天皇賞(春)2016予想
結論。

アキ
14期 予想歴20年

◎キタサンブラック
  1着/2人気

○アドマイヤデウス9着/11人
▲ゴールドアクター12着/1人
△トーホウジャッカル5着/7人
×アルバート
×サウンズオブアース


◎キタサンブラック
○アドマイヤデウス
▲ゴールドアクター
△トーホウジャッカル
□シュヴァルグラン・フェイムゲーム・サトノノブレス・トーセンレーヴ・タンタアレグリア・レーヴミストラル
×アルバート・サウンズオブアース

◎キタサンブラックは枠見ると仕方ないかなというとこ。菊花賞同様、仮に控えてもインでギアチェンジを活かしやすい条件だし、個人的には捲られて完全な消耗戦にはならないかなとヤマを張っている。その上で仮に消耗戦でも京都外回りで今の馬場ならインでの立ち回りでカバーできるし、行かないならその分前に行くだけでレースは組み立てやすい。素直に本命で。
○アドマイヤデウスは良い枠だし思いきって。前走はしめしめという負け方で、まああれで詰まるのは騎手のセンスの問題だけど、今回ロンスパをインで構えればというとこだし、極端な超高速馬場でないのもいいかな。この馬は消耗戦寄りでかつギアチェンジが非凡な馬だし、嵌る条件は揃った感じ。
▲ゴールドアクターは菊花賞では1・2着とは立ち回りの差はあったし、今回外枠にはなったけど、コーナーまで余裕のある3200mなら極端に悲観視する必要はないかなと。出たなりの競馬が出来る馬だし控えて後半勝負でも行けると思う馬。その辺はバランスをとってくれる吉田隼人だしまあ相手にはというとこ。
△トーホウジャッカルは前走はタフな馬場状態が全てだと思ってるし、出来も少し持ち直してきた。馬場以外ではまだ底は能力的に見せていない馬だし、この人気もあるし積極的に押さえたい。
□シュヴァルグラン・フェイムゲームは消耗戦タイプの馬でまだ動けそうな騎手2人を選んだというとこ。サトノノブレスは斤量は慣れている馬だしある程度序盤からじんわり流れる中で前目で受ければ面白い馬。トーセンレーヴは有馬記念の内容では上位陣と差がないし、前走はオーバーペース気味。インでロンスパの流れにでも乗れば面白い。あとは騎手考えると馬券圏内という意味では怖いタンタアレグリア、仮に仕掛けどころが遅い流れになると決め手だけでカバー出来そうなレーヴミストラルも押さえる。
×アルバートはシュヴァルグランに完勝した札幌のレースは最内と大外の立ち回りの差があったし、ここならまだ福永の方が動く意識あるかなというとこで。サウンズオブアースはこの枠での立ち回りだと去年のレースから距離が長いかな。


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天皇賞(春)2016回顧
完璧なレースメイク。

アキ
14期 予想歴20年

次走狙い:カレンミロティック
次走狙い:シュヴァルグラン
次走危険:キタサンブラック
次走危険:タンタアレグリア


13.0 - 12.1 - 12.4 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 11.6 - 12.9 - 12.6 - 12.6 - 12.7 - 12.5 - 11.6 - 11.4 - 11.7 - 11.9


これがレースラップなんだけどとにかく武豊のレースメイクが光ったかな。最序盤他が行くかどうか牽制しつつだったんで3Fまでは遅いけど、ここから1周目の直線が終わるくらいまでペースを上げて後続の動きを許していない点、そしてコーナーで自然と減速して向正面では上げずに息を入れている点。ただ13秒台までには落とさず後続にペースが落ちていない錯覚を与えつつ楽はしているラップなんだよね。トゥインクルなんかはその分動けなかった。そして坂の下りで一気に加速してペースを上げて外の馬をまともに潰した。完璧な逃げだと思うしこうなると内しか来ないのも納得。


キタサンブラック 武豊 10
まあ上に挙げたように完璧な逃げだったんだけど、この舞台で13秒挟まずかつ緩急を微妙につけて逃げるのはまず戦略としてギャンブルではあるし、リスクは高い。その上でやりきったからこれは評価したいかな。カレンミロティックに一度交わされたのはこのペースだと一瞬の脚の切れはカレンの方が上という事なんだとは思う。まあスローでも大阪杯のように切れて、今日のようなロンスパでも長く脚は使える器用さというのは立派な能力だと思う。ただテンに無理して押すと甘いかなというのが唯一の欠点ではあると思うし、宝塚記念はコース形状的に微妙なところはあるんだよなというとこ。まあ信頼はしていたけど、見事だった。

