新潟2歳S2016予想

カタストロフィ
10期 予想歴19年

◎マイネルバールマン
  12着/7人気

○イブキ3着/2人
▲ウインシトリン14着/11人


 土曜を見ていたけど直線1000なんかはほとんど影響なく54秒前後の時計が出ちゃってたし、あんまり雨の影響はなかったかな。引き続きかなりの高速状態で。


 展開予想だがこれがまた2歳戦で1400路線だったり1800の馬だったりで本当に読みにくいし、今年は確たる逃げ馬も不在。ひとまず行くだろうと思われるのがアンジュシャルマン、これも鮫島弟だし様子を新潟外で強気にレースを作って行くかどうかは疑問の方が大きい。その外のサンライズソアもひとまず先行策で飛ばす馬がいなければ無理していかなくてもというところ。これらを見ながら外からマイネルバールマンが無理せず2列目で様子を見ていく。これが基本戦ではあると思うし、出脚が遅かったアピールバイオがこの枠でマイルで行けるかは恐らく難しい。それよりも1400路線で平均ペースで勝ち切っていた馬たちの出方。ヴゼットジョリーなんかは展開を弄れる位置にいるが福永がここではトップスピード戦でどういう競馬ができるかを量りに来そうな感じもあるしペースは引き上げ無い可能性は高い。イブキは前走割とスタートが良かったので田辺だし早い段階でポジションを取ってきそうでこれが大体内目でとなると恐らくペースが上がる可能性は低いかなと思う。んだけど、正直こういうときって誰かが壊しに来ることも多いから、決めつけずに総合的な判断をしていきたいかな。一応スローはベースなんだけど、平均まではともかく48秒を切ってくる可能性は考えておきたい。ベースは48.5-46ぐらいで直線3F勝負とみておくけど、47.5-46.5ぐらいまでの意識は持っておく


◎マイネルバールマンはこれを本命にした。今週の両重賞はどちらも枠の並びが絶妙にむずかしくて、狙いたいけど狙いにくい、という馬が多い。そして展開も決めつけにくいところはあるし、まあ平均まで上がることはないと踏んでおくけど、ある程度のペースにはなるかも、というところもある。ただこの馬を選んだ理由はまずゲートが安定、ポジショニングも上手く、ここ2走は1400でもドスローの中での競馬でしっかりとポジションを取りたいところを狙って取れている、それだけのゲートセンスがある。それと、前受する立場ではあるのだが、トップスピードの質もそこそこ、L1でのTS持続の踏ん張りが結構良い。特に前走のダリア賞では結果的にリンクスゼロに楽をさせ過ぎて出し抜かれてしまったのが敗因で、L2の直線入りの地点が最速で動けなかった。12.0 - 12.6 - 11.9 - 11.0 - 11.5と時計的に遅いのは道中極端に緩んだことが大きいし、最遅と最速で1.6もの差があってしかも急コーナーで一気に加速するというギアチェンジが問われている。ここで置かれたのが敗因だと思うし、L1ではむしろ差を詰めている。2走前の新馬戦も同様で36.3-34.4と2秒のスローから12.1 - 12.3 - 11.7 - 11.2 - 11.5と加速していく流れでしっかりと2列目外から直線半ばで先頭に立ったし、L1でも手応え以上にしぶとかった。まあブレスジャーニーが32秒台の鬼脚を使ってきたので流石にあれと比較すると可哀想だが、この馬の場合は仕掛けを我慢しながら段階的に加速しているというのもあるし、L1のラップ自体は優秀で11.5でまとめてきているようにまだまだ速い上りを引き出す余力はあっただろうと。新潟外回りマイルへの延長はここ2走からゆったり運んで良さが出ていて、TS持続で底を見せていないという観点からプラスに働くと思うし、しっかりとポジションを取って前目からの競馬に持ち込めれば。サンライズソアとの比較で考えるならリスクはちょっとあるが出来ればちょっとペースを引き上げた方が良いかなとは思う。新潟外回りなら48秒で入ってもコーナーで息を入れる形になるしトップスピード戦にもなると思うので。人気と実力、適性面、与えられた条件を総合的に見ればこの馬から入るべきかなと。


〇イブキは個人的には極端なスローよりはある程度流れてほしいかな。前走の新馬戦は新馬の割に48.8-48.0と1秒以内に収まっていてややスローとはいえ割と流れた。その分だけ12.6 - 13.1 - 12.8 - 12.0 - 11.2 - 12.0と中弛みもあったし仕掛けの意識も遅れて平均気味からの2F戦という競馬。そういう中で早い段階で2列目を確保するポジショニングと、そこから2F戦で前を向けたとはいえ楽に加速ラップについていってL2最速地点でスッと伸びて先頭列でフュージョンロックとともに抜け出し、L1でやや詰めてきたレジェンドセラーを振り切った。総合力が高い馬だし、マイルなら48秒ペースぐらいでいいかなと思う。まあ遅くてもポジションさえ取れれば要所で動けていたのも好材料だし最速地点での伸びも良かった。府中1800でこの時期であのペースの中トップスピードを引き出せたならひとまず上等だし、大きな弱点はない。後は内枠なので最序盤しっかりとゲートを出てとにかく後ろ過ぎない様にしたい。末脚の絶対値だけで見ればマテラフィールドの方が怖いので。


▲ウインシトリン
単穴にはこの馬を指名した。馬の適性面というよりはパフォーマンスを評価したのと血統からの期待も含めて、更に過小評価されているかなというところかな。まず前走だが走破時計が結構優秀で、この時期の2歳でハロン12に近い競馬を東京マイルでできたというのは良い材料。その内容も48.2-47.9と平均ペースではあるが12.2 - 12.4 - 11.5 - 11.8 - 12.2とL3最速のポテンシャル戦に近い形。ゲート自体は悪くなかったのだが先行列が結構雁行状態になったので結果的に中団の外外になったしL3最速で4角出口でちょっと置かれがちになってとロスも多かった。それでもL1までジリジリと伸び続けて接戦を制してきた。ひとまずパフォーマンス的には高いレベルにあると言っていいと思う。後は適性を血統から読む。父は昨年の新潟2歳Sでも波乱を演出しているし、母系を見ても兄弟馬は少ないがトップスピード戦で一定の結果を出せていた、母はスプリンターなのでこれがカギだがそれでも母父はシーキングザゴールド系で割とトップスピード戦に対応できるミスプロ系種牡馬。配合的には単調な基礎スピードタイプというわけでもないと思うので、この条件での激変を期待してもいいのかなと。


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