではなく、外から勝ちに行く競馬で2着に1馬身以上の差をつけており、力の違いを見せつけた。

そのことから、次走の日本ダービーの競馬予想においても、イスラボニータに本命級の高い評価を与えて当然である。

一方で、第74回皐月賞で1番人気に推されたトゥザワールドは2着止まりであった。
レース中、トゥザワールドは外枠からすんなりと好位の外目を確保した。
そして、トゥザワールドは直線で一旦は先頭に立ったが、あっという間にイスラボニータに交わされてしまい、2着止まりであった。

トゥザワールドの第74回皐月賞の2着という結果は、外枠からの発走で終始外を回らされながらも、イスラボニータに交わされてからも盛り返す脚を見せており、レース内容としてはイスラボニータと1馬身強の着差ほどの能力差はない。

そのことから、次走の日本ダービーの競馬予想においては、展開などの条件次第では、トゥザワールドがイスラボニータとの差を詰めると判断すべきである。

また第74回皐月賞では8番人気のウインフルブルーム(柴田大知)が3着に粘り込んだ。

競馬理論の競馬予想では、先行馬不在のメンバー構成で単騎逃げ濃厚の展開面を考慮し、ウインフルブルームを穴馬として高く評価していた。

レース中、ウインフルブルームは大外枠から果敢にハナを奪い、直線ではトゥザワールドに並びかけられた後もしぶとく粘り込み、3着を確保した。

ウインフルブルームの第74回皐月賞の3着という結果は、楽に逃げを打てる展開に恵まれたことも確かだが、ペース自体は遅いわけでもないので、自分の競馬さえできればシブトイことを証明した。

そのことから、次走のNHKマイルカップ又は日本ダービーにおいては、ウインフルブルームの先行力が生かせる展開や馬場になるようであれば、粘り込みに注意を払うべきである。

一方で競馬理論の競馬予想が本命に予想した4番人気のワンアンドオンリー(横山典弘)は、4着に敗れてしまった。

競馬理論の競馬予想では、内で脚をためて一気に脚を爆発できる1枠1番を引いたことを重視し、ワンアンドオンリーを本命に予想してしまった。

レース中、ワンアンドオンリーは行き脚がつかなかったこともあり、最後方から競馬を進めた。
そして、ワンアンドオンリーは3コーナー過ぎから外を回ってロングスパートをかけ、直線でも上がりナンバーワンの34秒3の脚を使って追い込んだが、4着までが精一杯であった。

ワンアンドオンリーの第74回皐月賞の4着という結果は、ウインフルブルームが3着に逃げ粘る展開の中で最後方から外を回って追い込んだものであり、レース内容としてはイスラボニータと互角と見ることもできる。

そのことから、日本ダービーの競馬予想においては、差しが届く展開になるようであれば、ワンアンドオンリーの差し切りまであり得ると判断すべきである。

以上のように、第74回皐月賞は、イスラボニータの快勝で幕を閉じた。

この第74回皐月賞の結果により、イスラボニータがクラシック戦線で頭一つ抜けだしたが、混戦であることには変わりがない。

よって、日本ダービーの競馬予想においては、イスラボニータに注目することは当然だが、展開や条件次第では第74回皐月賞組の着順が大きく入れ替わる可能性があることも頭に入れて、評価を下すべきである。

以下のURLから2013年以前の皐月賞の関連記事がご覧いただけます。

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