青葉賞2014予想
青葉賞 スタミナ型サンデーサイレンス向き重賞。

軍神マルス
08期 予想歴16年

◎ワールドインパクト
  2着/1人気

○マイネルフロスト6着/3人
▲ラングレー11着/2人
△アドミラルシップ17着/6人


★傾向分析★
2009年 タイム 2'26"2 (良) 1FAve=12.18 3FAve=36.55
テン35.5-中盤75.7(前半38.1-後半37.6)-上がり35.0 『加速・中弛み』
1着アプレザンレーヴ・・・シンボリクリスエス×Highest Honor=ロベルト×グレイソヴリン 〔1-p〕 8-8
2着マッハヴェロシティ・・・マンハッタンカフェ×タイキシャトル=サンデーサイレンス×ヘイロー 〔10〕 5-5
3着トップカミング・・・ゴールドアリュール×サクラバクシンオー=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト 〔1-n〕 11-10

2010年 タイム 2'24"3 (良) 1FAve=12.03 3FAve=36.08
テン35.1-中盤74.7(前半37.5-後半37.2)-上がり34.5 『加速・中弛み』
1着ペルーサ・・・ゼンノロブロイ×Candy Stripes=サンデーサイレンス×レッドゴッド 〔6-a〕 10-7
2着トゥザグローリー・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔9-f〕 12-10
3着ハートビートソング・・・ゼンノロブロイ×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔4-g〕 16-15

2011年 タイム 2’28”8 (良) 1FAve=12.40 3FAve=37.20
テン37.4-中盤77.0(前半39.3-後半37.7)-上がり34.4 『加速・中弛み』
1着ウインバリアシオン・・・ハーツクライ×Storm Bird=サンデーサイレンス×ストームバード 〔19-c〕 16-13
2着ショウナンパルフェ・・・アグネスタキオン×Great Commotion=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔11-d〕 3-3
3着トーセンレーヴ・・・ディープインパクト×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕 9-11

2012年 タイム 2’25”7 (良) 1FAve=12.14 3FAve=36.43
テン35.1-中盤75.7(前半38.6-後半37.1)-上がり34.9 『中弛み』
1着フェノーメノ・・・ステイゴールド×ディンヒル=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔11-d〕 9-8
2着エタンダール・・・ディープインパクト×Montjue=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔9-f〕 5-5
3着ステラウインド・・・ゼンノロブロイ×スピニングワールド=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔4-m〕 9-8

2013年 2’26”2 (良) 1FAve=12.18 3FAve=36.55
テン36.6-中盤74.9(前半38.2-後半36.7)-上がり34.7 『加速・中弛み』
1着ヒラボクディープ・・・ディープインパクト×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード 〔8-c〕 4-4
2着アポロソニック・・・Big Brown×Pure Prize=ダンチヒ×ストームバード 〔1-c〕 1-1
3着ラストインパクト・・・ディープインパクト×ティンバーカントリー=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔13-a〕 5-5

 流れは、中盤が弛みやすい『中弛み』が基本。過去5年のうち、4年で『加速』の流れも複合していて、緩い流れからの末脚勝負の様相。特に中盤の6Fの弛みっぷりは、タイムで考えると異常ともいえる弛み具合。厳しいペースにはまずならないと思われ、4コーナー10番手以降の馬の好走も多く、上がり重視のレースと考えてよいと思われる。

 血統の傾向は、上がりの競馬になりやすいことからサンデーサイレンス系が得意とする流れ。サンデーサイレンス系は、アグネスタキオン・ダンスインザダーク・マンハッタンカフェ・ゼンノロブロイ・ハーツクライ・ディープインパクト・ステイゴールドなどスタミナ型サンデーサイレンス系向き。
 またサンデーサイレンス系以外では、サドラーズウェルズ系やロベルト系の欧州型のスタミナタイプの好走も目立つように思います。それからダービーと同じコースのため、ダービー好走血統が好走多し。父自身が好走した産駒やすでにダービー好走馬をだした種牡馬は要注意。
 なおサンデーサイレンス系×欧州スタミナ型血統配合馬は最適で、近年はサンンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系配合馬(=ダンチヒ系、サドラーズウェルズ系、ニジンスキー系、ストームバード系など)かサンデーサイレンス系×大系統ナスルーラ系配合馬(=グレイソヴリン系、レッドゴッド系、プリンスリーギフト系など)の好走が多い。

