福島牝馬S2016予想

カタストロフィ
10期 予想歴19年

◎オツウ
  3着/13人気

○メイショウスザンナ8着/4人
▲フレイムコード12着/11人


 先週までは雨の影響もあったのか例年の春開催、時計がそこそこ掛かる福島らしい感じだった。ただ、Bコースに替わると傾向的には少し高速化して時計が出易くはなるし、例年46秒台に入ることが多い。その辺をイメージしてパンパンの良になりそうだしやや高速とみておく。


 展開予想だが今回はオツウが積極策を示唆。外のミナレットがどの程度出していくかだがミナレットは逃げ番手どちらでもといううタイプ。オツウがハナを主張するのであれば枠の差もあるし無理せずに番手を意識かなと。ウインリバティは福島1800、1角までの距離が短いこの舞台ではテンのスピードで苦戦するだろうし恐らくハナ争いに加わるのは楽ではない。ノットフォーマルが後ろからにシフトしているがこの条件でハナを狙ってくるかどうか、というところぐらいかな。外がある程度切り込んできてオツウもハナを取り切って、1角が下りの福島でもあり最序盤が早くなりやすく向こう正面序盤で少し息が入る、3角のスパイラルで各馬が仕掛けてのポテンシャル戦かなと。ただ馬場がどの程度回復するかによってはL2で速いラップを要求されることも多い。トップスピード戦にも対応できればなおいい。この辺は当日の馬場で見極められれば見極めた方が良いだろう。イメージ的には46秒のペースに入ってくる可能性もあるとみていて、一応は47-12-48ぐらいとみておきたいが、多少前後することで1分46秒の走破タイムまで意識しておきたい。基礎スピードを優先したいところ。ただ、逃げるのが加藤君となると正直淡々としたレースを作れるかどうかというのもあるし、そういう意味では幅は少し広げておいた方が良いかもしれない。まあ小回り1周コースの1800にしては基本ペースが上がりやすいコースなので基本は基礎スピードを重視で良いとは思っているが。


◎オツウは良い具合に人気を落としそうだし、良い具合に楽に行けそうな条件が揃ったかなと。3走前52kgの軽ハンデでドスローの流れの中で12.5 - 12.7 - 12.0 - 11.1 - 11.5と2F戦で恵まれての3着と思われがちだが、この馬はキレで勝負するタイプではないし、スローロンスパでもTS持続戦ならともかく完全な直線勝負という競馬で団子ではキレ負けしてしまう。この3着は前半はともかく後半の仕掛けはかなり遅く、コーナーで脚を使わせられなかったのが響いた。5走前では47.5-46.2とスローからの11.9 - 11.8 - 11.4 - 11.1 - 11.9とトップスピード戦、2番枠から番手で進めて直線でもしぶとく踏ん張って3着は確保した。相手関係もなかなか強敵だったしこちらの方が評価できる競馬。1800mのポテンシャル戦でも一定レベルはやれている馬だし、極端な高速馬場は不向き。マイルだと本質的には基礎スピード負けして後半に良さが出ていた馬。1800のポテンシャル戦でもやれる、この混戦模様で主体的に競馬が作れればメンバー構成的にも粘り込めるチャンスは十分で、しかも1800では基礎スピードで押していく競馬は結構未知数。マイルでもタフなペースでの基礎スピード特化戦でそこそこやれていた馬で、多摩川Sの勝ち方は印象的だったし、元町Sの年末阪神タフな馬場での消耗気味の競馬で4着に踏ん張っていた。基礎スピードも1800なら大いに武器になるはずなので基礎スピードを活かす競馬に持ち込めればチャンスは十分あるはず。相手もかなり貧弱だし、警戒。


〇メイショウスザンナは悩んで対抗でいいやって感じ。正直このレースは何かガツンと来るものがなかったんだよなあ。穴馬券だけちらほら買ってあとはいいやってぐらい。まあスザンナは力自体は間違いないし、昨年の基礎スピードを要求されてのポテンシャル勝負となった福島牝馬Sでも普通に中団馬群から上手く捌いて直線でしぶとく伸びてきての3着。外枠だしBコース替わりで内を意識したいということから本当はこの枠だとここまで強く狙うつもりもなかったんだけど、ハッキリ言ってこれと言って決め手に欠けるレースになった。ただ前走でも後方から決して恵まれる内容ではない中で最後までしぶとく伸びてきているしポテンシャルは最上位とみていいと思う。まあ今回もそんなに人気しないだろうし、能力は高いのであまり良い枠とは思わないけど基礎スピードの幅、ポテンシャルと相手が楽という点を評価して対抗。


▲フレイムコード
これも悩んで、クイーンSみたいに半端にペースが落ち着いての後半勝負ではイマイチ。逆に5走前では驚くほど善戦の4着だが、47.3-47.1と平均ペースの中で11.9 - 12.0 - 11.5 - 11.6 - 12.0とL3最速も11.5、淀みない中で2列目のポケットから直線でしぶとく伸びてケイアイエレガントは捕えたが外差しに屈した。ただこの時の府中は明らかに外差し馬場だったわけで、むしろこれだけの基礎スピードを要求されたところでしっかりと流れについていって進めたことで良さが出たという感じ。1800のポテンシャル戦でもある程度やれている馬だが、五稜郭Sを後半のポテンシャル勝負で楽に勝ち切っているように2000でも問題ないぐらいの馬で距離はこの辺りがベスト。中山牝馬Sは正直捲りロンスパとはいえもうちょっと踏ん張ってほしかったが持ち味の基礎スピード戦ではなく完全なポテンシャル特化。京都牝馬は重馬場で基礎スピード不足の1400、愛知杯は59.2-59.6だがL6最速で中弛み、先行馬は総崩れ。穴馬券としては福島1800で前半のペースが上がりやすいし例年に比べれば時計が掛かる可能性がある。その点で基礎スピード面を強く要求されればこの馬の出番があって良い。

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