中京記念2016予想

カタストロフィ
10期 予想歴19年

◎マイネルアウラート
  16着/8人気

○ケントオー3着/4人
▲ダローネガ14着/12人


 土曜を見ると時計自体は思ったより一段階遅いかなと。とはいってもラップ的に落ち切ることは少なく、マイルでも500万クラスで34秒台は出ているわけで高速馬場と言っていいと思う。時計は出易い。ただ顕著に外差し有利なのでペースが上がり切りにくい意識が働いているなと感じたかな。


 展開だがひとまずマイネルアウラートが先頭列に入って行く形になると思うが、スマートオリオンやカオスモスの出方を見ながら番手外でコントロールしたがるマイネル軍団なので内の各馬が行くなら行かせる形もあり得るかなと。ただあまりドスローに落とすと難しいのである程度は出していって誰も行かないならハナ、という形だろう。内からカオスモスの逃げもあり得ると思うけど、マイネルがすぐそばにいるしその直後を取りにスマートオリオンとの戦いにもなる。逆にスマートオリオンがハナを取り切る形なら割とすぐに隊列は決まりそう。まあいずれのパターンにしてもマイネルアウラートがある程度は引き上げるという形なので外枠からタガノエスプレッソが逃げ争いに加わってくるのはちょっと難しいかなとみる。時計的に46-47で1:33.0ぐらいは出る馬場だというイメージで、その中でこの展開から入りはちょっとゆっくりになると思う。47-46.2~3ぐらいで1:33.3ぐらいを想定しておく。まあ決めつけにくいところもあるので平均~1.5秒ぐらいのスローぐらいで幅は持たせておきたい。展望時点での想定よりスロー気味に振れ、全体の仕掛けもちょっと速くなるという意識。



◎マイネルアウラートは悩んだところはあるが土曜の馬場と枠の並びからこの馬を軸にしようと思った。まあ勝ち切るまでかはともかく、3着まででの期待値としてみた時にはかなり面白い一頭。まず展望前の前提と違って馬場が極端な高速というほどではないということと、外差しが顕著ということ。この辺からも内で溜めて坂で加速で出し抜くタイプの先行馬はちょっと苦戦しそうだなと(カオスモスはそれで評価を落として無印にした)。逆に前目で立ち回るとしたらゆったり入ってTS持続力をある程度高いレベルで見せられる馬が望ましい。また逃げなくても番手外で進められることで3~4角でじわっと仕掛けながら内から外と馬場の良いところに誘導していける立場というのも前目で粘り込む条件になると思う。加えてギャンブル的に言えばここまで極端な外差し馬場だと人気という点で見ても外差し側に振れる。でも前で残るだけの条件をこの馬は持っていると。まずスローからのTS持続でまあそれでもトップクラス相手には見劣ったが東京新聞杯で48.4-45.7とかなりのスローで12.4 - 12.2 - 11.2 - 11.0 - 11.3とL2最速のトップスピード戦。加速自体はできていたが質的にちょっと見劣った、L1もちょっと甘くはなったがそれでも相手関係を考えれば一定の評価は必要だし、そもそもドスロー過ぎた。この馬の場合1400の基礎スピード面では優位に立てていなかったが、それでも前走のパラダイスSでは2列目のポケットで我慢しながら34.9-34.6と平均ペースの11.2 - 11.5 - 11.2 - 11.5 - 11.9とL3最速で厳しい流れになってもしっかりと内から抜け出しL1まで寄せ付けず。この一戦で力をつけてきた感じはあった。中京マイルで馬場も読みにくい中で前々からでもある程度高いレベルでTS持続を持っている、かつ前走で1400の平均ペースでも目途を立ててきた。坂加速も対応可能で幅広く進められそう。そのうえで馬場を考えて各馬も突く意識が薄れる。ギャンブルとしては狙いたい状況が整ったとみて本命に。


〇ケントオーはこの外差し馬場だとペースが上がりにくくなりそうで、そのうえで前走の様にトップスピード戦でなく重馬場の47.4-47.2と平均ペースからの11.6 - 11.8 - 11.5 - 11.7 - 12.2とポテンシャル戦でしぶとく内から抜け出して結果を出してきたという点でも個人的には距離があった方が良いと思う(具体的に言えば府中1800は良さそう)。ただ中京記念は元来そこまで速い時計は出にくいし、今回は特にメンバー構成的にも並び的にも前半で46秒前後というようなペースはなかなか考えにくい。そうなれば入りにゆったり進められるというのは良い条件だろうと。それと土曜もそうだが、極端な高速馬場状態からは脱しているし、3~4角で緩まずに11秒半ばを連続させる形の競馬が目立った。バンドワゴンのレースだけL3で11.2だがそれでも極端に速いラップを踏んでいるわけではないし、前走ポテンシャル戦で結果を出せているというのはこの馬にとってはプラスに働きそうかなと。トップスピード戦だと洛陽Sでも勝ちに行けば甘くなるレベルではあるし、極端なトップスピードを要求される形よりも前走みたいにクイーンズリング相手にL1まで問答無用で抜け出したポテンシャルが問われた方がというところ。47-46ぐらいのバランスでしっかりと前半無理せずに後半長く脚を使う形で競馬ができれば。能力的には良いものを持っているし、マイラーズCも阪急杯も結果的に忙しかったと思うので、マイルでも昨年は高速馬場で流れたので例外だが基本1800寄りの馬が強い中京記念というのは良いと思う。


▲ダローネガ
穴はこれ。まず中京マイル適性そのものはかなり高いと思う。この馬の場合一度スイッチが入るとコントロールが難しいタイプみたいだし、ある程度流れてくれた方が良いのは確か。その点で外枠で前がコントロールして47~48ぐらいで落ち着けた時に掛かるリスクはある。ただ、ポテンシャルは非凡な馬で、かつ基礎スピードの幅も広い。もともと1800でも小倉高速馬場の基礎スピード勝負で強い勝ち方をしていた馬。中京マイルは一度だけだが46.4-47.0と平均ペースからの11.7 - 11.8 - 11.4 - 11.6 - 12.2とL3最速で基礎スピードとポテンシャルをバランスよく問われる競馬になり、内で立ち回った馬が好走した中で中団外から正攻法でL1まで食い込んでの3着。上手く進めてからのバテ差しの破壊力は侮れない馬。まして今回は外差し馬場でもあるわけだし、多少3~4角でロスがあっても最後まで伸びてくる馬だけに面白い条件。3走前の負け方は個人的には仕方ないと思っていて、47.4-45.7と明確にスローというのもあったが、11.9 - 11.5 - 10.9 - 11.2 - 12.1とL3の段階で10秒台を踏んでいるわけだし、かつL4でも11.5とそこそこ速い。この流れで大外から押し上げるということ自体ロスが大きすぎたしそれでも崩れていないのは立派。上手く流れに沿ってスムーズに3~4角で勢いつけられればこのメンバー構成ならまだチャンスはある。


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