エリザベス女王杯2015予想
リピーター志向の強いレースだが、敢えてリズム重視

夏影
14期 予想歴32年

◎ウインリバティ
  16着/13人気

○シュンドルボン7着/11人
▲ルージュバック4着/3人
△タッチングスピーチ3着/4人


エリザベス女王杯は『リピーターが来るレース』として有名。

今回で言うならばラキシスやヌーヴォレコルトが該当する訳だが、ここ最近の活躍馬のほとんどが鮮度要求度の高い種牡馬の仔である。
そしてその代表が、実はハーツクライ産駒だったりディープインパクト産駒だったりする。
昨年の勝馬ラキシスはリピーター馬だが、大阪杯を境にパフォーマンスが下がっている印象が強い。
昨年2着馬のヌーヴォレコルトにしても、中山記念をを境にパフォーマンスが落ち気味だ。
キャリアを積むに連れ、新鮮味を失い飽きを感じている印象が強い。
昨年以上のパフォーマンスを期待するのもどんなものか?というのが私の見解。
ならば、リピーター狙いではなく、勢い重視で攻めてみたい。

物理的には、道中気の良さを生かして終い勝負の馬が基本も、ルージュバックやタッチングスピーチなど、有力馬のほとんどがこの手のタイプ。
ならば、ノーマークになる先行馬に注目してみたい。

本命は連勝中のウインリバティ。
やはり鮮度要求度の高いダンスインザダーク産駒だが、生涯初のG1で新鮮味を感じるタイミングだ。
3連勝という事実だけでなく、ここ最近は逃げやら早め先頭といった有力馬には見られない競走意欲旺盛なレース振りもこの馬の評価の重要なポイントだ。
一気のメンバー強化だが、体力豊富なタイプで能力的にも全く引け取らないはず。
最高のパフォーマンスに期待したい。

相手はやはり3連勝中のシュンドルボン。
こちらも勝ち上がり組で新鮮味を感じるタイミングだ。
ここ3戦スローの競馬に対応しているが、そもそもがペース激化向き。

常識的な線から攻めるなら、やはりルージュバックとタッチングスピーチ。
この2頭の組合せもしっかり押さえておきたい。


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エリザベス女王杯2015回顧
馬体を減らして集中

夏影
14期 予想歴32年

次走狙い:クイーンズリング


今年のエリザベス女王杯は、夏の上がり馬マリアライトが鋭い差し脚を見せて優勝した。

発走20分ちょっと前くらいに、つぶやき欄の書き込みを見た方もいたかと思います(笑)。

『マリアライト…絞れました。ちょっと恐いですね(笑)。』

何ゆえに『絞れて恐い』かと言えば、この馬はディープインパクトの強い牝馬産駒のにありがちな『集中力主導タイプ』の精神構造を持つ馬だからである。
この手のタイプは、気持ちが臨戦モードに入ると自ら馬体を作ってくる傾向にあり、使われながら馬体を絞ってくるのが特徴的。
今回は10㎏減で好走が続いていた頃と同じような馬体になっていた。
つまりが、『走れる状態に馬体を作って来た』→『心身ともに臨戦体制に入った』という事を馬体重の減り方で理解したのである。

さて連覇を目指したラキシスが凡走したのは、やはりマンネリ化が原因。大阪杯を境にパフォーマンスが下がっていると指摘したように、競馬に『飽き』を感じている状態。
意欲的な競馬を期待するのは厳しい。

対しマリアライトは、今年の夏にオープンに上がったばかりで、今回は『初のG1』だった。
生涯初のボスキャラ対決(笑)に『心踊る』状態。G1常連組にはない精神的アドバンテージがあったのだ。

それにしてもヌーヴォレコルトはかなりキャリアの長い馬だが、良く今回も好走出来たものだと関心する一方、能力が高いのに勝ち切れないのは、やはりテンションの低さなのかな?とも感じている。

サラブレッドも機械ではなく、やはり『心を持った動物』…今回のレースでもその事を痛感させられた。


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