セントウルS2015予想
セントウルS フジキセキ産駒のセカンドステージに期待。

軍神マルス
08期 予想歴17年

◎ストレイトガール
  4着/3人気

○ウリウリ2着/1人
▲リトルゲルダ9着/4人
△ハクサンムーン8着/2人


★傾向分析★
2010年 タイム 1'08"0 (良) 1FAve=11.33 3FAve=34.00
テン33.9-上がり34.1 『一貫』
1着ダッシャーゴーゴー・・・サクラバクシンオー×Miswaki=プリンスリーギフト×ミスプロ 〔18〕 2-2
2着グリーンバーディー・・・Catbird×ラストタイクーン=ダンチヒ×ノーザンダンサー 〔21-a〕 1-1
3着メリッサ・・・ホワイトマズル×トニービン=リファール×グレイソヴリン 〔3-l〕 7-4

2011年 タイム 1’08”5 (良) 1FAve=11.42 3FAve=34.25
テン34.1-上がり34.4 『一貫』
1着エーシンヴァーゴウ・・・ファルブラヴ×Thunder Gulch=ノーザンダンサー×ミスプロ 〔4-c〕 2-2
2着ラッキーナイン・・・Dubawi×Green Desert=ミスプロ×ダンチヒ 〔6-a〕 9-4
3着ダッシャーゴーゴー・・・サクラバクシンオー×Miswaki=プリンスリーギフト×ミスプロ 〔18〕 7-4

2012年 タイム 1’07”3 (良) 1FAve=11.22 3FAve=33.65
テン33.2-上がり34.1 『前傾』
1着エピセアローム・・・ダイワメジャー×Cozzene=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔14〕 5-5
2着ロードカナロア・・・キングカメハメハ×Stom Cat=キングマンボ×ストームバード 〔2-s〕 3-3
3着アンシェルブルー・・・マンハッタンカフェ×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード 〔5-h〕 8-7

2013年 タイム 1’07”5 (良) 1FAve=11.25 3FAve=33.75
テン33.8-上がり33.7 『一貫』
1着ハクサンムーン・・・アドマイヤムーン×サクラバクシンオー=フォーティナイナー×プリンスリーギフト 〔18〕 1-1
2着ロードカナロア・・・キングカメハメハ×Storm Cat=キングマンボ×ストームバード 〔2-s〕 3-3
3着ドリームバレンチノ・・・ロージズインメイ×マイネルラヴ=ヘイロー×ミスプロ 〔2-n〕 5-5

2014年 タイム 1’07”4 (良) 1FAve=11.23 3FAve=33.70
テン32.9-上がり34.5 『前傾』
1着リトルゲルダ・・・Closing Argument×Buddha=マッチェム×ミスプロ 〔5-g〕 6-4
2着ハクサンムーン・・・アドマイヤムーン×サクラバクシンオー=フォーティナイナー×プリンスリーギフト 〔18〕 2-2
3着エピセアローム・・・ダイワメジャー×Cozzene=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔14〕 8-8

 流れは、テン-上がりのラップ差がほとんど変わらず、過去5年全て『一貫』の流れ。
『一貫』・・・逃げ△ 先行○ 差し◎ 追込△
 展開的には差しが最も恵まれるのだが、開幕週ということもあり好走馬のほとんどが4コーナー5番手以内の逃げ・先行馬が好走多し。

 血統の傾向は、サクラバクシンオー産駒が得意とする重賞(=07年2着→08年1着カノヤザクラ、08年3着スプリングソング、10年1着・11年3着ダッシャーゴーゴー、13年1着ハクサンムーンは母父サクラバクシンオーなど)で、好走馬も多いです。
 ヴァイスリージェント系やフジキセキ産駒なども好走していて、スプリント~マイル重賞で強い血統がそのまま好走しやすいと考えます。
 また近年母父トニービンが好走していて、欧州スタミナ血統を有することでスピード持続能力が高まるような配合馬が狙い目と考えます。

 ステップの傾向は、近2走内にアイビスサマーD好走している馬との相性が良い傾向。適性が似ていると思われます(=07年1着サンアディユ、08年1着カノヤザクラ、09年1着アルティマトゥーレ、11年1着エーシンヴァーゴウなど)。
 前走北九州記念組は、好走馬も大敗馬も好走馬がいるのだが、差し馬の好走が多い傾向。前走小回りの小倉芝コースで外を回して届かなかったようなタイプは反撃可能。