 牝系の傾向は、No.〔1〕〔5〕〔6〕〔9〕〔23〕の牝系が複数好走馬を出しています。
どの牝系も直線の長いコースに向いていて、クラシック春シーズンに成長力が充実する牝系です。

 好走馬のステップの傾向としては、前走毎日杯で好走していた馬の連続好走が多いこと(=毎日杯→青葉賞:03年1着→2着タカラシャーディー、04年2着→3着シェルゲーム、06年1着→1着アドマイヤメイン、06年3着→2着マイネルアラバンサ、07年2着→1着ヒラボクロイヤル、08年2着→1着アドマイヤコマンド、09年3着→1着アプレザンレーヴ、11年3着→3着トーセンレーヴなど)。
 弥生賞ちょい負け組の反撃もあり(弥生賞→青葉賞:11年7着→1着ウインバリアシオン、12年6着→1着フェノーメノ)。
 また前走芝2200m1着馬も好走が多いです(=02年1着シンボリクリスエス、03年1着ゼンノロブロイ、05年1着ダンツキッチョウ、10年2着トゥザグローリー、12年2着エタンダール、13年1着ヒラボクディープ・2着アポロソニック・3着ラストインパクトなど)。

★予想★
青葉賞のポイントは、
①流れは、『加速・中弛み』の複合ラップになることが多く、4コーナー5番手以内の好走が多い。
②スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多い。
③欧州スタミナ型血統にも注目。
④ダービー好走血統は要注目。
⑤No.〔1〕〔4〕〔9〕の牝系の好走が多い。
⑥毎日杯好走馬の好走が多い。
⑦弥生賞ちょい負け組の反撃も多い。
⑧前走芝2200m条件戦好走馬の好走も増えている。特に4コーナー5番手以内の上がり上位馬で、人気馬よりも伏兵の人気の方が期待大。
⑨芝2200mオープン実績がある馬にも注目。

◎ワールドインパクト・・・ディープインパクト×Pivotal=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔21-a〕
 前走500万条件戦大寒桜賞1着(=中京芝2200m)。東京芝コースは初で、芝2400m戦は(0-1-0-0)。これまで全5戦(2-3-0-0)と堅実な馬で、芝2200mは(1-1-0-0)とスタミナ型の適性を有し、芝2000m以上では上がり3位以内で好走している馬でもある。前走は後方から直線一気で差し切ったが、本来は先行もできる馬でもあり、内枠の利を活かして好位で展開すれば好走必至と考えて、堅軸とみて評価する。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Pivotalはヌレイエフ系で、2歳から走り、距離の融通性があり成長力もある。下手に小細工するより直球勝負型で、力の勝負に持ち込んでこその血統。
 No.〔21〕の牝系は、ダンツフレームやチアズグレイスやアローキャリーなどがいるスパルタ型の叩き良化型の牝系。勝ちが利率は高いが、基本的には晩成傾向。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く好走可能と考える。また父親よりもスケールが小さくなる傾向。

