オークス2009予想
オークスへ向けて

たまごたろう
08期 予想歴12年

◎未定 

○ジェルミナル3着/4人
▲ワイドサファイア
×ディアジーナ


~5/19~

まずは過去5年のオークスを振り返ってみて、傾向なんかを掴んでいこうと思います。

08:12.5-10.6-12.8-12.8-12.7-12.9-13-12.9-12.9-11.3-11.8-12.6
07:12.6-11-11.6-11.8-12.1-12.8-12.7-12.5-12.4-11.8-11.4-12.6
06:12.5-10.9-11.3-11.6-11.8-12.4-12.8-13.5-13.2-11.6-12.2-12.4
05:12.6-11.3-13.2-13.1-12.9-13.4-13.1-12.6-12.2-11.5-10.9-12
04:12.6-11.4-12.6-13.1-12.3-12.7-12.9-12.5-12.1-11.2-11.4-12.4

前が速い流れで飛ばした一昨年こそ例外だが、基本的には道中必ずどこかで13秒台に落ちるところがあり、ラップ全体でも見ても息の入れやすいラップとなっている。

結局、この時期の牝馬で「クラシックディスタンスがベスト!!」なんて馬はほとんどいなく、どの馬も距離への不安を持って挑むはず。速いペースになればもちろんスタミナ切れを起こしてしまうので、どの馬もそれを警戒してペースを落とす。結果として、息の入れやすいラップになるのだろう。

ある程度緩い流れになるのなら前有利な感じがするが、意外とそんなこともなく、差し・追い込み馬が多く台頭しているようだ。結局スローのヨーイドンの競馬になるので、切れ味が武器の馬に有利な展開になるのだろう。道中は緩い流れでどの馬もある程度楽できるのだから、勝負は最後の直線。そうなれば上がりの競馬になることは明確で、基本的には上がり34秒台でまとめられる馬が上位を占めている。

そして、GⅠなだけあって過去の連対馬たちは最低でもオープン勝ちぐらいの実績がある。オープン勝ちの実績がなく、トライアルで2~3着で権利を掴んだ馬達には少し厳しいデータとなっている。

最後に、やっぱり強いのは桜花賞組。過去5年のオークス連対馬10頭のうち、8頭が前走桜花賞。その他の2頭はトライアルで1着…と、やはり連に絡んでくるのは桜花賞組(オープン勝ち、重賞連対実績があれば尚更良い)か、トライアルを勝ってきた組になるんでしょうかね。…となると、現時点で今年の出走馬も結構絞れてきますね。

個人的に狙っているのが忘れな草賞で強い勝ち方をしたデリキットピース。父・ホワイトマズル、母父・サンデーサイレンスというのはアサクサキングスと同じ血統背景。距離延長は問題ないし、大物食いがあっても良いと思っているのですが、前走で減っていた馬体がどこまで戻っているか…。今回もマイナス体重だったら消しですね。

速い上がりが出せて、差し・追い込み馬で、桜花賞組かトライアル1着組で…と考えていくと、結局ブエナビスタは消せなさそうですね。レッドディザイアもジェルミナルもオープン戦以上での実績があるし、ディアジーナ、ブロードストリート…もうこの5頭でいいんじゃないでしょうかw

あと、桜花賞で注目したジェルミナルは絶対に距離が伸びて良いタイプだと思うのでここでは注目したいですね。桜花賞でもエンジン掛かるのが遅かったですからねえ。現時点で対抗に推しておきます。

続きはまた明日にでも。

~続きです(5/20)~

昨日は過去のオークスの傾向を考えていったのですが、その辺りを参考に今年の出走予定馬の出走レースなんかを分析していきたいと思います。

・桜花賞

12.4-10.8-11.7-12-12.2-11.7-11.6-11.6

個人的には桜花賞はあまり評価していません。逃げたコウエイハートが作り出したペースは、前半1000mが59,1秒と決して速くない。結局、スローのヨーイドンの競馬になり、且つ明らかな外差馬場でしたので、外を回した切れ味が武器の差し・追い込み馬が上位に来ただけのレース。上位7頭までが差し・追い込み馬で、上位3頭は上がり33秒台でまとめているのだから、如何に上がりの競馬になっていたのか分かる。

内を通った馬が全滅なのだから、この1戦だけでは評価できない馬が多いし、オークスでの巻き返しも十分ありえる。しかし、例年通りのオークスならばスローのヨーイドンの競馬、差し・追い込み馬が上位に来るレースになるのだから、桜花賞で上位に来た馬たちはそのままオークスでも結果を出してきそうな感じはする。

