エリザベス女王杯2016予想

カタストロフィ
10期 予想歴19年

◎クイーンズリング
  1着/3人気

○マリアライト6着/1人
▲シャルール15着/11人


 武蔵野Sはかなりダメージの残る予想になってしまった。状態面に関してあまり気にしすぎるとよくないよな…。田辺は最高の競馬をしてくれた。やっぱタガノトネールはマイルでスピードを活かしてこそだね。まあそれはともかく、非常に調子が良くない、というか展開がまったく当たらない。なのでもう適当にざっくりと。


 多分大逃げプリメラアスールでそれを外からシャルール様子を見ながら、シングウィズジョイがプリメラを行かせつつ内に入っていって離れた番手でレースをスローに支配、その直後に同じ社台グループのクイーンズリングが直後につけてくる先行策かな。クイーンズとマリアライトのポジショニングの争いがカギになりそう。ただ流れとしては大逃げ馬がいてこれを離れたシング以降が3~4角でどうしてもある程度動かないといけないと。実質はスローでTS持続と見せかけて上がり切らずに例年に近い形になるかなと。出し切る競馬よりは要所の反応を重視して狙っていきたい。


◎クイーンズリングは前走府中牝馬Sで前には行けたが外枠なので掛かってしまったのもある。ただあれでも48.5と緩い中で我慢できたし今回は内枠で外から内に切り込んでくる先行性が確定的にいるので最序盤のポジション取りをしっかりと狙えるだろうと。ここはミルコを信じる。この馬の場合は基礎スピードの幅は広く秋華賞みたいに58.4-59.5と流れてしまえば末脚を弾けさせることができたがそれは他の馬が削がれたという面が大きい。ラップ推移でみても11.6 - 12.0 - 12.3 - 11.9 - 11.8 - 11.6 - 11.9と速いラップを踏んでいないというのも大きい。その中でL1まで強襲。逆に昨年のエリ女はラップ推移では読みにくいが離れた番手で62秒ちょっとなのでスローペース、そこから3~4角で徐々に下げながらになったし入りで外から押し上げてきたヌーヴォレコルトが前に入って壁になった、窮屈だったというのもあるにせよ、L1では伸び切れなかった。後半特化で同行の馬ではないと思うし、あの位置で前を向けずに下げながら直線となってしまうと苦しかったと思う。今回は前受出来る枠になったし、恐らく単騎逃げ馬がいて、自身の前にシングウィズジョイを置く形でスローになると思うし、3~4角で動いているように見せて上げ切らず、直線序盤での加速でグンと出し抜いてそのままとなれば。前走府中牝馬Sでも先行策で上手くスローに落とせたといっても12.1 - 12.1 - 11.4 - 11.1 - 11.4のラップ推移でマジックタイムやスマートレイアーを完封できている。VMは流れが速かったというより淀みなくコーナーでも速い中で外というのが響いて末脚を削がれた感じだと思う。この距離で先行、掛かるのを怖がらずに2,3列目で入っていければ。


〇マリアライトは昨年は完璧に噛み合ったというのはある。前述のとおり実質的に昨年エリ女はスローで、そこからの2段階加速、L2最速だったかなと読んでいるんだが、その中で外から動いていってワンテンポ先に仕掛けられた。対ヌーヴォレ2列差があったが直線入りからL1にかけてヌーヴォには差を詰められたしL1ではタッチングが猛烈な脚を使ってきた。ただこの馬の場合適性的に大きな不安が少ない。まあないと思うがハイペースになってしまえば問題ないし、スローだとしても日経賞で見せているようにドスローからの2F戦の中で2列目からしっかりと反応して最低限は伸びている。有馬でも2段階加速でしっかりとキタサンに脅威を与える脚は見せている。少し渋った方が良いとは思うが土曜の馬場を見ても高速状態にはなり切っていない、少し時計が掛かっている。後半特化だと現役でも最上位とは思っていないし目黒記念も勝ちに行って甘くなっているし、素材的にはタッチングスピーチ辺りも手ごわい。ただ内内で進めながら動けるギアチェンジを最低限持っていることは大きい。ポジションが重要になるがクイーンズリングより前に入っていけるかどうか次第という面もあるかな。この面子なら不安材料が少ないという感じ。


▲シャルールは前走の府中牝馬Sがなければ、もうちょっと走れていたらなあという感じ。前走は確かに48.5-46.0と2.5でかなりのドスローだったが、12.7 - 12.1 - 12.1 - 11.4 - 11.1 - 11.4とL2最速でL2の坂の途中ぐらいで失速した。ただ初音Sでリラヴァティを圧倒してきたときは単騎逃げ馬を追いかけながらの2列目で最内からスパッと切れてL2の段階では一気に先頭に立っていたし、L1も寄せ付けなかった。噛み合ったときのTS持続は確かだと思う。それに北大路特別で外からズドンと差し切ったのも4Fのポテンシャル戦の中でのものだし、本質的には長く脚を使ってくるところに良さがあると思う。なので今回は外枠でプリメラアスールのすぐ外、これを追いかけながら離れた2番手というのも策としてはアリだし、シングウィズジョイの外ぐらいから3~4角でじわっと仕掛けながらTS持続を引き出してくる競馬はイメージ的にも噛み合いそう。前走も逃げてダメだったがカレンミロティックなんかもそうだが逃げるとテンでダメという馬もいるし、この馬も逃げての実績はない。今回は2~3番手では進められると思うので前目から3~4角で後続の仕掛けをじわっと受ける形で入っていければ怖い。


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