函館SS2015予想

カタストロフィ
10期 予想歴18年

◎スギノエンデバー
  8着/6人気

○コパノリチャード14着/1人
▲サトノデプロマット10着/5人


 土曜の馬場を見ていると1200mでも余裕で8秒台前半出ているので、このレースではめったに出ないけど8秒を切ってくる可能性を考えないといけないレベルかな。


 展開がまた枠を見て難しくなったなあという印象。坂スタートの中で56kgと重い斤量を背負わされる牝馬のアンバルブライベン、これを外からすぐにエーシントップが新潟1000坂スタートでスッとハナを取れた前走から今回どこまで主張するのか。アンバルにとって唯一の救いはメイショウイザヨイのすぐ外に入れたという点は大きい。イザヨイはハイペースメイカーなのでこれが外から吹っかけてくると厄介だったがテンの速さで前に出切ることができれば問題ない。その点では幾らかマシだがそれでも条件は良くないし、57kgだったとはいえ淀短距離Sでは出足も鈍っていて、更に洋芝で完全に坂スタート、3角まで上りとなる今回は影響も大きい。アンバルブライベンが楽にハナを切るという前提で進めるのは危険かなと。ある程度流れるだろうし今の馬場なら他の馬も前掛かりになる。33秒台前半、7秒台後半の決着としてみても1秒ぐらいのややハイになると考えるのが妥当だろうと。



◎スギノエンデバーは今回のレースを象徴しているかのような本命になったなあという感じ。レースレベルそのものに疑問があるのと、現時点でのスプリント路線の低調さを物語る内容で、ティーハーフやサトノも脅威、ローブやセイコーライコウレベルが古豪、コパノリチャード、アンバルブライベンは適性や条件的に微妙な面がある。宮記念で判断しても正直まだまだ混沌としている中で総合力勝負で良かったハクサンやミッキーが結果を出し、それらをまとめてエアロにやられたという感じ。そんな中で函館の洋芝適性、それも高速状態に近い中での適性を持っていて近走のパフォーマンス的に状態もよさそうなこの馬から入ろうと。本当はコパノリチャードとは悩んだんだが、今の函館の馬場だと7秒台の決着になるわけで、そこに目途を立てていないコパノを信頼しきるのは怖いなと。この馬は一昨年の函館スプリントSが印象に残っていて、正直高速馬場適性が高い馬で洋芝?と思っていたんだが何のの末脚。34.1-34.4とペースも上がり切らず、11.4 - 11.6 - 11.0 - 11.8とパドトロワが出し抜くラップで後方馬群の中でもがきながら直線序盤で後方外、そこからL1のバテ差しで猛然と外から伸びての6着。着差も僅差だし内容的にも前々がコントロールしての出し抜きの競馬で、前も向けなかったこの馬としては加速で苦労した中でそれでも突っ込んできた。適性は高いはず。今回は外枠で前の出方が読みにくい、基本的には3角で緩むのでここで前を向いて押し上げることができればと。今回はメンバー構成的に見てもかなり危うい馬が多いし、馬場も思ったより高速状態。前走の競馬は京都1200でこことは繋がりにくいにせよ状態そのものは良いという証明にはなった。追い切りも良かったのでコパノから入り切るには不安がある以上、素直にここから入ろうかなと。


〇コパノリチャードは馬場が思ったより高速状態だったことを考えるとやっぱりちょっと差し引いての対抗。宮記念では悪くない競馬だったが34.0-34.5と平均ペースにコントロール、11.4-11.6-11.3-11.6と再加速戦で好位の外からミッキーアイルを目標にしながらも直線序盤の加速地点で伸びがなくてジリっぽかったし内を突いたサドンストームクラスに見劣っている以上58kg背負って洋芝と言えども7秒台の競馬になってくる、前半も33秒台のペースになることを考えるとそこまで楽についていけるのかどうかというのは大きい。好位で進められるとは思うし、そこから緩みで取り付いて外から力を出し切れればもちろんこのメンバー構成なら最上位だとは思ってはいるが、基本的には単調でタフな馬場での消耗戦が理想なのは言うまでもない。そのなかでL2で加速する様なラップを踏むときに置かれず動けるかどうか、そもそも馬場的に軽い中でついていけるかどうか。ただ枠の並びで見ると内枠に速い逃げ先行勢がそろったので出足が鈍くてもある程度の位置にじわっとつけていきつつ進められると思うし、まあ宮記念勢で見れば最上位は最上位、高速馬場っぽい感じはあるにせよ相手関係的に見てもここで恥ずかしい競馬はできないぞと。


▲サトノデプロマットはまあこの低調なメンバー構成なら普通に勝負になるんじゃないかなと。まず2走前の阪神1200の勝ち方が良くてタフな馬場で34.7-34.7の平均ペース、11.2 - 11.4 - 11.2 - 12.1のラップ推移で再加速の流れを番手からしっかりと突き抜けての完勝。要所で動けていたし、L1で抜け出してからもティーハーフを寄せ付けていない。 前走の船橋Sでは中山1200らしくそれなりのペースにはなったが33.4-34.0とややハイ程度で11.0 - 11.2 - 11.1 - 11.7と誤差程度には再加速の流れ、ネロの出し抜きに若干苦戦はしたが最後はしっかりと捻じ伏せた。軽い馬場での基礎スピード勝負よりは少し緩められた方が良いかなという感じはあるのと、前走で一応高速決着に対応できたのは大きい。2列目が取れれば理想だが、今回はその辺りが読みにくく内が長引くようなら離れた好位という選択肢もある。いずれにせよ完全な一貫ペースにはならず3角では緩む傾向にあるのでそこで取り付ければ好位からでも問題ないだろうと。このメンバー構成なら通用していい。


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