桜花賞馬ブエナビスタは父・スペシャルウイーク、母父・カーリアン。兄にアドマイヤジャパンやアドマイヤオーラがいるが、基本的には中距離向きの血統。となれば、この馬自身も距離への心配は無いし、むしろ父がスペシャルウイークになったことで、兄たちよりも距離への融通が利くのではないだろうか。極端に馬場が悪くならなければやはり主役はこの馬だろう。

2着のレッドディザイアは父・マンハッタンカフェ、母父・カーリアン。兄姉に活躍馬はいなく、この馬が初の中央勝ち馬。父・マンハッタンカフェは現役時代とは違い、マイルや中距離路線で活躍する産駒を多く出している。この馬自身、切れ味を武器としている馬で、父よりも母父が強く出ている印象か。母父・カーリアン産駒は中距離前後を得意としている馬が多く、この馬も距離延長には問題ないだろう。ただ、切れ味を武器としている馬なので馬場が悪化したらダメなタイプかもしれない。あくまで推測ですが。

3着に入ったジェルミナル。父・アグネスタキオン、母父・Doubule Bed。兄姉に目立った活躍馬はいない。母父・Doubule Bedにはあまり情報がなく、代表産駒では香港C勝ち馬がいるようだが、中距離ぐらいがベストなのでしょうかね。父・アグネスタキオンは言わずと知れた種牡馬で、距離はクラシックディスタンスぐらいまでがベストで、血統的にはこの馬も距離延長は大丈夫かなぁ…と。1800Mの距離で強い勝ち方をしているので、距離延長で更に化けるかも。

上位以外で面白そうなのは、まずは11着のヴィーヴァヴォドカ。父・ダンスインザダーク、母父・トウカイテイオーという血統で、血統だけ見れば距離延長は1番歓迎のクチなのではないだろうか。桜花賞では内が伸びない馬場を2番手で競馬し、直線でも内を突いていたのだから負けて当たり前。単騎で行ければ巻き返しの可能性も十分にある。ただ、戦績を見るに馬場悪化はマイナス材料になりそうですね。

8着のダノンベルベールは父・アグネスタキオン、母父・Beringという血統で、Beringは現役時代には仏ダービー、オカール賞、ノアイユ賞、ニエユ賞を勝っているフランスで活躍した馬。産駒もクラシックディスタンスで活躍している馬が多く、距離延長はむしろプラスか。ただ、ダノンベルベールは走る度にスケールダウンしてしまっている印象。ただ、前走はあの展開・馬場を先行してしまったのだから参考外。前走の敗戦で人気が落ちるのなら狙ってみたいところだが、上位陣への逆転とまではいかないか。

抽選になるが、桜花賞5着だったルージュバンブーは優先出走権を取れなく、スイートピーSを使ったのが余計だった。父・マリエンバード、母父・サンデーサイレンスという血統で父・マリエンバードは産駒がマイル前後で活躍しているので、距離延長はマイナスの印象。ローテーション的にも買いづらい。ただ、もし秋華賞に出走してきたらコッソリ狙ってみたい1頭。マイラーでも対応できるコースですし。

ここで買えるのはやっぱり上位3頭ですかねぇ…。あと気になるのは当日の馬場状態。週末崩れそうな予報も出ており、と切れ味が武器の馬たちにとっては厳しい条件になる。そうなると、最後は底力比べになり、スタミナ豊富な先行ジリ脚の馬も台頭してくる可能性は十分にある。もし、オークス当日、馬場状態が悪くなったら桜花賞で先行して敗れた馬の巻き返しもあるかもしれないですね。

~続きです(5/21)~
・フローラS

12.6-11.6-11.8-12.1-12.5-12.6-12.7-12.1-11.7-12.5

逃げたベイビーローズが作り出した流れは、最初の3ハロンこそ11秒台が続き速い流れだったものの、その後はずっと12秒台を刻み、7ハロン中11秒台に入ったのが1ハロンだけ。結果として勝ち時計は遅いし、上がり3ハロンは35秒台。レースレベルとしてはかなり低いのではないだろうか。

勝ったディアジーナは父・メジロマックイーン、母父・ビショップボブ。かなり古い血統背景から、ここまで活躍することはなかなか想像しづらいところだが、長く良い脚を使えるのが最大の武器になっているようだ。