○マイネルフロスト・・・ブラックタイド×グラスワンダー=サンデーサイレンス×ロベルト 〔15-a〕
 前走毎日杯1着(=阪神芝1800m)。東京芝コースは(1-0-0-1)、芝2400m戦は初。毎日杯好走馬は、青葉賞でも連続好走することが多く、前走青葉賞は上がり最速で好走しているし、十分好走は可能と考えて好走に期待して評価する。ブラックタイドとディープインパクトは全兄弟にて、青葉賞での好走にも期待できると考える。
 ブラックタイド産駒はサンデーサイレンス系で、ディープインパクトの全兄でもあり同配合。現役時代もディープインパクトと比較して馬格で上回り、その傾向は産駒にも現れているようで本馬も馬体重は480kg前後。ディープインパクト産駒のイメージだと芝でキレる脚を使う中距離型のタイプなのだが、本産駒の傾向としては逃げ・先行の粘り込みだが、それほど器用とは思えない様子で、ゆったり流れる展開を前々で押し切るか、ハイペースを大外から差し切る競馬が合う。適距離は芝1600m~2200mで直線の長いコース向きだが、もっさりした馬はダートが主戦場になる可能性も高い。母父グラスワンダーはロベルト系だが、グラスワンダーの母父ダンチヒの特性も活かしやすい「ダンチヒ型」と父系そのままの「ロベルト型」とがいる。得意距離や得意コースがピンポイントで存在し、守備範囲がはっきりしている。スピードの豊かなタイプが「ダンチヒ型」で、ハイペースの二枚腰が持ち味で、時計勝負を苦にせず内枠や小回りの成績が良い。「ロベルト型」は、叩き良化型で根幹距離の厳しい流れが向き、不器用だが底力を問われたりスタミナのいる展開でこそのタイプ。能力が開花する中長距離に向き、成長力に富み、若い時期はジリ脚で詰めの甘かった馬が、切れ味を身に付けて上昇する。
 No.〔15〕の牝系は、活躍馬が少なく近年では活躍馬はスマイルジャックくらい。未だはっきりとした傾向は少ないので今後の分析が必要な牝系。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く好走可能と考える。また父親よりもスケールが小さくなる傾向。

▲ラングレー・・・ディープインパクト×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード 〔20〕
 前走毎日杯4着(=阪神芝1800m:0.1秒差)。東京芝コースは(2-0-0-1)、芝2400m戦は(1-0-0-0)。前走毎日杯では、終始外々を回り差したが届かずの内容で、また芝1800mややや距離不足の感じであった。前々走500万条件戦ゆりかもめ賞1着(=東京芝2400m)で、このコースで好走歴はあるし速い上りも繰り出せるため、巻き返しは可能と考えて好走に期待して評価する。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Storm Catはストームバード系で、斬れよりも全体のスピードに優れ、ハイペースに強いが、揉まれる競馬は苦手。大一番よりも前哨戦が向くタイプ。またストームバード系の特性として、勝負強さや底力には欠ける点と勢いがなくなるとスランプに陥る点には注意が必要。
 No.〔20〕の牝系は、フサイチエアデールやフサイチリシャールなどがいる、2歳戦から走れて仕上がりは早いが、古馬になりもう一皮向ける成長力を有す牝系。人気では詰めが甘く、脇役にての好走が多い牝系でもある。小回りコースは得意だが底力はなく、近年は苦戦傾向にある。分枝記号なしは、やや晩成気味ながらも、平均的に能力を発揮するタイプと考える。

△アドミラルシップ・・・ゼンノロブロイ×Kris S.=サンデーサイレンス×ロベルト 〔7-f〕
 前走若駒S3着(=京都芝2000m:0.2秒差)。東京芝コースは初で、芝2400m戦も初。今回約3ヶ月半の休み明けとなるので、未知数の点があるが分枝記号特性で苦にせず好走可能と考え、また前走若駒Sでは、皐月賞2着トゥザワールドと0.2秒差から、能力は高いと考えて好走に期待して評価する。先週のフローラSでは1着にゼンノロブロイ産駒のサングレアルが好走しているし、馬場的には合うと考えて期待する。
 ゼンノロブロイ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、脚を溜めて鋭くキレるタイプが多いサンデーサイレンス系の中で、速いペースを追いかけて前で展開し踏ん張る競馬もこなせる適性の広さが持ち味。フジキセキ+マンハッタンカフェ的な特徴を有し、万能型のイメージ。人気馬がしっかり好走する比較的堅実なタイプが多い。産駒は中山芝コースでの好走が多く、東京芝コースでは3着になることが多いのが特徴で、コーナーワークが上手いということで小回りのローカルコースにも向くと考える。また産駒は道悪で馬場が悪くなっても好走可能なタイプが多く、10年オークス(=やや重)などからも馬場が渋って距離延長なら好走しやすい特徴を有している。体力は豊富で、リフレッシュ効果が大きく、鮮度の活かせる休み明けで立ち直る馬が多い傾向もある。Kris S.はロベルト系で、年齢を問わず、秋以降になると上昇気流に乗り、厳しい展開ならマイルでも通用するが、基本は芝向きの中長距離血統。惜敗を続けながら力をつけ、本格化すると信頼性は増す。ただ素質のない馬を追いかけるとドツボにはまるので、条件戦よりも重賞でこそ大きく勝負したい。重賞初挑戦でも格負けすることはない。
 No.〔7〕の牝系は、牡馬と互角に戦う牝馬が多く、京都コースや阪神コースでの好走が多い牝系。また距離変更ショックや位置取りショックなどのショックが良く効く特性があり、間隔を詰めた時にも良く好走する。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。


tipmonaとは?

