ア共和国杯2014予想
ホッコーブレーヴが格の違いを見せつけるか?

予想屋マスター
12期 予想歴25年

◎未定 

○クリールカイザー2着/4人


今週のメインレースは、第52回アルゼンチン共和国杯となっている。

第52回アルゼンチン共和国杯は、G1の狭間に行なわれるレースであり、一線級不在である上にハンデ戦ということもあって、混戦模様が予想される。

そこで、競馬理論の競馬予想では、第52回アルゼンチン共和国杯に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析していく。

オールカマー組からは、3着のクリールカイザー(吉田豊)、6着のフェイムゲーム(北村宏司)、15着のセイクリッドバレー(三浦皇成)および18着のマイネルメダリスト(蛯名正義)が第52回アルゼンチン共和国杯に出走することになっている。

オールカマーでのクリールカイザーの3着という結果は、直線でスムーズに馬群をさばいており、中長距離ならば重賞レースでも通用する能力を示したといえる。

つまり、第52回アルゼンチン共和国杯の競馬予想においては、クリールカイザーに相応の高い評価を与えるべきである。

一方で、オールカマーでのフェイムゲームの6着という結果は、休み明けと終始外を回らされた上での結果であり、レース内容としては着順以上の価値があるとみている。

よって、第52回アルゼンチン共和国杯の競馬予想においては、フェイムゲームにクリールカイザーと互角又はそれ以上の評価を与えるべきであろう。

その一方で、セイクリッドバレーおよびマイネルメダリストは、オールカマーでの見所のないレース内容を見る限りでは、第52回アルゼンチン共和国杯の競馬予想において高い評価は不要であろう。

ただし、マイネルメダリストは、同じ条件の目黒記念を制覇していることからも分かるように、叩き2走目で得意の条件に戻る第52回アルゼンチン共和国杯において、巻き返しに注意を払うべきである。

そして、アイルランドトロフィー組からは、2着のエックスマークおよび3着のスーパームーン(内田博幸)が第52回アルゼンチン共和国杯に出走することになっている。

アイルランドトロフィーでのエックスマークおよびスーパームーンの好走は、次元の違う強さを見せたエイシンヒカリには離されてしまったが、悪くないレース内容であった。

なお、スーパームーンは、去年の秋の東京戦でホッコーブレーヴと僅差の競馬をしていたため、重賞レースでも能力差はないとみている。

そのため、第52回アルゼンチン共和国杯の競馬予想においては、エックスマークおよびスーパームーンにも連下候補程度の評価は与えるべきであろう。

そして、宝塚記念組からは、8着のホッコーブレーヴ(田辺裕信)が第52回アルゼンチン共和国杯に出走することになっている。

宝塚記念でのホッコーブレーヴの8着という結果は、直線で行き場を失ったため、度外視可能である。

なお、ホッコーブレーヴは、天皇賞(春)でも僅差の3着に好走していたため、このメンバーに入れば実績的には一番であろう。

つまり、第52回アルゼンチン共和国杯の競馬予想においては、休み明けでも体調さえ万全であればホッコーブレーヴが好走してもおかしくないと判断すべきである。

そして、京都大賞典組からは、8着のデスペラード(横山典弘)および12着のプレティオラス(横山和生)が第52回アルゼンチン共和国杯に出走することになっている。

京都大賞典でのデスペラードの8着という結果は、休み明けとはいえ、もう少し走って欲しいレース内容であった。

ただし、デスペラードは、過去のレースも展開に恵まれたとはいえ、G2を2勝している経歴をもっている。
そのことから、第52回アルゼンチン共和国杯の競馬予想においては、長距離適性の高いデスペラードにも多少の注意を払うべきであろう。