重賞では3戦2勝2着1回と抜群の安定感を見せており、相手なりに走れるのは魅力。今回も穴人気しそうだが、個人的には切りの一手でいきたいところ。この馬は先に述べたように長く良い脚を使うタイプで、血統背景的にも切れ味勝負は向いていないと思う(あくまで想像なので、切れ味勝負でも問題ないかもしれないが)。難にせよ、切れ味勝負を経験していないのはマイナス材料で、例年切れ味勝負になるオークスでは向いていないと思う。上がりが掛かる前残りの展開になれば浮上の余地は十分あると思うが、例年通りならそうはならないかなぁ…と。

2着のワイドサファイアは父・アグネスタキオン、母父ノーザンテースト。非常に良血で、大舞台でも十分活躍できる血統背景は兼ね備えている。基本的には切れ味勝負向きで、4着以下に敗れた3戦も着順ほど負けておらず、こちらも相手なりに走れるイメージ。しかし、この馬は切れ味勝負でこその馬なのでディアジーナよりもこのレースへの適性は上だと思う。ずっと馬体が減り続けているのが気になるが、ディアジーナよりも人気にならないのは確実だし、狙うならこちらか。

3着ハシッテホシーノ。父・アグネスタキオン、母父・Highest Honorという血統で、Highest Honor産駒は日本ではあまり活躍していないが、クラシックディスタンスで活躍している産駒が多かった。それだけに、この馬も距離への心配は無いだろうし、むしろ東京2400Mを経験しているのは大きなアドバンテージ。切れ味勝負も経験しており、面白い存在になってきそうだが、この馬が強いレースを見せてくれたのが、馬場悪化の時だけというのが気になる。週末馬場が悪化すれば非常に面白い存在になってくると思うが、良馬場だと重賞入着レベルなのかなぁ…という気はする。

フローラS組は全体的にレベルとしては低く、あまり評価できない。買うとしたら2着のワイドサファイアぐらいか。馬場が悪化すればハシッテホシーノも注意。ディアジーナは思い切って消しの方向で。


・スイートピーS

12.3-11.1-11.8-12.7-12.9-12.9-11.7-11.1-11.7

上がり3ハロンは全て11秒台。道中はギリギリ12秒台のレースで流れ、直線ではまさに切れ味勝負となった。例年のオークスも、ラスト3ハロン前まではスローで、そこから一気に加速する流れになるので、各前哨戦で1番オークスに近い流れのレースだったのはこのレースではないだろうか。

勝ったブロードストリートは父・アグネスタキオン、母父・Cozzeneという血統。Cozzene産駒では2年前にローブデコルテがオークスを勝っており、血統背景から距離延長は問題ない。Cozzene産駒は一本調子なところがあり、自分の得意条件なら強い勝ち方をするが、条件が合わないとコロッと負けてしまうところがあり、取捨が難しいところ。ただ、ブロードストリート自身はこういう展開で強い競馬をできたのだし、戦績を見ても上がり勝負は歓迎のクチ。ローテーションは少し厳しいが、これまで挙げてきた馬の中で1番期待したい馬でもある。

2着のサクラローズマリーは父・サクラプレジデント、母父・サクラユタカオー。血統的には2400Mの距離は問題ないし、こちらも穴馬として面白い存在になるかもしれないが、勝ち味に遅いところがあるし、ここでは家賃が高いかなぁ…と。せめてもう少し上がりの競馬を経験しておけば面白かったのだが、上がりの競馬を経験したのが前走だけ。基本的には35秒台でまとめる馬なので厳しいかな…と。

現時点では

・ブエナビスタ
・レッドディザイア
・ジェルミナル
・ヴィーヴァヴォドカ(馬場悪化条件)
・ワイドサファイア
・ブロードストリート

あたりを候補にしておきたいですね。


tipmonaとは?

