宝塚記念2015予想
牝馬の優勝に現実味あり

あみー
14期 予想歴7年

◎ラキシス
  8着/2人気

○ゴールドシップ15着/1人
▲カレンミロティック13着/5人
△ラブリーデイ1着/6人
×ヌーヴォレコルト


 コース形状から、全体的なスピード or ロングスパートの底力勝負になりやすく、底力(=ハイペース耐性)の高さが最重要になるレース。上がりの掛かる消耗戦に強い≒小回り向きの馬を探していきます。根幹距離や東京や京都の重賞に向く馬はパフォーマンスを落としやすいので注意。

 ◎ ラキシス
 ○ ゴールドシップ

 ▲ カレンミロティック
 △ ラブリーデイ

 ▽ トーホウジャッカル

買い目はなるべくシンプルに。
馬連:◎-○
3連複:◎-○-▲△



◎ 7-13 ラキシス(56.0kg・前走比+1.0kg/やや小柄)
短評:
 持続力・底力に優れる中距離馬?
 ここで狙いたい理由は、持続力・底力に優れること。
 牡馬を相手に中距離重賞で好走を続け、前走はついに牡馬相手に重賞勝ち。中距離での持続力や底力の高さを示していて、これは宝塚記念・阪神芝2200mで要求されやすい能力と一致。牝馬としてはそこそこ馬格がある+立ったツナギを持つので、力の要る馬場や道悪馬場を苦にしないのも強みです。
 宝塚記念はこの馬がパフォーマンスを落とす条件(≒マイル指向のスピードやキレを問われる条件)ではないので、本格化した今なら牡馬相手でも好走できるはず。軸馬かそれに近い評価が必要では。


○ 8-15 ゴールドシップ
短評:
 持続力・底力に偏った中長距離馬?
 ここでの不安を強いて挙げるなら、スピード不足。
 宝塚記念で怖いのは時計レベルの早い馬場や、アメリカJCCのような中距離でのスローからのロングスパート勝負で、そうなればスピード上位の先行馬や若い馬に遅れを取る心配があります。
 しかし、芝が宝塚記念の2週前から傷み始めていること、金~土曜と雨が降ったこと、阪神芝2200mは中山芝2200mよりマクリやすい(=コーナーの割合が少ない)こと…などから、心配する必要はなさそう。ゴールドシップの脚の使い方を熟知している横山典弘騎手も心強い味方で、3連覇の可能性十分です。



~以下、相手候補など~

▲ 3-5 カレンミロティック(58.0kg/小柄)
短評:
 先行力・底力に偏った中距離馬?
 ここでの不安は昨年より先行できる馬が多いこと+力の要る馬場。
 昨年の宝塚記念では2着に好走しましたが、上位人気馬のほとんどが追い込み馬で前有利の展開を利した面がありました。しかし、今年の人気上位馬は昨年より先行力を兼備した馬が多く、位置取りの利が昨年ほどは望めません。
 力の要る馬場でのパフォーマンス低下も心配で、昨年ほどの期待値はないのでは?相手候補・3着候補の1頭として考えるのが良さそうです。


△ 8-16 ラブリーデイ
短評:
 持続力・底力に優れる中距離馬?
 ここでの不安は雨が残りそうな馬場。
 今年に入って中距離重賞を3勝するなど力を付けていますが、いずれも良馬場で時計の早い馬場。14'七夕賞や15'阪神大賞典で苦戦したように雨が残る馬場・時計の掛かる馬場ではパフォーマンスを落としていて、金~土曜が雨の今回もパフォーマンスを落としてしまう可能性が高いと思われます。
 中距離での総合力はメンバー上位ですが、苦手な馬場で勝ち切れるほどの実力は示しておらず上位評価はできません。相手候補の1頭として扱うのが良いのでは。


▽ 7-14 トーホウジャッカル
短評:
 底力・持続力に優れる中長距離馬?
 ここでの不安は実力不足。
 菊花賞をレコード勝ちした馬を実力不足と判断するのは勇気が要ります。しかし、菊花賞当日の時計レベルが非常に早かったこと、菊花賞の展開(=例年よりテンが緩い流れからのロングスパート)から前+最内に付けた位置取りの利が大きかったこと、15'菊花賞のレベルが疑問(≒出走馬の古馬重賞での活躍が少ないこと)…などから、成長を見込んでも古馬G1で好走できるほどの実力に達していないと考えます。
 さらに、やや頭の高い走りから急坂の負荷が高い内回りが、距離を伸ばすごとにパフォーマンスを上げてきた内容から距離短縮がいずれもマイナスだと思われ、プラス要素に欠けます。菊花賞と宝塚記念は問われる能力が近くなりやすいですが、この馬に関しては控えめな評価から考えたいです。



4-7 ワンアンドオンリー
短評:
 底力・持続力に優れる中長距離馬?
 ここでの不安は距離の短さ≒中距離指向の底力不足。
 長い脚や胴体、ドバイシーマクラシック(=スローからのロングスパート勝負、スローペース)の好走からイメージされる通り、中長距離指向の優れた持続力を持ちます。しかし、神戸新聞杯(=中距離指向の一貫ラップ、ハイペース)が辛勝だったように中距離指向の底力(=ハイペース耐性)で劣り、宝塚記念(=芝2000m寄りのハイペースになりやすいコース形状)では持ち味を発揮できないばかりか弱点が前面に出てしまう可能性が高いと思われます。
 ファンとしてはダービー馬に恥じない走りを期待したいですが、馬券を買う上では連を外すシーンを前提とした厳しい評価から考えたいです。


6-11 ヌーヴォレコルト(56.0kg・前走比+1.0kg/小柄)
短評:
 持続力を中心とした能力バランスに優れる千八巧者?
 ここでの不安は底力(=ハイペース耐性)不足。
 ヴィクトリアマイル(=中盤の早い流れ)で苦戦したように重賞勝ち馬としては底力の裏付けが弱く、宝塚記念(=底力の要求度が高くなりやすい)では期待値が低くなると思われます。
 また、小柄な馬体に初めて56.0kgを背負うこともマイナスで、人気に見合う信頼性はないはず。総合力の高さを評価しても、連を外すシーンを前提として妙味を追いたいです。


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