ヴィクトリアM2015予想

ムトト
15期 予想歴9年

◎タガノエトワール
  16着/10人気

○スイートサルサ12着/9人
▲ショウナンパンドラ8着/7人
△ヌーヴォレコルト6着/1人


設立されてはや10年のVM、牝馬戦らしくそれなりに波乱傾向ですが人気薄も前走重賞勝ちであったりと結局は重賞実績馬が好配を演出しています。
条件戦からは09年、あがり馬のショウナンラノビアの3着のみ。年齢は09年ショウナンラノビア3着と10年ニシノブルームーン3着以外は全て4歳と5歳。まあ出走馬のだいたいが4,5歳なんで当然と言えば当然ですが6歳はやや不利。今回の4歳世代はヌーヴォレコルト、ハープスターと混合G1級の2頭を中心にレベルが高い。前哨戦では中山牝馬Sをバウンスシャッセが制し、福島牝馬Sではリラヴァティが2着と3歳重賞を賑わしてきた馬が好走しています。ここも4歳が中心になりそう。
マイル戦というところが一癖あり、人気のヌーヴォレコルトはやや忙しい印象。距離に関して言えばタガノエトワールが一番向くと見ました。
東京マイルのG1だけあってマイルが適距離ギリギリでは厳しいレース。この馬は二千でG1実績がある分、底力が問われる展開にも対応できます。3歳時にローズS2着、秋華賞3着。ともに人気ヌーヴォレコルト(とショウナンパンドラ)から0.2差でレベルの高い現4歳牝馬の世代でも上位の力があると見てよさそうで、エリザべス女王杯除外後の3戦はいずれも着外でしたがそれぞれに敗因はハッキリしていました。

修学院S(京都千六)…出遅れて大外をぶん回し 0.3差4着
武庫川S(阪神千六)…ガッツリ包まれて全く追えず 1.6差13着 
心斎橋S(阪神千四)…距離合わず 出遅れ、4角大外に弾かれる 0.5差7着

条件戦とはいえいずれも混合戦で、前走難波S(阪神千八)は完璧に発馬を決め先行勢を行かせてから好位で折り合い直線では抜け出した同世代牝馬レッドオリヴィアをクビ差かわして1着。レッドオリヴィアより2キロ重いハンデでの快勝でようやく本来の力を発揮できたレースと言えそう。今回は前走に引き続いて川田というのが好材料。
血統もキンカメ×SSとバリバリです。皐月賞圧勝のドゥラメンテと4代まで一致する血統背景はいかにも潜在能力高そうで、ハマってくれればというところ。
初の左回りがどうかというのが懸念要素です。

相手筆頭にスイートサルサ。中山牝馬S取り消し後の福島牝馬Sをいきなり勝ち切り、状態はさらに良化。4歳勢に対抗し得る勢いがあります。東京も得意。


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ヴィクトリアM2015回顧
ヒエ~~ッ!

ムトト
15期 予想歴9年

次走狙い:カフェブリリアント


3連単G1史上最高を叩きだした超絶大波乱に終わりました。これだけの波乱ですが、ケイアイやストレイト軸で的中もしくは惜しい方が何名もおられるのは流石というほかありません。
レースはミナレットが気合を付けてハナを切り、前半56秒台とハイペースで離して逃げを打ちました。離れた2番手にケイアイエレガント。大方の予想ではこの馬が逃げてスローに落とすであろうという雰囲気でした。ミナレットは息を入れる気配もなく気持ちよく飛ばします。最低人気がこれだけハイペースで逃げれば捕まえに行こうとしないのはまあ当然で、スローに落として逃げ切ったレッツゴードンキ桜花賞とはまた異なります。そのうち止まるというのが後方の騎手心理でしょうが、どっこいミナレットの脚色はいっこうに鈍りません。早々に大波乱のにおいが立ち込めました。2番手ケイアイがもう一段ギアをあげミナレットをかわした外からストレイトガールの急襲。G1史上最高配当と相成りました。江田照男騎手の思い切りのいい騎乗がハマればここまで破壊力があるもんなんですね…ダテに穴男と言われていないわけです。

これまでは08秋華賞がG1最高配当でしたが、当時も逃げたプロヴィナージュが配当を跳ね上げてました。やはり超人気うすは逃げ馬、ということになりますが、問題は逃げるかどうかわからないということです。今回も行きそうなベルルミエールが中団追走です。ベルルミエール軸の予想家ははてなというところでしょう。

個人的にはプロヴィナージュよりミナレット3着の方が衝撃度が格段に大きいです。ミナレットは前走福島牝馬0.2差5着でウエスタンメルシーやアルマディヴァン(不利があったものの)に先着しています。それでも複オッズで大きく差の空いた最低人気はたしかにナメられているとは言えます。新馬戦でJRA史上最高配当を叩きだしたのも同馬で、ミルファームだからかナメられやすい傾向にはありました。それにしてもなかなか買える馬ではありません。
京王杯で◎にしたダンスアミーガ陣営はここを使いたかったようです。G1の晴れ舞台で条件も向く以上は当然そうでしょうが、ミナレットが回避しないため出走叶わず京王杯へという流れになりました。陣営はミナレットの大激走をどういう心境で見送ったでしょうか。この展開でダンスアミーガが先手をとっても結果を残せたかはかなり難しいと思いますが…プロヴィナージュもポルトフィーノ除外でさんざん騒がれてから痛快な大激走を見せました。それとは全くケースが異なりますが、個人的にダンスアミーガを狙っていただけにほんのちょっとですが重なります。
それにしても11.0~11.4を刻むハイペース逃げを打ったミナレットが残ったというのはどういうことでしょうか?馬場というしかないのでしょうか。それともミナレットの底力か。牝馬G1で好配を叩きだしたプロヴィナージュ、遡ってサンドピアリスは後に混合G2でも二度あることは三度ピアリスとばかりに好走してフロックではなかったことを証明しています。果たして二度あることは三ナレットといくでしょうか。まず二度目に期待したいですが、このまま次走も好走とはいかないような気はします。何度か凡走して、忘れたころに大きいところでまたやってくれそうな…。

そして予想は穴から入ったにも関わらず清々しいほどの大外れ。今まで牝馬G1の波乱レースは○ブラックエンブレム、○クイーンスプマンテと軸馬は飛んでも対抗馬は勝ってくれていたのですが今回に至っては上位全部無印とはずれもはずれ。反省するほかありません。

勝ったストレイトガールは昨年の3着馬で、0.3差6着ケイアイ含めやはりリピーターが強いレース。ストレイトは路線は違えどG1上位の常連で格は十分でした。スプリントの本場香港でも3着は強い。1,2着で言えばある程度傾向通りで、そこを軽視したのがマズかったですね。

◎タガノエトワールは前走のような発馬は決まらず、好位にとりつけないままで後方から。直線は内で、前はガラ空きでしたが全く伸びずで全体的にいきっぷり悪く周ってきただけになりました。好走の条件として前走のように先団でと思い描いてましたがこの行きっぷりの悪さは左回りがダメかもしれません。

次走狙い馬としてはとりあえず思ったより強い印象のカフェブリリアント。


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