その一方で、プレティオラスは、京都大賞典での見所のないレース内容を見る限りでは、第52回アルゼンチン共和国杯の競馬予想において高い評価は不要であろう。

そして、七夕賞組からは6着のラブリーデイが第52回アルゼンチン共和国杯に出走することになっている。

七夕賞でのラブリーデイの6着という結果は、インが極端に有利な馬場状態で終始外を回らされたせいであったため、レース内容としては悪くないとみている。

なお、ラブリーデイは、勝ちきれてはいないが、重賞レースで3度も2着があり、重賞レースをいつ勝ってもおかしくない能力を秘めている。

すなわち、第52回アルゼンチン共和国杯の競馬予想においては、先行力を生かせるレース展開になるならば、ラブリーデイに高い評価を与えて当然であろう。

そして、鳴滝特別組からは、3着のエーティータラントが第52回アルゼンチン共和国杯に出走することになっている。

鳴滝特別でのエーティータラントの3着という結果は、スローペースで脚を余したが、悪くないレース内容であったとみている。

この点を考慮して、第52回アルゼンチン共和国杯の競馬予想において、格下ではあるが、相手なりに走るエーティータラントにも押さえ程度の評価は与えるべきであろう。

以上のように、競馬理論の競馬予想では、第52回アルゼンチン共和国杯に出走する有力各馬の能力を分析した。

この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第52回アルゼンチン共和国杯の最終的な予想を決断する。

競馬理論のファンの方は、第52回アルゼンチン共和国杯の予想をお楽しみに。

以下のURLから2014年以前のアルゼンチン共和国杯の関連記事がご覧いただけます。

https://www.keibariron.com/database/argentinacup

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ア共和国杯2014回顧
フェイムゲームが力の違いで圧勝

予想屋マスター
12期 予想歴25年

次走狙い:クリールカイザー
次走狙い:フェイムゲーム


アルゼンチン共和国杯は、2番人気のフェイムゲーム(北村宏司)の圧勝で幕を閉じたレースだった。

競馬理論の競馬予想では、天皇賞・春、オールカマーで外を回らされても僅差だった点や着順以上に強いレース内容と内枠を引いた今回は、フェイムゲームを自信の本命に予想していた。

レース中、フェイムゲームは、中団よりやや後方のラチ沿いで脚をためていたが、直線に向くと前が詰まっていた。

しかし、フェイムゲームは、直線半ばでクリールカイザーの外に持ち出されたあとは、あっという間に突き抜けて、アルゼンチン共和国杯を制覇した。

アルゼンチン共和国杯でのフェイムゲームの勝利という結果は、最終的な2馬身強の着差が示すように、力の違いを見せつけたといえる。

つまり、今後の重賞戦線の競馬予想において、アルゼンチン共和国杯組の中でフェイムゲームに最も高い評価を与えるべきであろう。

一方で、今回のアルゼンチン共和国杯では、4番人気のクリールカイザー(吉田豊)が2着に粘り込んだレースでもあった。

競馬理論の競馬予想では、フェイムゲームに先着したオールカマーのレース内容から、クリールカイザーにも同様に高い評価を与えていた。

レース中、クリールカイザーは、デスペラードの大逃げを見る形の2番手を進んで、直線でもしぶとく粘り込み、最終的に2着を確保した。

オールカマーでのクリールカイザーの2着という結果は、離れた2番手という形からマイペースの単騎逃げと同じ状態に恵まれたが、早め先頭で他の出走馬の目標になるレース展開の末、2着を確保したことは立派であるとみている。

そのため、アルゼンチン共和国杯以降の重賞戦線の競馬予想において、長距離のスタミナ比べになるならば、クリールカイザーにも相応の高い評価を与えるべきであろう。

そして、アルゼンチン共和国杯では3番人気のスーパームーン(内田博幸)が3着に入ったレースでもあった。
スーパームーンは、中団をポツンと一頭で追走し、直線では外からジリジリと伸びていたが、最終的に3着止まりであった。

アルゼンチン共和国杯でのスーパームーンの3着という結果は、レース展開に恵まれており、相手なりに走ることを示したが、重賞レースで好走するためにはレース展開やその他の条件に恵まれる必要があることもまた示したといえる。

よって、アルゼンチン共和国杯以降の重賞レース戦線の競馬予想において、スーパームーンに出走メンバーやレース展開次第を考慮して評価を下すべきであろう。

以上のように、今回のアルゼンチン共和国杯は、フェイムゲームの圧勝で幕を閉じたレースだった。

ただし、アルゼンチン共和国杯は、G1の狭間ということもあって、G2にしては少し寂しいメンバー構成であったことも否めない感じであった。

最後にフェイムゲームがG1レース戦線でも通用するためには、更なる成長とレース展開などその他の助けが必要と判断した方がいいであろう。

以下のURLから2014年以前のアルゼンチン共和国杯の関連記事がご覧いただけます。

http://www.keibariron.com/database/argentinacup

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