阪神牝馬S2016予想

カタストロフィ
10期 予想歴19年

◎ストレイトガール
  9着/3人気

○ウインプリメーラ3着/5人
▲ダンツキャンサー7着/13人


 木曜の総雨量が阪神競馬場で68mmととんでもなく雨が降った。 ただ、先週の日曜なんかはかなりの高速決着、高速ラップを踏んでいたのでベースの馬場自体は超高速状態に近い。そう考えた時に、木曜の大雨も金曜は開催がないわけでここである程度は乾く。そして土曜日となるとそこまで悪化しない可能性の方が高いかなと。まあ流石に多少は影響するとは思うんだが、桜花賞週だし最終的には良馬場までもっていきたい、そこで時計もそれなりに出すためにも馬場回復に力を入れてくるかなというところも考えてやや高速で勝負する。まあ、出来れば当日の馬場をしっかり見た方が良いけどね。


 展開だが雨の影響がどうしてもあるのである程度は探りながら。ただ行くしかないダンツキャンサーは文字通り行くしかないので内枠から主張。これを見ながらだがウインプリメーラ辺りはそんなに飛ばす馬ではないのと、スマートレイアーを意識した競馬になると思うのでスマートの前に出てレースをスロー気味にコントロールしていきそう。ダンツが単騎逃げになって離れたウインが実質スローに持ち込む形になる可能性が高いかなと。内からはそれほど先行馬がいないので外の各馬が内に切り込みながらスローにコントロールする意識で進めて、ダンツを除いた離れた番手以降は48.5-46ぐらいのスローTS持続特化戦を想定したい。


◎ストレイトガールはまあここは素直にトップスピード持続力を評価して。ヴィクトリアマイルでもそうなんだが、この馬本当にTS持続力が高いしそれを前々でやれるってのは武器になるなと。そのヴィクトリアマイルはミナレットが単騎逃げで45.5-46.4のややハイなんだが、実質は離れた番手ケイアイ視点では46秒半ば程度。スローバランスの中でミナレットが11.2 - 11.4 - 11.2 - 11.6 - 12.2とコーナーでも速いラップを連続、この中で好位の内目から外に進路を取って直線でしっかりと伸び、L1で抜け出したケイアイの外からグングン伸びてきたのはこの馬だけだった。L4が11.4なわけなのでこの馬自身後半4Fで44秒半ばはまず間違いない、つまり馬場さえ超高速なら11秒前後を4Fは楽々連続できるというのは異常なレベルであると。この辺からもTS持続力が最大の武器で、スプリンターズSも勝ってはいるが淀みからのTS持続戦で基礎スピード面を要求されなかったことが大きいだろうと。今回枠の並びを見てもダンツキャンサーは逃げるしかない、ウインやスマートレイアーはペースを引き上げたくない先行馬ではあるし、スマートは出負け癖のミルコで川田としてはその外からスマートの前に出て進路をふさぎたい、ストレイトガールもポジションを取って行く馬なので、その外からじわっと無理せず好位、そのままペースが上がらなければ当然だけどこの馬の持ち味であるTS持続力が炸裂するだろうというところ。昨年のVMはパンドラやヌーヴォといったところも参戦していたが、前々でTS持続戦の形で普通にL1一番伸びてきたというのはインパクトが大きいし、完全にケイアイの勝ちパターンを捕えきったのは正直力が一枚違ったはず。距離はもっと長くても行けると思っているぐらいのTS持続力の非凡さなので、この条件でゆったり入って基礎スピード面がそこまで問われなければだし、ペースが上がってもそんなに苦にしない馬。雨が思った以上に影響するようだと不安はあるが、それでもズブズブの田んぼ馬場宮記念で3着実績もあるのはある。追い切りを見ても2週前は時計が出易かったのを差し引いても異次元の加速度、最速ラップ。今週は外を通して3~4Fでしっかりと時計を出しつつもう一段階ピッチを上げてきた。状態に不安はないと思うし、この枠の並びならこの馬から入りたいかな。


〇ウインプリメーラはTS持続力の高さが売りなのは確かで、後は阪神のL1での上り坂で踏ん張れるかどうかだけ。これまでの内容的にも京都巧者で京都ではL1まで踏ん張り切れているし、直線平坦の方が最後まで頑張れているのでここはカギ。ただ京都金杯でも見せているように、46.8-46.2と平均ペースだが単騎逃げ馬を離れた2列目で見ながら12.2 - 11.6 - 11.3 - 11.6 - 11.7とL3最速の中で勝ちに行く形で早めに先頭に立ちながらL1でテイエムタイホーの強襲をしっかりと封じ切っての勝利。テイエムも序盤さえゆったり入れればTS持続力は高い馬なんだが、京都の高速馬場ならこれをきっちり封じ込めた。阪神外でもポジション差を活かして離れた番手で3~4角から動いて外から押し上げてくる後続に脚を使わせる形になればというところ。先週までの阪神を見ても前内有利ではあると思うしこの枠の並びは純粋にこの馬にとっては理想的。


▲ダンツキャンサー
今回は条件が揃ったかも。特に気になるのが4走前。京都芝外1400m戦で良馬場、11.6 - 11.5 - 11.1 - 11.6のラップ推移でスローから上手くコントロールして出し抜く感じ、リードもかなりあって単騎で進められたのもあったが、意外と直線序盤の最速地点でそんなに詰められなかったし意外と速い脚を使えた。もともとはスピードタイプではあったと思うのだが、近走は後半勝負でもそれなりにやれるようになっているのは大きいかなと。特に3走前は結構ハイレベル戦だったと思うんだが、平均ペース気味で11.7 - 11.6 - 11.6 - 11.5 - 12.0とポテンシャル勝負の中で好位の最内で溜めながら直線序盤からL1まで意外としぶとく踏ん張っていた。今回は自分の競馬を展開できそうな条件が揃ったし、追い切りも良かった。主導権を握って後続に対してリードを取りつつ、かつ余力を持って直線に入ってもそれなりに早いラップを踏めるようになった今なら前内有利の今の阪神も含めて残る可能性は考えておきたい。


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