オークス2009回顧
狙い馬だらけなので、4着以下組を狙い馬にします。

たまごたろう
08期 予想歴12年

次走狙い:ブロードストリート
次走狙い:デリキットピース


12.4-11.3-12.3-12.5-12.5-12.5-12.6-12.6-12.6-11.7-11.1-12.0

例年のオークスの流れだと道中どこかで13秒台に落ち着き、ラスト3ハロンの上がり勝負になることが多いのだが、今年は逃げたヴィーヴァヴォドカが作り出した流れは淡々とした流れで、道中緩むところが無かった。良馬場発表だったとはいえ、雨の影響で少し湿った馬場だったことも加味すると、かなり速い流れだったように思う。

とはいえ、例年通り上がり34秒台の決着となり、2着だったレッドディザイアや3着のジェルミナルは例年の傾向から行けば十分な内容、十分評価できる内容だった。しかし、それ以上に勝ったブエナビスタが強すぎた。

4コーナーでは後方3番手、直線では大外を回しかなりの距離ロス。内をスムーズに回ったレッドディザイアが先に抜け出し完全な勝ちパターンだったにも関わらず、最後の最後、キッチリ差し切ったのには恐れ入りました。レースの上りが34,8秒なのに対しブエナビスタは上がり33,6秒…着差こそ際どかったものの、まさに「着差以上の完勝」だった。

追い込み脚質なので展開に左右されがちなブエナビスタ。今回も内が異常に残る馬場で、それを味方につけたレッドディザイアは完璧なレースを見せた。それに対し、4角大外、外が伸びない馬場を33秒台の脚で突っ込んできたブエナビスタは決してスムーズな競馬では無かった。それでも最後しっかりと差し切ってしまうのだから、この世代では力が抜けている。

ただ、秋華賞でどうかと言われると微妙な気がする。こういう切れる馬は、基本的に前有利な京都内回りコースでは届かない可能性が高い。かと言って先行できる自在性があるわけではなく、展開・コースに泣きそうなイメージがある。そういう意味では、陣営が明言した「秋は凱旋門賞」というローテーションも間違ってはいないと思う。もちろん牝馬3冠も見たいが、世界へチャレンジする姿も見たい。今後に注目していきたい。

ただ、凱旋門賞も後方一気が決まることなんてほとんどないんですよねぇ…。凱旋門賞に行くにしろ秋華賞に行くにしろ、今後は自在性が課題になってくる気がします。あとは、血統的に今年がピークな感じもするので、どこまで状態を維持できるかにも注目したいですね。

まぁ色々ケチもつけましたが、現時点で3歳牝馬最強なのは間違いないですし、今後も色々な可能性を持っている馬なので応援していきたいですね。

2着のレッドディザイアは前述の通り、完璧な競馬をしました。いつもは大外ブン回しの四位騎手も、今日は馬場状態を考慮してか終始内を狙う競馬。先に抜け出し完全な勝ちパターンだったのに…同世代にブエナビスタという怪物がいたことを恨むしかないですね。桜花賞に続き今回も2着…秋華賞では巻き返したいものです。

3着にはジェルミナル。コチラは桜花賞3着馬で、結果的に桜花賞の着順がそのままオークスに移った形となった。道中は中団、直線では馬群の1番外に持ち出し、最後までしぶとい脚を見せた。あまり切れた印象はないが、それでもメンバー中3位の上がりを出しているのですから、大したもんです。血統的にはまだまだ成長が見込めそうで、秋には大仕事をやってのけるかも。スローでもハイペースでも自分の力はキッチリと出すタイプで、今後も追っていきたい1頭。

4着のブロードストリートは道中はジェルミナルと同じような位置で競馬をし、最後は最内を突いてしぶとく伸びたが前3頭には及ばず。距離ロスがあったブエナビスタ、直線で一気に突き放されたレッドディザイア、道中同じ位置にいながら4コーナーでは外を回す距離ロスがあったジェルミナル…この上位3頭とは現時点では力の差があるようだ。ただ、厳しいローテーションながら結果を出してきたのは立派で、まずはじっくりと休養に充てて、秋を迎えて欲しい。

3番人気ディアジーナは5着。直線入り口では見せ場十分だったが、最後上位陣に突き放されてしまった。自分の競馬はしているのだが、やはりレース展望で危惧していたように、上がり勝負になると分が悪いようだ。上がりが掛かる競馬になればいつでも巻き返せる馬だと思うので、今後は馬場状態と相談しながら買うか買わぬかを判断したい。

注目は6着だったデリキットピース。例年より速い流れ、息が入りにくい流れを2番手で競馬し、最後6着に踏ん張ったのは立派。キャリア2戦の身だったことを考えれば、今後の糧になるレースだったと思う。父・ホワイトマズルという血統から、まだまだこれからが成長期。もしかしたら秋には大化けする…かも?

上位陣はそのまま評価して良い内容でしたし、4着以下の馬も
見所がある馬が多かった。ラップ的にも優秀な内容だったと思いますし、中身の濃いレースだったと思います。


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