青葉賞2014回顧
青葉賞 ダービーに向けて②。

軍神マルス
08期 予想歴16年

次走狙い:ショウナンラグーン
次走狙い:ワールドインパクト


2014年 タイム 2’26”5 (良) 1FAve=12.21 3FAve=36.63

ラップ
①12.5-②10.9-③12.4-④12.6-⑤13.0-⑥12.6-⑦13.1-⑧12.5-⑨12.1-⑩11.8-⑪11.1-⑫11.9
1FAveとの誤差
①+0.3 ②-1.3 ③+0.2 ④+0.4 ⑤+0.8 ⑥+0.4 ⑦+0.9 ⑧+0.3 ⑨-0.1 ⑩-0.4 ⑪-1.1 ⑫-0.3
テン35.8-中盤75.9(前半38.2-後半37.7)-上がり34.8  『加速・中弛み』

『加速』・・・逃げ◎ 先行○ 差し△ 追込×
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○

1着ショウナンラグーン・・・シンボリクリスエス×マンハッタンカフェ=ロベルト×サンデーサイレンス 〔10-d〕 13-13
2着ワールドインパクト・・・ディープインパクト×Pivotal=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔21-a〕 8-6
3着ヤマノウィザード・・・ディープインパクト×リアルシャダイ=サンデーサイレンス×ロベルト 〔4-m〕 11-10

流れは、テン-上がりのラップ差から『加速』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。展開的には、逃げが最も恵まれ、次いで先行、差し・追込には厳しい流れと考える。

1着ショウナンラグーンは、前走500万条件戦山吹賞3着(=中山芝2200m:0.3秒差)からの激走。東京芝コースは(0-0-1-0)、芝2400m戦は初でした。前走は500万条件だが、山吹賞を上がり上位で好走していた馬で、近年はこの手の条件戦好走馬の好走が増えていて、特に芝2200mを好走していて上がり上位での好走馬の場合は要注意。近年は条件戦の中でも山吹賞は特に好走馬が多く、上がり上位馬や前に展開して好走した馬は注目すべきと反省する(=12年2着エタンダール・3着ステラウインド、13年2着アポロソニックが好走)。またシンボリクリスエスもマンハッタンカフェもどちらも東京芝2400mGⅠ好走血統でもあったし、適性は合っていた馬だったと反省する。また分枝記号特性からも好走も可能だった馬にて、侮ってしまった点は反省したい。青葉賞好走馬は、ダービーでも好走が多く、今回展開的には厳しい流れの中での好走なので、その好走した能力は評価したく、次走人気がなく侮られるようなら積極的に狙ってみたい。
 シンボリクリスエス産駒はロベルト系で、本格化前までは詰め甘で、持久力とスピードの持続性能に優れていて厳しい流れでこそ本領発揮するが、意外にあっさり強敵相手に凡走する淡泊さも持ち合わせている。2歳~3歳春の時期のロベルト系は全般的に詰め甘なことが多いが、クラシック春シーズンを終えると本格化を始める。またロベルト系は緩い流れよりも、ペースの締まる流れで底力を問われると好走しやすくなる特性もある。特にレコード決着など時計が速くなる厳しい流れで覚醒する。叩き良化型でさらに上昇中はロベルト系の好走ポイント。母父マンハッタンカフェはスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが素軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。また道悪の成績が良く、パンパンの良馬場よりも多少時計の掛かる馬場向き。丈夫さが取り柄で、詰まったローテーションや高齢馬が穴をあける。
 No.〔10〕の牝系は、スピードの持続性能に優れた牝系。短距離だとペースの弛まない淡々としたペースに向く。または長距離と距離適性は幅広いが極端。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持ち、特にトライアルレースなど前哨戦快勝→GⅠは必殺のローテーションとなる。

