天皇賞(秋)2014予想
順調さ重視なら!

クライスト教授
10期 予想歴35年

◎イスラボニータ
  3着/1人気

○マイネルラクリマ11着/13人
▲ジェンティルドンナ2着/2人
△フェノーメノ14着/3人
×エピファネイア
×マーティンボロ


「S」・・・今回の主役ジョッキーは蛯名だったが、その蛯名が休み明けのフェノーに回り、事もあろうに順調さで上回るイスラにルメールが起用されたからには、さすがにメジャーリーガーと二軍ほど腕の差があるこの二人の差と馬の順調さから、『もしも蛯名がルメールに先着するなど“ヤラセ”以外に有り得ない』となるため、連軸ルメールは不動として「S」勝負と判断。

◎=イスラボニータ
過去の成績からすればハープスターには敵わない馬かもしれない。だが、それは2才時における結果であり、成長した今ならハープに迫る走りも十分期待できると思われる。何しろ今年の3才世代で唯一上位クラスで安定した走りをしている事で2才時よりあきらかに成長していると思われるから。
また、ハープが凱旋門賞で日本馬最先着を果たして現役トップクラスの実力を示したからには、国内残留休み明けG1馬やその他の馬相手なら互角以上と考えるのは道理だろう。
そこに毎日王冠(札幌記念は戸崎騎乗で5着の馬の優勝と人気薄の2着で決まった格下決着)から1・2着馬が出てこない今年のメンバー構成、セントライト記念を叩いて菊花賞を捨てて臨戦してくる順調さの面でも、休み明けの古馬G1馬たちより優位な同馬が好走する可能性はより高いはず。
おまけに鞍上技量が二軍からメジャーリーガーにアップしたからには【武豊がウオッカから降ろされて起用されたルメールがキチンと優勝した事=「ルメール>武豊>蛯名」】、いくらフェノーが有力でも同馬がフェノーの後塵を浴びるなど考えられないし、普通は起こってはならない事のはず。
ルメールの技量が加わった時点で“同馬の連軸は確定、常識的には1着ほぼ間違いなし”としか考えられないため不動の本命とする!

○=マイネルラクリマ
1着が◎でほぼ決まりと考えた場合、“2着争いは却って混戦化する”と推察しなければならなくなる。なぜなら、◎が鞍上強化と共に“順調さ”を重視できる事で軸馬になるからには、同じく例年でさえ休み明けのG1馬よりTR戦好走馬が好走するレースであるここは余計に順調さを重視しなければならないから。
もちろんここに参戦する2頭のG1馬が強い事は十分分かっているが、ジェンティルもフェノーも共に長距離実績ある古馬であり、しかも普通なら休み明けのここで全力投球するとは考え難い事に加え、例年重視すべきTRの毎日王冠の1・2着馬が不出走で格下感が否めない事でもう一つのTRたるオールカマー勝ちで臨戦してくる同馬の方がより好走する可能性が高いと考えるのは至極妥当となるはず。
また同馬には、好位競馬できる自在性の利点があり、余程テンの競り合いが激化しない限りはたとえ大外枠でも十分好走できると考えて対抗に抜擢した。
【同馬の前走が戸崎だったので好枠のジェンティルが休み明けでも好走するなら○も好走できる…と言う騎手変更面のつながりにも期待。全ては柴田大の仕掛け次第なのでぜひ焦る事なくじっくり乗ってもらいたい!】

▲=ジェンティルドンナ
昨年の2着から『もしかするとJC3連覇を捨ててここで全力投球してくるかも…』と一瞬考えたが、『それなら鞍上は同馬を一番よく知る国内唯一の海外でも勝負できる腕を持つ岩田康を起用するはず』と考えていた。
ところが蓋を開ければテン乗りの戸崎になった事で、『テン乗りだけに休み明けのここではさすがにムリな勝ち負け競馬は仕掛け難い=JC狙いがやはり妥当』と思われるからには、自在性ある脚質上の強みを考慮しても次走が狙い目となるため“今回は2・3着争いまで”と見て単穴とした。
【もちろん、枠順を最大限に利用されたら◎を倒せる一番手になるだろうが…】

△=フェノーメノ
休み明けも実績はあるし、当初主役と見ていた蛯名なので好走してもおかしくない事は分かっているのだが、先週蛯名が菊花賞乗り変わり2着した事で、却って負けへの布石(補填)としか考えられなくなってしまった。
つまり、蛯名の後釜に破格の技量差を持つルメールが起用された事から『主役は騎手ではなく馬である』となり、同馬は好走しても複勝争いまでとしか思えなくなったと言う事。
思えば、一昨年の2着時もデムーロのエイシンFに足元を掬われた蛯名とのコンビであり、それが今回は休み明けなのにルメールに先着するなど「武豊より劣る蛯名の追えない腕ではスカイツリーの天辺から飛び降りても常識的には不可能」と判断するのが道理のはず。
また、いくら蛯名が降りてない事が好材料でも、「それはルメール以外の馬に先着できるかもしれない」と言うだけであり、ならば次走狙い目となる▲と同じ立場と考えるのが妥当となるはず。しかも▲馬が「蛯名より上手い戸崎である事」からも“ここは同じ立場のジェンティルとの3着争いまで”としか見られないため今回は複穴までとした。