 またサマースプリントシリーズで好走しているような、牝馬は斤量でアドバンテージがあり好走しやすいようです。

★予想★
セントウルSのポイントは、
①開幕週なので、逃げ・先行に位置できそうな馬を上位に。内枠ならばなお良し。基本的には4コーナー5番手以内に位置しそうな馬を。
②サクラバクシンオー産駒は特注。
③テンのダッシュ力(=パワー型)に優れ、スピードの持続性能型をもつ馬(=血統ならばダンチヒ系、ストームバード系、ヘイロー系、ヴァイスリージェント系)。ミスプロ系もダート質な流れに有効。さらに欧州型の要素が隠し味になっているようなタイプが◎。
④軽量馬(=特に55キロ以下の牝馬)にも注意。
⑤サマースプリントシリーズ好走馬。特注はアイビスサマーD好走馬。
⑥北九州記念組は内容を良く検討する必要あり(=着順の逆転がありうる)。差し上位の場合は、好走しやすいのは先行してちょい負けした馬。前残りの結果なら、前に展開しての好走馬がそのまま好走しやすい。

◎ストレイトガール・・・フジキセキ×タイキシャトル=サンデーサイレンス×ヘイロー 〔16-a〕
 前走ヴィクトリアM1着(=東京芝1600m)。阪神芝コースは(0-0-0-1)、芝1200m戦は(8-3-1-6)。今回は約4か月の休み明けとなるが、休み明けは(2-2-0-1)と好走が多く、苦にしない馬と考えて好走に期待する。また14年ヴィクトリアM3着→15年1着と着順を上げての好走から、フジキセキ産駒のセカンドステージと考えて、安定して好走できる馬と考えて期待する。先行脚質で前々で立ち回れることもプラス要因と考える。
 フジキセキ産駒はスピード型サンデーサイレンス系で、内枠を活かして好位から抜け出す“イン突き”のレースが得意。すっと好位を取って折り合い、一瞬のタイミングで馬群を抜けられる器用な脚を持っていて、サンデーサイレンス系の中でも屈指の能力。この器用さは2~3歳の早い時期では大きな武器となる。この器用さと一瞬の脚の速さは、特に牝馬戦でも発揮され、大物食いもしばしば。2歳から走る早熟性を有しながら、高齢でも侮れないしぶとさがあり、セカンドステージも存在する。休み明け(=4ヶ月以内)での穴も多い。母父タイキシャトルはヘイロー系で、芝ダート兼用の快速スピード型で、得意コースに1200mが並ぶ、速さと粘りの血統。高速決着も望むところ。仕上がりの早さを活かして、2歳の新馬からスピード全開。内枠からポンと出て最短コースを抜ける器用さを持ち、内枠の成績が良い。逃げ・先行馬が有利なローカル開催の前半に勝ち星を量産する。スプリンター中心ながら、2歳から3歳前半の時期や一流馬はマイルや1800mでも走るから安易に距離で嫌わないこと。また好調期は連続して好走し、勢いがなくなるとスランプを迎える波の大きさもある。“フレッシュ”が好走条件で、穴を狙うなら短期休養明けと距離短縮がオススメ。
 No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、また父親よりもスケールが小さくなる傾向。

○ウリウリ・・・ディープインパクト×フレンチデピュティ=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔1-m〕
 前走CBC賞1着(=中京芝1200m)。阪神芝コースは(0-1-2-2)、芝1200m戦は(1-0-0-0)。前走CBC賞では初の芝1200m戦でも好走。近走は芝1400m戦でも好走していて、短距離も苦にしない馬と考える。差し馬にて、外々を回した場合は差し損ねることも想定しつつ、それでも能力的には信頼できる馬と考えて、好走に期待して評価する。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父フレンチデピュティはヴァイスリージェント系で、セカンドステージが存在する芝・ダート兼用タイプ。鮮度や勢いが好走に重要なポイントで、好走中なら馬体重がポイントになる。使い詰めると馬体重が減りやすい傾向があり、パフォーマンスが低下する。距離の守備範囲は広いが、牡馬は1600m以上、牝馬は1600m以下の勝ち鞍が中心。芝・ダート兼用型のため、“時計のかかる芝”や“時計の速いダート”が得意で、芝もダートも重馬場を得意。
 No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋~4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号mは、勝ち上がり率は高いが、能力の壁にぶつかると乗り越えることが少ないタイプ。よく言えば自分の持てる力を全て吐き出すが、相手がそれ以上だとあっさり負けてしまうタイプ。ただし弱い相手には滅法強いタイプ。 ただし自身が強ければとことん強い可能性は十分(=テイエムオペラオーやカワカミプリンセスなどが分子記号mで、連続好走中の上昇期は逆らうのは痛い目をみることが多い)。

