10期 予想歴19年
◎タッチングスピーチ
11着/4人気
○フルーキー4着/1人
▲シルクドリーマー15着/13人
馬場は先週を見るとちょっと読みにくい。外回りはやや時計が出ていたかなという感じだし速いラップも踏むことも多かった。日曜は後半まとまった雨が降ったので表記以上に水が含んでいるのかなとも思ったんだが、そんなにラップ的に見て目に見えて遅くなったというほどでもなかった。タンザナイトＳなんかは雨の影響でペースがコントロールされたが、ラップ的には後半速いラップだった。そこまででもなかったのでやや高速ぐらいとしておく。
展開だがメイショウナルトが単騎逃げを示唆しているのでこれが恐らく何が何でもハナを主張というところだろう。これを見ながらマイネルハニーがじわっと先行策、無理せずに少し離れた番手で様子を見ながらレースを作っていく。このマイネルハニーをディサイファやクランモンタナ、外からフェイマスエンドらが先行策、内からはダノンメジャー辺りが２列目を狙ってくるという形でこの辺りの位置が実質的にレースを作っていく形かなと。メイショウナルトの感じだと恐らく800で46秒台には入ってくるとは思うので、それから少し離れた位置で47秒半ばぐらいかなと。ややスローぐらいで想定しておき、ナルトが単騎逃げの状況からディサイファがマイネルハニーにプレッシャーをかけに行くという形から３～４角辺りで動いていく形になると思う。前半はスローかもしれないが出し切りやすい後半勝負になるかなと。ポテンシャル戦とまでなるかは今年の馬場だと読み切れないので、一応ＴＳ持続戦でも戦える馬を狙いたい。
◎タッチングスピーチ
ここで狙いたいなと思っていた。前走のエリザベス女王杯なんかはこの馬にとって典型的な負けパターンで、ドスローから12.5 - 11.9 - 11.5 - 11.2 - 11.4と直線勝負になってしまっている。コーナーの段階で12.5-11.9-11.5と加速しながらの競馬だが、この馬はコーナーで動ける馬ではないのでここで置かれてしまったのが致命傷。切れる脚もないので11.2-11.4でまとめられてはいかんともしがたい。この世代の牝馬としては素材では一番かなと思っているんだが、ネックになるのが結局コーナーで動けないというところ。なので淡々とした流れ、３角の段階でスピードに乗せて入っていけて、コーナーでそんなに動かなくても良い条件が必要なのと、直線で前が減速する条件が必要と。その点で今回は180度変わってくると思うのでここは積極的に狙いたかった。ただ後はディサイファとかの比較になったんだけど、ディサイファは58.5kgで外枠を引いちゃったのでこの辺りを考えると好位外から勝ちに行って甘くなる可能性が高くなると思うし、Ｌ１のバテ差しを狙って行けるチャンスが広がったかなと。京都記念でもポテンシャル戦でヒストリカル相手に一枚上の内容だったし、昨年のエリ女とかでもＬ１では推測11秒前半の脚を使ってきている。エンジンが掛かればそれなりの脚は使える馬だし、後はそれを早い段階…４角の下りから直線入りの下り地点で乗せきっちゃえばＬ１の破壊力は増してくるだろうと。この馬から入りたい。
〇フルーキー
この馬は枠順が良かった。去年は外目の枠から上手く内に入り込んでというパターンで噛み合い切ったけど、今年もそれなりに噛み合いそうな展開になりそうかなと。ディサイファと悩んだけど、ディサイファが外から動く形になればこの馬にとっては理想的な展開になる可能性が高いし、昨年同様３～４角で上手くロスなく運んでのＬ１の突き抜けとなりそう。ここ２走が物足りないし、特に富士では48.1-45.9とスローから11.8 - 11.7 - 11.2 - 11.2 - 11.8とＬ３の段階で仕掛けている中で本来なら伸びてほしかったＬ１での伸びがイマイチだった。前走はペースが厳しかったのはあるがやっぱり不安はある。追い切りを見ると反応の良さが戻ってきた感じはあるし、条件が揃ったので強くは狙いたいが、本命にし切れなかったのはその辺にあるかなあ。ただ新潟大賞典なんかでも2000でスローからの12.2 - 11.9 - 11.6 - 11.5 - 10.8 - 12.5と段階的に加速しながらのＴＳ持続戦の中でＬ１までしぶとく伸びてきていたし、今は2000寄りと言っても良いはず。距離延長は確実にプラスだと思うし、この枠なら最序盤無理をしなくてもそこそこいい位置を狙えるはず。この条件なら。
▲シルクドリーマー
穴目で狙いたいのはこの馬かな。前走のムーンライトハンデはかなり強い競馬だったなという印象。阪神芝内2000でペースバランス的に見ても59.6-60.3と平均、12.0 - 12.2 - 12.0 - 11.8 - 11.5 - 12.8と淀みなく入っていく中で３～４角でも外々を押し上げ、特に４角出口からの脚色は目立ったし厳しい流れから３～４角かなりロスがある中で良い脚を引きだせたなという印象。流れた中でマキシマムドパリを寄せ付けない圧倒的な内容だったし、この競馬は結構強かったはず。 もともと東京1400ｍ戦ではトップスピードに乗ってからの持続力でＬ１食い込むタイプだったしトップスピード戦自体は対応できるはず。まあ出来ればある程度流れてしまった方が良いと思うがこのメンバー構成なら十分チャンスはあるかなと。天栄からのここになるし、陣営的にも勝負度合いは高いはず。岩田の今年の国内初重賞制覇がここ、となる可能性もあるかなと。一発期待したい。
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