桜花賞2009予想
「大本命」に一矢

九平次
08期 予想歴15年

◎ルージュバンブー
  5着/8人気

○ブエナビスタ1着/1人
▲ダノンベルベール8着/3人


1回開催から雨の影響を受け極端に時計を要した阪神芝コース。今開催は芝刈り・ローラーで整備されたうえ好天スタート、Bコース替わりの先週こそ雨の影響を受けたが、それでも馬場差は水準前後と昨年当レース(-0.4)と比較しても+0.5~1.0秒程度の状態だろう。ただし、今年については内目が酷使されてきたせいかスローでも外差しの勢いが目立つ。瞬発力+末脚の持続力に秀でた馬を狙いたい。

〔一角崩し〕ペース:S

☆SP指数比較 桜花賞・標準指数=98
101ワンカラット
099アイアムカミノマゴ
097レディルージュ
096カツヨトワイニング
095ルシュクル
093ブエナビスタ・アンプレショニスト
091ツーデイズノーチス
090サクラミモザ
089ダノンベルベール
088ルージュバンブー
087ジェルミナル
086コウエイハート
085ショウナンカッサイ・ヴィーヴァヴォドカ・イナズマアマリリス
084レッドディザイア
082デグラーティア
(※古馬1000万下・標準=100)

指数を額面通り受け取れば、フィリーズレビュー組・ファルコンS組が優勢だが、ともに淀みない流れで平均的なスピード能力が試されたレース。馬場状態・ペース等も勘案した結果、今回要求される能力とはベクトルが異なるため、各馬の特性も考慮したうえで狙いからは外した。

コース形態、ペース等から今年の桜花賞に直結しそうなレースは、阪神JF>チューリップ賞>クイーンC。3鞍とも、やや緩めの流れから瞬発力が求められる結果となった。

このうち2勝を挙げたブエナビスタが本命候補となることに関して異論を挟む余地はないが、上記のSP指数比較のとおり、「全く死角のない大本命」とは言い難い。コース改装後の桜花賞1番人気馬=07ウオッカ101、08トールポピー97と比較しても、最高指数93では見劣りすることは否めない。それでもスローペース&阪神芝1600&外差し傾向を前提とすれば一番好走確率が高いことは明白で、あっさり勝たれるシーンまで覚悟しつつ最終的に「対抗」の評価を下した次第。

「大本命」に一矢報いる本命抜擢はルージュバンブー。未勝利卒業後格上挑戦となった前走チューリップ賞は8番人気ながら大健闘の3着。ブエナビスタとの0.4(2馬身半)差が逆転可能かどうかが論点だが、前走は最内追走から直線包まれ前が壁、まともに追えたのがラスト1Fのみで不完全燃焼の競馬となった。元来馬ゴミは不問に映るが、スムーズに捌けていれば際どい勝負に持ち込めた可能性大。にもかかわらず単勝10番人気前後とあらば買いの一手しかない。上がり3Fのみの指数評価でもブエナビスタ(-16)に次ぐ-14の記録を持っており瞬発力十分、ラストまでしっかり伸びる末脚は今の阪神芝コースに適性◎だろう。当然逆転まで見込んでの本命指名。

相手本線は前述のとおりブエナビスタ。以下は混戦ながら、阪神JF・クイーンCで結果を残しているダノンベルベール、瞬発力上位のツーデイズノーチス(-13)・ジェルミナル(-10)、チューリップ賞2着サクラミモザ、直線強襲が怖いアンプレショニストを候補に挙げたい。

人気の一角レッドディザイアは、素質非凡ながらスローのエルフィンSで瞬発力に欠けるアイアムカミノマゴに辛勝では当レースへの適性で疑問が残り押さえまで。

☆結論
◎ルージュバンブー
○ブエナビスタ
☆ダノンベルベール
△ツーデイズノーチス
△ジェルミナル
△サクラミモザ
△アンプレショニスト
△レッドディザイア


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