カレンミロティック 池添 10
これは予想的に完敗かなあ。阪神大賞典で見切ったのが良くなかった。結果こう出されるとやっぱり逃げたらダメなんだよなあという結論になっちゃうんだよね。池添もそのパターンと踏んでハナを切らずキタサンがいい出足だったのでその背後でマークに徹したし、キタサンのペースに助けられたところもあるけど仕掛けも含めて完璧だった。このハナ差は馬のピークだとは思うけどね。金鯱賞勝ってる時の状態ならおそらくこちらだったし、でもこれは参りました。まだまだやれるし、宝塚記念では適性的にこちらが狙いになると思う。

シュヴァルグラン 福永 8
うまくリカバーはしてたと思う。最序盤下手に馬の力を過信せずインの好位を意識した動き出しだったし、トーセンレーヴがフラフラしてコーナー入口がかなり狭かったので控えたのは正解だったけど、これでアドマイヤデウスの背後になってしまったのは細かい誤算にはなるかな。直線もサトノノブレスとの狭いところをしっかり割って進んだし、脚は出し切ったいい騎乗だと思う。あの最序盤ごちゃごちゃしなければこちらかなというところはあったし、この斤量で立派なパフォーマンスと思う。こちらも宝塚は期待かな。

タンタアレグリア 蛯名 9
振り返るとやっぱ蛯名恐ろしいわ。これ序盤で間違いなく痛恨の不利なんだよね。トーホウジャッカルが外のスペース譲らない分外からのプレスでこの馬が間違いなく想定よりだいぶ後ろの列での競馬になっているし、本人も言っている通りここでレースは終わっていたはずだと思う。半面その後のリカバーが素晴らしい。キタサンのペースを把握して無駄に動かない形にしたし、4コーナーでの捌き方・・中よりからインにスッと入ってまた外に出して直線ど真ん中を突いたあのコース取りは改めて見ると凄い。京都のあの地点のコーナーワークとして芸術的過ぎるし、やっぱり無条件でこの人はこのコースだと押さえとかないとなというとこ。まあかなり騎乗に助けられた面はあるので着順はあまり過信しない方がいいかな。

トーホウジャッカル 酒井 7
まあ酒井の執念は感じたね。最序盤かなり折り合いに苦労していたけど何とか落ち着いたし、そこで内に入るのは不可能だったので外で開き直った形かな。結果的にコーナーでキタサンのふるい落としにまともに引っ掛かってはいるんだけど、そこは酒井なりに勝ちに行った競馬なので致し方ないとは思う。はっきしいってコーナー外は全滅に近い中そこに耐えて直線一瞬キタサンに迫ったのは凄いし、完全に復調していると思う。宝塚は去年くらいの馬場なら全然こなせるし、今後怖い馬。

アルバート ルメール 5
まあ確かに出負けした時点で好位列につけるのは難しいし、ルメールだとどうしてもイン構えになっちゃうのは致し方ない。コース取りで無駄はないんだけど、勝ちに行く騎乗ではないんだよね。例えばせめて4コーナーでは早めに押して行ってシュヴァルグランにくっつく意識が欲しかったし、そこで待ってしまう分そりゃ届かないわなという競馬になったと思う。それなら出負けした時点で押していたし、外から強引に上げていく方がまだアイデアとしてはいいとは思うんだよね。想定内の敗戦ではあるし色々言わないけど、期待値が高すぎたコンビだとは思う。

ファタモルガーナ 内田 3
これはもったいない競馬かなあ。かなり強い競馬はしている。出していった割に安心しちゃってサウンズオブアースに入られた後どんどん位置取りが下がって後方まで下がっているし、加速の甘い馬なのでああなって外に回り込むと厳しい。4コーナーでも外目でかなり置かれているし、それで直線あれっていうくらい伸びてきたからね。戦略ミスの面は強いし、出し切ってヤマニンの背後くらい取れてれば正直大穴開けたと思う。惜しい。

