日本ダービー2015予想
東京優駿 ドゥラメンテを信頼。

軍神マルス
08期 予想歴17年

◎ドゥラメンテ
  1着/1人気

○リアルスティール4着/2人
▲サトノラーゼン2着/5人
△サトノクラウン3着/3人


★傾向分析★
2010年 タイム 2'26"9 (良) 1FAve=12.24 3FAve=36.73
テン36.1-中盤77.4(前半39.0-後半38.4)-上がり33.4 『加速・中弛み』
1着エイシンフラッシュ・・・King's Best×Platini=キングマンボ×ハンプトン 〔8-a〕 9-11
2着ローズキングダム・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔1-w〕 9-6
3着ヴィクトワールピサ・・・ネオユニヴァース×Machiavellian=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔8-d〕 7-9

2011年 タイム 2'30"5 (不良) 1FAve=12.54 3FAve=37.63
テン36.8-中盤77.2(前半38.6-後半38.6)-上がり36.5 『中弛み』
1着オルフェーヴル・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔8-c〕 14-12
2着ウインバリアシオン・・・ハーツクライ×Storm Bird=サンデーサイレンス×ストームバード 〔19-c〕 15-15
3着ベルシャザール・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔1-e〕 5-5

2012年 タイム 2’23”8 (良) 1FAve=11.98 3FAve=35.95
テン35.6-中盤72.1(前半35.2-後半36.9)-上がり36.1 『前傾・一貫』
1着ディープブリランテ・・・ディープインパクト×Loup Sauvage=サンデーサイレンス×ネヴァーベンド 〔1-b〕 4-3
2着フェノーメノ・・・ステイゴールド×Danehill=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔11-d〕 6-7
3着トーセンホマレボシ・・・ディープインパクト×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔9-a〕 2-2

2013年 タイム 2’24”3 (良) 1FAve=12.03 3FAve=36.08
テン35.0-中盤74.1(前半37.2-後半36.9)-上がり35.2 『中弛み』
1着キズナ・・・ディープインパクト×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード 〔13-a〕 14-14
2着エピファネイア・・・シンボリクリスエス×スペシャルウィーク=ロベルト×サンデーサイレンス 〔16-a〕 10-10
3着アポロソニック・・・Big Brown×Pure Prize=ダンチヒ×ストームバード 〔1-c〕 2-1

2014年 タイム 2’24”6 (良) 1FAve=12.05 3FAve=36.15
テン34.9-中盤75.3(前半36.8-後半38.5)-上がり34.4 『加速・中弛み』
1着ワンアンドオンリー・・・ハーツクライ×タイキシャトル=サンデーサイレンス×ヘイロー 〔A4〕 6-5
2着イスラボニータ・・・フジキセキ×Cozzene=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔4-n〕 3-2
3着マイネルフロスト・・・ブラックタイド×グラスワンダー=サンデーサイレンス×ロベルト 〔15-a〕 7-6

 先週のオークス同様に中盤が弛む『中弛み』が基本の流れ。比較的先行が強く差しも決まるが、差し馬は皐月賞で速い上がりで好走していた馬が多い。

 血統の傾向は、サンデーサイレンス系の好走が多いが、その中でもスタミナ型サンデーサイレンス系が一番適性が向くと考える(=アグネスタキオン、ネオユニヴァース、スペシャルウィーク、マンハッタンカフェ、ステイゴールド、ハーツクライ、ディープインパクトなどの好走から)。
また近年(=07年・08年・10年・11年)は、母父サンデーサイレンスも好走が多い。近走好走している勢いのある馬なら要注意。

