京都新聞杯2015予想
流石に今回は展開の利がありそうで...

夏影
14期 予想歴32年

◎スピリッツミノル
  6着/5人気

○レントラー7着/10人
▲ネオアトラクション16着/16人
△シュヴァルグラン8着/7人


先週の京都コースも相変わらずの高速馬場で糺の森特別(1000万下牝馬)で1.45.7の勝ち時計が出ていた。
高速コースというのは得てして縦長の展開になりやすく、府中だろうが阪神だろうがコースを問わず前が残りやすい。
実際、2012年のこのレースは先行策を取ったトーセンホマレボシが2.10.0という非常に速いタイムを叩き出し勝利をものにしている。

ざっと今年のメンバーを見てみると、スピリッツミノル以外に行きそうな馬のは見当たらない。おそらく楽にハナを奪うだろう。

2012年のレースを振り返ると、前半1000㍍の通過タイムが1.58.0で上がり3ハロンが34.8、4ハロンが45.7。
おそらくトーセンホマレボシの1000㍍通過は58.4あたりで、上がり34.7の脚を使っている。
トーセンホマレボシは、この後ダービーも3着と好走し実力を実証した。
スピリッツミノルがこれほどの実力を持っているかには疑問も残るが、いくら何でも1秒遅い通過タイム(59.4)で逃げたなら、トーセンホマレボシと同様かそれ以上の上がりで粘れる事が出来るだろうという計算くらいは成り立つはずだ。

人気馬はポルトドートウィユ、サトノラーゼン、トーセンバジルといったところで、いずれも道中じっくり構えて速い上がりを繰り出す『気の良い差し馬』だ。
これらの馬が自分の競馬をしてくるようなら、道中射程圏外へと置いていかれてしまう公算が高くなる。
高速馬場を意識して道中先行馬を常に射程圏に入れた競馬をするならば、それイコール『自分の競馬をさせてもらえない』事なのである。

酒井の事なんで、変な色気を出して極端な"どスロー"に落とす事なく、馬に合った走りのリズムで逃げを打ってくれると信じてこの馬を本命に推してみたい。
前走よりもグッとメンバーの質が落ちているし、根幹距離2000㍍→非根幹距離2200㍍の距離延長で競馬が極端に楽になるはずだ。

おそらくどスローにはならないと見て、時計の速い競馬に向くハーツクライ産駒に注目。
大穴なら、ここ3戦『内回りのマイル』という流れのキツい競馬しか体験していないネオアトラクションだろう。伸び伸びと走れる緩い流れの競馬に対して新鮮味を感じてくれるはずだ。


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