サウジRC2016予想
馬場の変化は気になるが

スカイポット
14期 予想歴19年

◎ブレスジャーニー
  1着/3人気

○クライムメジャー3着/1人
▲ダンビュライト2着/2人
△ロジムーン7着/4人


また、少頭数のレースのため、2004年以降の2~3歳戦の東京芝1600mの
500万下からG3のレースを集計してみた(15件該当)。

年 勝ち馬名 条件 3着以内馬の上がり順位
2015 ダイワエキスパート(500万下) 2,4,3
2014 ラリングクライ(500万下) 1,3,6
2011 アーデント(いちょうS) 4,1,2
2010 ロビンフット(いちょうS) 1,3,1
2010 サトノジューオー(500万下) 3,1,6
2008 タケショウオージ(500万下) 1,3,2
2008 マイネルファルケ(500万下) 1,2,3
2007 ドリームガードナー(ベゴニア賞) 1,4,3
2007 トーセンクラウン(八重桜賞) 1,2,3
2006 マイネルシーガル(いちょうS) 1,5,4
2006 カイシュウタキオン(牡丹賞) 1,2,6
2005 ジャリスコライト(いちょうS) 1,2,4
2005 ゴールドルパン(牡丹賞) 1,3,2
2005 ダンツタイガー(ロベリア賞) 3,5,1
2004 ニシノドコマデモ(いちょうS) 1,3,2

ということで、上がりの速さはやはり重要となっており、特に上がり1位馬はほぼ馬券に絡んでいる。
今回のメンバーについて、末脚面を中心に検討していこう。

クライムメジャーは新馬戦の上がりが1位。中京での上がり33.9秒はかなり速いほうで、これを好位から繰り出しているのだから信頼できそう。アドマイヤミヤビやピスカデータもその後の未勝利戦で好走しており、指数水準も高い。
追い出しがやや早めからで、走法はダイワメジャーらしくパワー型な面もあるが、今日は馬場が渋るようなので問題ないと考える。本線は外せない。

ダンビュライトも新馬戦の上がりが1位。不良馬場であり指数はあまり参考にならないが、前走は手応え楽に先頭に立ちながら、追い出すとあっという間に後続を突き放した内容から推進力を評価でき、走法もストライドと見え、軽視はなかなか難しい。おさえで。

ブレスジャーニーは過去2走が上がり1位。特に新馬戦は東京1400mで上がり32.9秒と出色。前走は中団から追い出しを待つ手応えの良さで、ロジムーンが後方から追い込んできてもセーフティリードを保ちつつの楽勝。今回もやや後方からの競馬になるのだろうから、上がり1位の有力候補だと思われる。父バトルプランが気になるものの、走法も拡がっており器的には優勝まで狙えるのではないか。本命。

バリンジャーも過去2走が上がり1位。内容的にも血統的にも距離延長は向くと思われるが、マイルでの末脚評価は未知。おさえまでか。

ロジムーンは過去3走の上がりが3位、2位、1位と、安定して末脚を使っている。おさえ。

ウィンドライジズは上がり2位、1位、3位。逃げ先行脚質であり、直線で末脚を伸ばしているわけではなく、北海道の短い直線に助けられた印象。今回は軽視できる。

セイウングロリアスは過去3戦すべて上がり2位。前回は後方に下げて結果惨敗となったので、今回は前目につけてくるか。ちょっと、相手関係的に上位の上がりを出すのは厳しいと思う。

シャイニードライヴは新馬戦時も上がり4位で、上がり連対実績すらない。指数も低く外枠のため軽視する。

サクセスムーンは前走の上がりが11位で、その前も7位。上がり連対実績もないため、条件には合わないと考える。

これを踏まえて、速い上がりを使えそうなブレスジャーニーを中心に馬券を組んでみる。
なお、馬場が稍重~不良の場合について、古馬も含めてみてみたところ、上がり1位馬が届かない場面が少し増えるように思われ、馬場の悪化(あるいは、降雨後のインバイアス発生)は少し気になる。


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サウジRC2016回顧
順当な決着

スカイポット
14期 予想歴19年

次走狙い:ダンビュライト
次走危険:クライムメジャー


 レース展開は、サクセスムーンがテン2Fを10.9で飛ばしつつ、中盤は12.7秒を踏み、ラスト3Fが11.7-11.1-11.6と速くなる中弛みラップで、予想時に書いたとおり決め手の有無が重要なレースとなりました。

 上がり1位は予想通りブレスジャーニー。直線は大外に持ち出し、追い出すと内のダンビュライトとともに一気に加速して3着には0.7秒差と力の差を見せつける勝利となりました。結果指数も60台ですので、文句なしにOPクラスの勝ち馬です。今年は柴田善臣騎手が活躍されていますね。

 0.2秒差の2着には上がり2位のダンビュライトが入りました。直線は内にヨレまくってしまって、かなり追い辛そうでした。それだけブレスジャーニーに追いすがるのがきつかったのだと思いますが、指数58台は、自己条件では勝ちきれる水準です。

 3着争いをアタマ差で制してくれたのが1番人気のクライムメジャーで、上がりは4位でした。スタートが良く、前にプレッシャーをかけてしまったことで自身も厳しい展開になってしまった部分がありそうですが、上位2頭には何度やっても負けてしまいそうなくらい決め手の差を感じました。ダイワメジャー産駒はやはり力のいる急坂コースで狙うべきなのでしょうね。

 概ね、指数リスク理論の範疇での決着となってくれました。バリンジャーが未知でしたが、走法的にも延長がバリバリ向くタイプではなさそうでしたし、順当でした。なお、ロジムーンが直線で致命的な不利を受けていたのでこのレースは度外視できます。

次走狙い馬は、重賞でも通用しなくはないダンビュライト。
次走危険馬は、まだ人気を被りそうなクライムメジャー。

参考になったと思う方は拍手をいただけるとモチベーションUPに繋がり嬉しいです。


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