X=エピファネイア
同馬の素質が現役上位クラスである事は誰もが分かっている事。
しかしながら、春の凡走がいくら同馬の実力じゃなかったにしても、今回も鞍上変更なしで臨戦してきたからには『一発よりも消える可能性の方が高い』としか考えられなかった。言うまでもなく仮に馬が復調したとしても、同馬を騎乗力で好走させる事ができない騎手のままでは“復調しててもこのメンバー相手では掲示板まで”と考えるのが妥当を超えて正着としか思えないからだ。
何より今回の同馬は“先ずは復調”であるはずで、この状態で福永息子で馬券になるなど“それこそヤラセ”以外に考えられないため消し馬にせざるを得なかった。
【最近主催者が徐々にこの騎手を干しに掛かっている様子が見えるは良い傾向なので、ぜひとも昨年のような不可解な大勝など起こらない正しい騎手実力で決まる事を願ってやまない】

X=マーティンボロ
上がり馬と言う意味では最も面白味のある馬だと思っていたが、前走の強引な勝ち方が騎手の腕によるものである事は周知のとおりであり、仮に今回はスムーズな競馬ができたとしてもローウィラーほど追える腕があるとは思えない川田では“せいぜい休み明け時の藤岡佑よりちょっと上まで”と考えるのがさすがに今回のメンバー相手では妥当のはず。
ましてや、もしも前走のように前が塞がれてしまった場合はムチャな割り込みなどできない事必至で、それこそ「まさかのハープはご苦労様でした川田くん。ここはご祝儀です」があったとしても“奇跡の複勝まで”としか考えられなかったため消し馬とした。

※サトノの岩田康に?
前走の大敗で和田を降ろすのは当然だが、いくら岩田康戻しでもさすがに負けすぎの前走成績では巻返しは難しいだろう。
何より、腐っても同年代の菊花賞馬が臨戦しているからには、同馬の大穴は菊花賞馬の好走まで絶対に考慮しなければならなくなり、それでは上記の予想全てを覆さねば成立しない事になってしまう。
これだけ見ても“岩田康潰し”が覗える事に、『騎手は実力で良い馬に乗れるようにすべき』と思っている私としては大いに不満なのだが、今回ばかりはさすがに岩田康の腕でも好走は期待できない。


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天皇賞(秋)2014回顧
北村宏優勝であきらかになった事!

クライスト教授
10期 予想歴35年

次走狙い:スピルバーグ
次走危険:エピファネイア


レースレベル「5」・・・どんな結果になろうとも優勝馬が一流馬になるのがこのレースの重みである。
これが初重賞でも、騎手がG1役立たずで有名だった北村宏でも馬は一流であるからにはレベルは最上級なのは確定。

○=スピルバーグ
どんな展開であろうとも1頭だけ別次元の脚で勝ち切ったからには、今後の古馬戦線を牽引する馬になるはずで次走がどこになるか不明ながら狙い馬筆頭は間違いなし。

X=エピファネイア
同馬にとって理想的な展開になったにも関わらず伸びを欠いたのは物足りない内容。おそらく鞍上が小出しに脚を使っていたのだろう。だからこそ能力に見合わない伸びになってしまったとしか思えない。
いずれにしても福永が乗っている限り同馬が復調するのはG2・G3レースまでレベルを落とすしか今の所は手がないだろう。
【何と不幸な世代だろう。ロゴは村田、エピファは福永のせいで駄馬になってしまうのだから…キズナの復活を待つしかないのかなあ…淋しいな】

※北村宏優勝で分かる事!
大野、代打の浜中、酒井、そして北村宏と『まさかこのレベルの騎手が勝つとは』と言う結果しか出ていない。
しかも北村宏などは藤沢和厩舎でしかG1を勝てないと言うのを示し、まるで古いタイプの騎手としか言えないだろう。
きっと福永のような縁故騎手に見切りをつけるためには、調教師の下でしっかり下積みを積んでいる者でなければならないのだろうと私は密かにほくそえんでいる。
この調子で一日も早く、競馬学校ではなく厩舎による騎手育成に戻る日が来る事を願って止まない。
とりあえず福永祐一を干すか辞めさせるのが今一番必要な改革になるだろう。

とにかく今後の新人や若手騎手たちには先行対応力【先行競馬で如何に流れを乗れるか、もしくは作れるか】を磨いて欲しいと思う。
逃げるか追い込むかの決め打ちはレースに慣れればいつでもできるが、能力の足りない馬=人気薄の馬を好走させるには好位置を取る事こそが一番の手段であるからには、先行力を磨かない事には技量を上げる事はできないから。
【反面教師が三浦…彼が差し馬で好走するのは単に馬の能力で流れに乗った競馬でしか勝てないから。だから新人記録を作ってもその後伸びないのである!】


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