フェイムゲーム ボウマン 4
まあ出足はどうしてもつかない馬だしあの位置取りにはなるかな。ただフェイムゲームの位置だとインで決め打ちしない方が良かったと思う。トゥインクルが動かなければ自分がというくらいで良かったし、ボウマンも動く意識はあったけど遅かったし動いたところで外のファントムライトにブロックされているしね。ファントムの完全な背後に出してから動かざるを得なかったし、ちょっと安易に運び過ぎたとは思う。脚は出し切ってはいるけどそこまでの戦略は良くなかった分の大敗かな。

アドマイヤデウス 岩田 8
まあこちらの希望していた乗り方はしてくれたし、岩田の流れどうこうではなくこのロンスパラップが響いた感じかな。どちらかといえばはっきり消耗戦か2F戦かなという馬だし、坂の下りではっきりペースアップされたのは苦しかった。思った以上に弾けなかったし馬の状態にも?だけどまあ外しても悔いないかな。

レーヴミストラル 川田 9
理に適った乗り方なんですよこれは。レーヴは絶対に序盤無理すると良くない馬だし、最序盤キタサンがペース上げたところで置かれるくらいで、緩んだ向こう正面で取りつく。馬群の動きに惑わされず一定のリズムで進めたし、コーナーで外を回さずタンタアレグリアと同じく真ん中を突いたのも完璧な立ち回りと思う。これで伸びなかったんだし状態面かなという負け方。目黒記念あたりで立て直せば十分。

サトノノブレス 和田 7
究極論で言えばもっと最序盤行ければというとこだったけど、サウンズに先に入られた時点で潔く待機策に変えて急激に寄せて最小限のロスでコーナーを回ったのは良かったね。4コーナーも内をタイトに立ち回っていたし、リカバーはうまく出来ていた。その分苦手のロンスパ戦で健闘した部分は大きいかな。こちらも宝塚記念あたりは面白い馬だとは思うけど。

ゴールドアクター 吉田隼 5
まあ仕方ない。これは難しい。隼人的に出も悪くなかったしギャンブル打って前目を意識したところで坂の下りで、ここで我慢しようとしたところでキタサンにペース上げられてスタミナだけロスする形になった。この辺は本人の言っているエキサイトしていた面はあるし、その上で武豊の罠にはめられた面は強い。4コーナーでもおそらく隼人の意識だとスローラップからコーナーで上げていって弾けるイメージもまだ残ってたんだけど、実際はここで2つ目の罠にはめられている感じだしね。距離という負け方ではなくて完全に武豊のレースメイクと馬の状態が一致して悪い方向になっちゃった負け方。まあ騎手としてできる事もあるっちゃあるんだけど、勝負を踏んだ上でしてやられた事だしこれはそこまで非難する必要もないかな。

トゥインクル 勝浦 5
これも武豊のレースメイクの罠に引っかかった馬かな。この馬が動けないようなラップ構成でかつ楽の出来る組み立てだから、勝浦としては一周目スタンドでは捲る必要のないくらいの速さだったのを向こう正面で持ち込んじゃって動けなかった。これはでも難しい判断だし、坂の上り入ったところで罠にはまったのを理解しちゃった感じだった。馬の能力の差もあるけど今回はしてやられた感じかな。

ファントムライト 三浦 4
まあファタモル・フェイム同様外に振られているのでいい騎乗ではないけど、この馬はあそこで余力無かったし、馬自体のスタミナかなあというところもあるしね。あと、京都はあまり良くない馬だと思う。八坂Sでも動き出しが四苦八苦していたし直線坂のあるコースの方がいいかな。

サウンズオブアース 藤岡佑 6
この馬の戦法だと前半は理想の滑り出しなんだけど、菊花賞より積極的な位置取りで序盤からスタミナ消費する流れだとというとこかなあ。はっきり距離が長かったと思う。

マイネルメダリスト 柴田大 5
力負けだとは思うかな。高速馬場でどうこう出来る馬ではなかったし。

ヤマニンボワラクテ 丸山 6
こういう競馬で良かったししっかり正攻法で勝負した結果だしね。この馬は京都は本質的には甘いんだよなあ。坂のあるコースの方がいいしフラットに4Fロンスパになってギアチェンジを活かせない京都外回りは鬼門だとは思っている。

トーセンレーヴ 武幸 5
ゴールドアクターと同じパターンの負け方だと思うね。最序盤スローで折り合いに苦しんだ中、その後ペースアップしちゃって一気に行ってしまったのが全て。


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