エルムS2016予想

カタストロフィ
10期 予想歴19年

◎ショウナンアポロン
  12着/5人気

○ロワジャルダン4着/3人
△クリノスターオー2着/4人


 展開的には逃げ番手が外に集まったなという感じ。ひとまずその中では一番内であるショウナンアポロンがまず出していって内に切り込みつつしっかりとハナを取り切る形になると思う。モンドクラッセも番手で進め、大外を引いたクリノスターオーが外から一気に突く形に持ち込んでハイペースに引き上げに来ると思うが1角までの距離が短いし恐らくショウナン、モンドの並びになるかなと。ただ突くわけでペースはやはり上がってくる可能性が高い。ジェベルムーサが内枠に入ってしまったのでこれがどのタイミングで外に出すか。そして前半のペース次第で捲りのタイミングがどこかによる。ただ大きく緩むような展開は考えない方が良いだろう。47.5-49ぐらいでハイペースとみておきたいかな。


◎ショウナンアポロンは少し迷ったがそれでもこの馬を信頼したい。ここ数走の内容は覚醒期に入ったとみていいかなと思う。これまでは前半無理をすると甘くなることが多かったのがアンタレスSでも結構頑張ったし、前走のマリーンSでも47.6-49.7と2秒前後のかなりのハイペースを番手で楽に追走しながら12.2 - 12.5 - 12.3 - 12.4 - 12.3 - 12.7と後半一脚を使ってしっかりと抜け出しての完勝だった。マーチSでは逆にこの馬らしい51.0-49.4とスローの競馬だったが、それでも12.9 - 12.3 - 12.1 - 12.2 - 12.1 - 13.0とスローロンスパの形でポテンシャル戦になりながらもしっかりと脚を使ってL2でもう一足、4角出口から直線にかけてしっかりと出し抜く脚を使っている。この辺からも結構一脚を使うだけの条件が広がってきたなと。本当に良いのはある程度厳しい流れになってもしっかりと要所でいい脚を使える総合力の高さにあると思うんだが、前走で1700のスピード勝負の中でも抜け出す時にいい脚を使ってきたしラップ的にも誤差程度とはいえ加速を踏めている。アンタレスSでも強敵相手に早めに来られながらもL2までは結構抵抗できていたし、これまでのこの馬なら甘くなるところで徐々に踏ん張れるようになってきた。枠的にも外枠だが出足が速い馬だし自分より内ににげそうな馬が不在なのも好材料で、外の2頭に対して先に最内を取り切れれば1~2角の緩やかなコーナーでしっかりと外の馬に脚を使わせられると。今期のこの馬を信頼して本命にしたい。


〇ロワジャルダン
逆に昨年秋ぐらいまでのパフォーマンスを維持してくれていたらこの条件なら本命でよかったと思うんだけど、近走の内容が物足りないので対抗に落としたという形。クリノスターオーが外枠を引いたのでこれが前を突く形で恐らくペースも上がるだろう。5走前でも48.0-50.2とかなりのハイの中で後方で脚を残しながら3~4角で中目を通しつつ捌きながら直線でもしぶとく伸びてきた。完全な前掲ラップではあったにせよ、一級品のポテンシャルタイプ相手にやれているように、前半の基礎スピードを要求された方が良いタイプだと思う。重賞を勝った時も不良で超高速ダートではあったにせよ47.6-48.3とややハイながらも48秒を切るペースだったわけだし、12.1 - 11.9 - 11.6 - 11.9 - 12.4 - 12.4と消耗戦で内内立ち回ってバテ差し。3走前では46.1-47.9の2秒近いかなりのハイ、マイルで芝スタートの中先行策でL2まで結構良いところがあったように基礎スピード色が強い。なのでここでは期待したいし昨年秋ではこの馬もトップレベルの実力馬だとみていた。ここ2走は物足りないので不満はあるが、1700の基礎スピード戦なら本来は一枚上のはず。対抗で。


△クリノスターオーは勝負に行くならやはり逃げるぐらいの意識で番手外をしっかりと確保してほしい。ただアンタレスSを勝った時でもハイペースで捻じ伏せているわけだし、1700だと若干短いような気もするが、それでも完全にハイに持ち込んでというパターンはない。昨年の場合はペースも48-49とそれなりには速かったがジェベルの捲りで3~4角で置かれてしまう格好になった。コーナリングが下手な馬なので3角までに先頭列で前にプレッシャーをかけてしまいたいし、3角から加速していくというような競馬でなく3角以降減速消耗戦にもちこめればというところかな。ややパフォーマンスを落としているとは思うが陣営の手応え的には蹄の状態が良いということで結構強気な感じだし、外枠も引き当てて自力で勝負に持ち込める条件は揃ったと思う。マーチSは緩かったと思うし前半からペースを引き上げてくるパターンで警戒したい。


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