▲リトルゲルダ・・・Closing Argument×Buddha=マッチェム×ミスプロ 〔5-g〕
 前走アイビスサマーD5着(=新潟芝1000m:0.6秒差)。阪神芝コースは(2-0-0-0)、芝1200m戦は(5-1-3-6)。14年セントウルS1着馬で、阪神芝コース巧者。近走は凡走続きだが、コース巧者である点と、昨年好走したときと同じように、今年も内枠を引いて先行しそうな点から、好走しそうな条件はあるため、期待して評価する。
 Closing Argument産駒はマッチェム系で、距離は短距離~マイルに向き、2歳から走る馬もいれば、古馬になって成長する産駒も出す。芝・ダート兼用型。同系のウォーニング産駒のカルストンライトオやサニングデールがローカルコースの短距離戦で活躍したように、平坦ローカルコースの短距離戦は自慢のスピードを活かすには最適の条件にて、好走に期待して評価する。母父Buddhaはミスプロ系で、詳細は不明。アンブライドルド系なので、アンブライドルドの特性の特性は有すはず。芝・ダート兼用の中距離血統で、ミスプロ系の中では我慢強さがあり、揉まれる展開になってもレースを投げるようなことはしない。芝に限れば直線まで溜めていると爆発的な脚を使うが、その分展開に左右され不発に終わることもあるが、強気に勝負したい血統。ダートなら先行しても差しても安定性はある。古馬になっても力の衰えは少ない。
 No.〔5〕の牝系は、緩いペースよりも厳しいペースで真価を発揮するタイプが多く、人気よりも人気薄で好走することの多い穴タイプの馬が多い。直線の長い芝コースでの好走が多い。分枝記号gは、パワータイプが多く雨も苦にしないが、不器用なタイプも多く厳しい流れで力を発揮する。

△ハクサンムーン・・・アドマイヤムーン×サクラバクシンオー=フォーティナイナー×プリンスリーギフト 〔18〕
 前走高松宮記念2着(=中京芝1200m:0.1秒差)。阪神芝コースは(4-1-0-1)、芝1200m戦は(5-5-1-7)。セントウルSは、13年1着→14年2着と2年連続好走している馬で、6歳馬だが短距離路線ではまだまだトップクラスの馬。先行出来る点はプラス要因として活きると思うが、13年1着→14年2着と着順は下げている点からも「老馬の法則」が活きると考え、連下候補として考えるべきと評価する。
 アドマイヤムーン産駒はミスプロ系で、体の柔らかい産駒が多く着実にスピードを伝えるフォーティナイナー系。2歳の短距離から走れる仕上がりの早さと、芝・ダート兼用の快速スピードを持つ。好位で折り合い、馬群の内で我慢もでき、ギアチェンジの速さや競馬上手の賢さが目につく。インを通れる脚を持ち、芝の1枠の成績が良く、内枠の好走が多い。母父サクラバクシンオーはプリンスリーギフト系で、テンのダッシュ力に優れ、スピードという意味合いではピカイチの種牡馬。休み明けから好走可能で、使い詰めるとパフォーマンスが低下する鮮度重視の特性がある。持ち時計には限界があり、各馬の能力を示す指標にもなる。中4週~8週のローテーションが良く、それより短くても長くても成績が落ちる。レース間隔1~2ヶ月がホットスポット。
 No.〔18〕の牝系は、活躍馬はナリタトップロードなどがいるがやや衰退気味の牝系。スタミナはあるが、融通の利くタイプは少なく、底力は少ない。分枝記号なしは、産駒ごとに得手不得手ははっきりしているものの、平均的に能力を発揮し、やや晩成傾向。


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