また欧州型スタミナ血統(=サドラーズウェルズ系、リファール系、グレイソヴリン系、ロベルト系など)も好走多し。
 
 牝系の傾向は、No.〔1〕〔2〕〔3〕〔4〕〔8〕〔23〕が好走馬多し。
No.〔1〕の牝系は、この時期の成長力と完成度でアドバンテージのある牝系。重賞好走歴がある馬なら能力は信頼してよいと考える。
No.〔2〕の牝系は、瞬発力勝負に強く広いコースの末脚勝負に向く。この時期の成長能力も優れた牝系。
No.〔3〕の牝系は、クラシック春シーズンに身が入る成長力を有し、直線の長いコースで能力を発揮する。
No.〔4〕の牝系は、スタミナ豊富で距離延長に向き、3歳春シーズンの成長力が豊富。
No.〔8〕の牝系は、オークスと相性良い馬が多く、スタミナ型の適性を有している。叩き良化型で、高速時計にも強い。
No.〔23〕の牝系は、スピードの持続性能に長けた牝系。『前傾』の流れが複合すると好走しやすい。
その中でも特注はNo.〔3-l〕。No.〔3〕の牝系は、ダービー馬でメイショウサムソンやウオッカやスペシャルウィークがいる牝系。分枝記号lはクラシックで好走が多く、クラシックでは要注意。

 ステップの傾向は、
・皐月賞直行組が中心。皐月賞5着以内or敗退していても5番人気以内の馬なら反撃可能という感じで、その中で小回りコースでスピードの持続性能を問われる皐月賞で速い上がりを使った馬が、直線の長い東京コースで能力全開という感じで嵌ることが多い傾向。
・青葉賞組は1着馬がダービーでは2・3着になることが多く、同距離・同コースを使うことでのストレスのせいではないか?と考えます。対抗or連下候補が妥当。青葉賞2・3着馬は、前走にてすでに勝負付けが済んでいるような感じで、好走馬は少ない。
・京都新聞杯組も1着馬は青葉賞同様2・3着になることもあるが、近5年では好走馬がいないステップ。ここでも2・3着馬はすでに勝負付けは済んでいるような感じです。
・NHKマイルC組はダービー馬もいるが、敗退もあり。ペースと距離適性によって好走可能と考えます。

★予想★

ダービーのポイントは、
①流れは『中弛み』が基本。先行・差しは不利な流れだが好走馬が多く、皐月賞を速い上りで好走した馬は要注目。
②スタミナ型サンデーサイレンス系が中心。ディープインパクト産駒は特注。
③欧州スタミナ型血統もポイント。
④No.〔1〕〔2〕〔3〕〔4〕〔8〕〔23〕の牝系は好走が多い。この時期の成長力に優れた、スタミナ型の牝系がポイント。
⑤前走トライアル好走ならば、分枝記号dの馬に要注意。クラシック特注の分枝記号lにも注目。
⑥皐月賞からのステップ馬は、5着以内or5番人気以内だった馬なら反撃・好走可能。ダービーでも連対圏内に据えられる。
⑦青葉賞・京都新聞杯からは、1着馬なら連対圏も狙えるが、どちらかというとダービーではやや2・3着になりやすい傾向あり。
⑧青葉賞を逃げて好走した馬は、ダービーで3着ならありうる。青葉賞・京都新聞杯好走馬(=0.2秒差以内)は掲示板内なら好走可能。
⑨皐月賞を1'58秒台の速いタイムで好走した馬は、ダービーでは苦戦しやすい(=求められる適性が異なる)。
⑩皐月賞2着馬は連下候補に最適。
⑪前々走重賞好走馬にも注意が必要。

◎ドゥラメンテ・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔8-f〕
 前走皐月賞1着(=中山芝2000m)。東京芝コースは(2-2-0-0)、芝2400m戦は初。皐月賞までは全て東京芝コースを使い、ダービーを見据えたローテーションを組んでいた馬。前走皐月賞では、小回りコースの中山芝では苦戦するかもと考えましたが、1頭別次元の脚をくりだして好走。一族は東京芝コースでの好走が多いし、中山→東京へのコース変わりがプラスになる馬と考えて、堅軸とみて評価する。上がりも5戦すべてで最速を繰り出しているし、2冠の可能性も大と考えて期待する。
 キングカメハメハ産駒はキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入り、成長力も豊富。また馬場悪化時にも好走が多く、これはキングマンボ系特有の道悪の上手さに起因するものと考える。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。瞬発力を武器に上がり特化のレースで強く、勢いのあるときには重賞挑戦はプラス要因。
 No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。