2着ワールドインパクトは、前走500万条件戦大寒桜賞1着(=中京芝2200m)からの好走。東京芝コースは初で、芝2400m戦は(0-1-0-0)でした。これまで全5戦(2-3-0-0)と堅実な馬で、芝2200mは(1-1-0-0)とスタミナ型の適性を有し、芝2000m以上では上がり3位以内で好走している馬でもあり、前走は後方から直線一気で差し切ったが、本来は先行もできる馬でもあるので、内枠の利を活かして好位で展開すれば好走必至と考えて、堅軸とみて評価し、結果2着好走。本馬も芝2200m条件戦好走馬からのステップでの好走で、やはり近年このタイプは青葉賞では要注目と考える。また本馬は芝2200mオープン実績もあった馬にて、この点も重要なポイントでは?と考える。突きぬけられなかったが、それでも2着は確保したし、詰めは甘いが相手を苦にせず好走するタイプのようで、次走ダービーでも侮られるようなら1着ショウナンラグーン同様に狙ってみたい馬と考える。芝2400mでも連続好走しているし、その経験はプラスと思うので、次走の好走に期待します。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Pivotalはヌレイエフ系で、2歳から走り、距離の融通性があり成長力もある。下手に小細工するより直球勝負型で、力の勝負に持ち込んでこその血統。
 No.〔21〕の牝系は、ダンツフレームやチアズグレイスやアローキャリーなどがいるスパルタ型の叩き良化型の牝系。勝ちが利率は高いが、基本的には晩成傾向。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く好走可能と考える。また父親よりもスケールが小さくなる傾向。

3着ヤマノウィザードは、前走すみれS7着(=阪神芝2200m:1.1秒差)からの好走。東京芝コースは初で、芝2400m戦は(1-0-0-0)でした。前走は芝2200mのオープン戦で凡走していた馬だが、前々走は500万条件戦梅花賞1着(=京都芝2400m)で好走していた馬でした。距離実績もあった馬だし、またこのレースでは好走の多いディープインパクト産駒と考えると、もう少し評価して良い馬だったと反省する。前走こそ凡走したが、それ以前は上がり上位で好走していた馬にて、侮ってはいけなかったと反省する。また東京芝2400mは、まずディープインパクト産駒が強いコースと再認識し、そこから入るのが正解への近道だと反省する。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父リアルシャダイはロベルト系で、多少のジリっぽさがあるものの消耗戦となれば一気に台頭するステイヤー血統。
 No.〔4〕の牝系は、2歳時にも好走可能だが、3歳春から力をつけてクラシックでも好走することの多い牝系。成長能力に優れ、スタミナも豊富。2歳時はもともとの素質で走る感じだが、3歳春シーズンになると実が入り始める。分枝記号mは、勝ち上がり率は高いが、能力の壁にぶつかると乗り越えることが少ないタイプ。よく言えば自分の持てる力を全て吐き出すが、相手がそれ以上だとあっさり負けてしまうタイプ。ただし弱い相手には滅法強いタイプ。 ただし自身が強ければとことん強い可能性は十分(=テイエムオペラオーやカワカミプリンセスなどが分子記号mで、連続好走中の上昇期は逆らうのは痛い目をみることが多い)。

青葉賞のポイントは、
①流れは、『加速・中弛み』の複合ラップになることが多く、4コーナー5番手以内の好走が多い。
②スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多い。特注はディープインパクト産駒。
③欧州スタミナ型血統にも注目。
④東京芝2400mGⅠ好走血統は要注目。
⑤No.〔1〕〔4〕〔9〕の牝系の好走が多い。
⑥毎日杯好走馬の好走が多い。
⑦弥生賞ちょい負け組の反撃も多い。
⑧前走芝2200m条件戦好走馬の好走も増えている。特に4コーナー5番手以内で好走している馬or上がり上位で好走している馬。人気馬よりも伏兵の人気の方が期待大。
⑨芝2200mオープン実績がある馬にも注目。


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >