スプリンターズS2015予想
激走期待

下彦
15期 予想歴29年

◎ウキヨノカゼ
  3着/9人気

○ミッキーアイル4着/4人
▲コパノリチャード13着/10人
△アクティブミノル9着/8人


スプリンターズステークスの過去の好走実績の血を眺めているとノーザンのクロスを持っている事がわかります。
ロードカナロア(5×5×4)、カレンチャン(5×5)等。それで登録馬を見ていてア然、殆どの馬が持っています。それもそのはず、ノーザンダンサーは世界に跨る大系統だし、今回の登録メンバーにはディープ産駒が多く、ディープ自体母方ノーザンなので自ずとクロスする可能性は高まります。でもストレイトガールは持ってないんですね。ただヘイローのクロス(3×4)を持っていて大舞台で通用するスピードはここから継がれているのかもしれませんね。
ということでノーザンのクロスでは篩にかけられないので、ステップレースから印象に残る走りをした馬、TVh賞では2着のエポワスより数十メーター余計に走って勝ち、キーンランドでは完全な捲り競馬で勝った、

◎ウキヨノカゼ を本命に。
もともと短距離馬であって、1200で適正を見せたのか、実が入って覚醒したのか、或いは洋芝適正が抜群にいいのか不明で、行き脚がつかずに早めに仕掛けていったら勝った、みたいなレースでしたね。展開に恵まれ嵌ったのも事実ですが強かったのも又事実。2レースとも着差はわずかですが、あの脚だと後1Fあっても何とかしてしまうような迫力ある走りでした。
勿論ここでキーンランドのような捲りきる競馬は望めないでしょうが火が点いたらなかなか消えないような迫力は魅力です。オンファイアだけに。ディープ全弟のオンファイア産駒らしく、行き脚の良くないところがディープの仔に時々見られる、あまりよくないところかと思いますが、どんどん前に出ようと搔きこんで来る姿は母方から継がれたものかなと思います。
母・母母とも走ったのはダート、母父はフサイチコンコルドですからね。ウキヨノカゼの1200でのスピードの持続性はフサイチの父カーリアン(ニジンスキー)からきてるんじゃないでしょうか。フサイチ自身、ノーザンのクロス(3×3)という近親配合だし、インブリードが与える血の影響は大きいということですから。因みにウキヨノカゼ自体は(5×5×5)で持っています。
あとは中山1200がどうかということですが、坂自体はフェアリーSでゴール直前刺し込んで来ているように問題はないと思いますし、スタートから下りが続くのは行き脚の良くないこの馬にとっては補助となりいいのではないでしょうか。ただ今度は前が速くなりますから、離されて4角でもまだ後ろとなったら届かないでしょうね。
とりあえず、危険を承知でこの馬から。

〇ミッキーアイル 他の馬場に比べ中山に良積のないディープ・サンデーですが、母系がノーザン色強く、最初の頃は軽い逃げ馬かなと思いきや、阪急杯の不良馬場を先行し3F前後半差1.9秒のタフなレースで2着。イメージが変わりました。高松宮記念も16番枠から5、6番手で先行し最後迄いい脚を使い0.1秒差の3着ですからね。立派です。この馬もノーザンのクロス(5×5×5×4)と意外に濃いんですよね。馬格もあるし「ミッキー」というイメージに欺かれていた感じです。ここも期待。

▲コパノリチャード 昨年の阪急杯は凄かったですね。スタートしての3F(12.2-10.7-10.9)、稍重から良に変わった芝が良かったのかもしれませんが、これで逃げてるんですからね。結果、3F前後半差2.0秒の
ハイで4馬身差の圧勝。不良馬場の高松宮記念を勝ったりとタフなレースに強いんですね。この馬もノーザンのクロス(4×5)があります。母父トニービンもいいですね。中山は皐月賞で惨敗して以来ですが、ペース、コースが向きそうで単穴で。あくまでベストは1400だとは思いますが。

△アクティブミノル ノーザンのクロスはありませんが、スタチューオブリバティ産駒(キャット←バード←ノーザン)と直系の短距離馬ですね。母方にはミスプロもあり、ここも良さそうな感じです。
前走セントウルはこの馬とディープ産駒が良かったですね。スタート良くハクサンが番手、ルチャドルが存外出が良くなく絡んでこなかったため早々と隊列が決まり(34.0-33.8)の0.2秒スロー、千二だからスローそのものですか。開幕週ながら結構刺し込みも決まっていた馬場で芝は良かったでしょうけどパンパンではなかったということですね。「稍重⇒良変わりの馬場」同様ディープが得意そうとする馬場でバーバラ、ウリウリは好走してますね。ハクサン他にはちょっと合わなかったかも知れま
せん。
この馬1200mは(3-0-0-0)といいのはわかりますが、朝日杯が何といっても強かった。馬場も良くありませんでしたが、ペースも前後半差1.3秒のハイを逃げて5着に粘り通しましたからね。クラリティスカイ以外、前にいた馬と後ろにいた馬が逆転する程タフなレースでした。ファルコンステークスも3F前後半差2.5秒ものハイを逃げてハナ差2着と、とにかく逃がせば強い事は間違いないですよね。

このレース、馬場が高速になるにせよゴール前の坂は相当な負荷になる筈で、底力があり実績もある、ハクサンやストレイトガールを入れなくちゃいけないんでしょうが、どうも人気のない方に食指が動いてしまって・・・。


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スプリンターズS2015回顧
G1なので振り返り

下彦
15期 予想歴29年

次走狙い:アクティブミノル
次走狙い:ウキヨノカゼ


勝浦特別のキャレモンショコラがこっちに出ていたら勝ってたことになりますね(笑)。
あちらは10.9から11.3のイーブンで逃げてソコソコ後続馬に脚を使わせ直線出し抜いた競馬でこれはこれで強いですね。
スプリンターズステークスがこのような結果になったのは、前2F10.7から3F目に11.7と落としたことが全てですね。
結果、スプリント戦にしては後続の追走が楽になり、ハクサン、アクティブは上がりの競馬に対応を迫られアウト。サンデー系の馬が掲示板を独占してしまいました。まさか中山1200G1でスローとは夢にも思いませんでしたがこれも競馬、決して低レベルだとは思わないし、実際にこういう場面でも対処してきたストレイトガールは本当に強い馬だと思います。ウキヨノカゼに至っては3F唯一の32秒台の脚で抜ける勢いでしたからね。中山の坂でウキヨノカゼもサクラゴスペルも(サンデー+ニジンスキー)の伸びが有効でしたかね。


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