○リアルステイール・・・ディープインパクト×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード 〔20〕
 前走皐月賞2着(=中山芝2000m:0.2秒差)。東京芝コースは(1-0-0-0)、芝2400m戦は初。毎回上がりも上位を繰り出すし、前々でも立ち回れる器用さも持ち合わせた馬だが、堅実に走るも突きぬけるイメージがわきにくい馬。皐月賞2着馬はダービーでは好走も多いが、突きぬけることは少なく、連下候補として3着内好走率の高い馬とみて評価する。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Storm Catはストームバード系で、斬れよりも全体のスピードに優れ、ハイペースに強いが、揉まれる競馬は苦手。大一番よりも前哨戦が向くタイプ。またストームバード系の特性として、勝負強さや底力には欠ける点と勢いがなくなるとスランプに陥る点には注意が必要。
 No.〔20〕の牝系は、フサイチエアデールやフサイチリシャールなどがいる、2歳戦から走れて仕上がりは早いが、古馬になりもう一皮向ける成長力を有す牝系。人気では詰めが甘く、脇役にての好走が多い牝系でもある。小回りコースは得意だが底力はなく、近年は苦戦傾向にある。分枝記号なしは、やや晩成気味ながらも、平均的に能力を発揮するタイプと考える。

▲サトノラーゼン・・・ディープインパクト×Intikhab=サンデーサイレンス×ロベルト 〔13-c〕
 前走京都新聞杯1着(=京都芝2200m)。東京芝コースは(0-1-0-0)、芝2400m戦は初。ダービーでは皐月賞組の好走も多いが、トライアルの青葉賞や京都新聞杯好走馬も好走が多い。特に1着馬の好走が期待でき、今回は本馬が最内枠を引いたことも近年内枠の馬の好走が多いことからもプラス要因と考えて、好走に期待して評価する。ディープインパクト産駒だし、血統的にも要注目の馬と考える。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Intikhabはロベルト系で、直線の長いコースでの末脚比べより、小回りをまくる競馬で持ち味が活きる。一瞬の脚があり、好位差しが上手く、成長曲線は3~4歳時。
 No.〔13〕の牝系は、クラスの壁をキャリアを積みながら超えていくタイプが多い牝系。叩き良化型でもある。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。

△サトノクラウン・・・Marju×Rossini=ノーザンダンサー×ミスプロ 〔20-c〕
 前走皐月賞6着(=中山芝2000m:0.7秒差)。東京芝コースは(2-0-0-0)、芝2400m戦は初。前走皐月賞では1番人気だったが、後方からの競馬となり上がり2位の34秒5を繰り出すも届かずで6着。皐月賞の上がり上位馬で、前々走重賞好走馬はダービーでの反撃も期待できるので、今回の好走に期待して評価する。人気よりも人気が落ちて怖い血統でもあり、非サンデーサイレンス系配合馬だが、侮れない馬と考えて期待する。
 Marju産駒はノーザンダンサー系で、距離は1600m~2400mまで幅広くこなし、また活躍馬は2歳から古馬までと年齢層も厚い。特に高齢馬をなめてかかると痛い目に合う(=セニョールグループの特性で、地味にしっかりと力をつけて高齢でも衰えが少ない)。海外ではGⅠ馬も多数輩出しているが、前哨戦やトライアル的なレースに向いた血統でもある。スピードの持続力があり、時計勝負も得意。母父Rossiniはミスプロ系で、Miswakiの流れをくむミスプロ系。詳細は不明だが、Miswaki系の特性を受け継いでいると思われ、Miswakiは、ミスプロ系の中では中距離適性に優れ、成長力もある。先行させるとしぶとく、脚を溜めると末脚もしっかりしている。また大レース向きの血統。
 No.〔20〕の牝系は、フサイチエアデールやフサイチリシャールなどがいる、2歳戦から走れて仕上がりは早いが、古馬になりもう一皮向ける成長力を有す牝系。人気では詰めが甘く、脇役にての好走が多い牝系でもある。小回りコースは得意だが底力はなく、近年は苦戦傾向にある。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。


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