シンザン記念2017予想

カタストロフィ
10期 予想歴20年

◎メイショウソウビ
  9着/9人気

○タイセイスターリー2着/4人
▲ブラックランナー11着/13人


 馬場はやはり例年に比べると少し時計が掛かっていてやや高速程度。雨の影響がどの程度出てくるかというのもあるが中山は3時ぐらいからなのでほぼ影響なしとみているが京都は午前からパラパラと降りそうで、ひとまずはやや高速~標準ぐらいまでとしておく。そして有力と目していた馬が結構別のレースに向かってしまったので、事前の展望時よりもかなり貧弱なメンバー構成になったなとは思う。適性的に不安な馬が多く、正直混戦とみていいと思っている。


 展開だがこれだけ逃げ先行勢、しかもスピードタイプが揃ってとなるとかなり流れるとみた方が良いんじゃないかなと思う。まずメイショウソウビなんかは行くか控えるか分からんが抑えても意味がないのでスピードを活かして行く可能性が高い。内からブレイヴバローズもある程度出して先行争い、ミルトプリンスもいくしかないだろうしハナを主張。外からトラストは恐らく番手で良いというところだろうが、外からケンシン、更にタイセイスターリー辺りも外枠を引いたので主張してくる可能性が高くなると。ブラックランナーやテイエムアニマンテもある程度いい位置をというところで、ここはハイペース~平均になるとみて決め打ちたい。後半をどの程度でまとめてくるかちょっと読みにくいのでなんともだが、馬場は昨年より時計が若干掛かっている印象、昨年はレースレベルも高く今年は読みにくいが時計的に今のところは高いレベルの馬がいない。一応1:34.5ぐらいとしておいて、46.5-48ぐらいまではあるかなと思ってみておく。トップスピード面よりも基礎スピード面を重視したい。



◎メイショウソウビ

 ん~まあ予定とはちょっと違うんだけど、ひとまず馬場が少し時計が掛かっていて、かつ今回の展開としてみても多分ペースは上がるしこの馬が上げていく可能性も高いと。一応逃げ馬だけど一歩目が遅いのでそこがカギ、ただ逃げ先行馬が多い中で明確に行きたい馬はこの馬だけというのもあるし、ミルトプリンスやブレイヴバローズもある程度行ってくれそうなので仮にちょっと出負けしたとしても2列目のポケットを狙うBプランに移行しやすい。その点も良い。今回はレースレベル的に微妙だと思っていて、その中で新馬戦を評価した。中京芝1400m戦で良馬場。当時は超高速馬場ではあったので時計的には1:21.6と速い、ただ34.9-35.5と平均でコントロールしつつも11.4 - 11.2 - 11.4 - 11.6 - 12.5とL4の3角地点でいち早く出し抜く感じでペースを引き上げて直線最後まで寄せ付けなかったように、結構後半要素を高いレベルで見せてきたといえるのかなと。2着がディアドラでこれが結構強い馬だし、4着がキョウヘイと強敵相手に完勝している。L1寄せ付けなかったのは立派だし、京都マイルだとどうしても3角の下りからの競馬になりがちなのでその点でも早仕掛けで押し切っている実績は魅力。前走は1200で勝ったのでスプリント色が強く感じがちなんだが、前走も12.3 - 10.6 - 11.8 - 12.3 - 11.6 - 12.0とタフな阪神でコーナーで緩めてコントロールしての一足だし時計が遅いのもその辺が影響している。この辺からも距離は少なくとも1400の方が良いと思う。基礎スピード的には1400で強い競馬ができていて1400路線では相手関係からもこれを一番にすべきと。そのうえでマイルがどうかだが、これは正直微妙なライン。ただ基礎スピード面で良さを出しつつも前走、新馬戦ともに後半要素でしっかりと良いところを見せてきている。新馬なんかは長く脚を使う要素と言って良いし、単調な馬ではないので2列目からでもやれる可能性は高いと思う。マイルでも怖がらずにレースを作って、ある程度の流れから一足仕掛けを遅らせて粘り込むイメージで。


〇タイセイスターリー

 この馬もちょっと悩んだけど浮上させて対抗にした。ひとまず2走前のブレイヴバローズとの戦いで平均ペースを追走、そこからの11.6 - 11.9 - 11.8 - 11.4 - 11.5と2F戦でしぶとく手応え以上に抜け出した。ただ、ここ2走もそうだがゲートがそこまで上手くない、そのうえで基礎スピードを活かしたいので内枠だと前走のデイリー杯みたいに隊列ができてしまってスローに落とされると何もできなかったという感じ。トップスピード戦では難しいのでペースが上がりそう、或いは上げていけそうなこの枠は歓迎できるし、厳しい流れの中でパフォーマンスを上げてきそうな母系でもある。前走を人気で完敗した反動もあって今回は人気もさほどでもないが、ある程度間隔を置いて恐らくしがらきで仕上げているだろうし、追い切りも良い。色々と上げてくる可能性はあるのでその点を取った。逃げなくても良いし前の隊列を見ながら上手くスペースを見つけてくれれば。流れている中でどこまでやれるかに注目したい。


▲ブラックランナー

 冷静に判断して結果メイショウソウビを上に取ったんだけど、個人的には途中まで本命にしてやろうかというぐらい悩んでいた一頭。前走の秋明菊賞は1400mとしてハイレベル戦だったとは思っていて、アリンナが厳しい流れからスッと出し抜く競馬での完勝だった。その直後を通していて要所で置かれてL1までジリジリとしぶとく粘って3着なんだが、キャスパリーグなんかはかなり上手く立ち回っていたし、11.7 - 11.8 - 11.7 - 11.4 - 12.2と消耗する中で踏ん張れたのは評価したい。相手も強敵だったしブリラーレやダノンチャンスが万両賞で結果を出している。平均ペースとしては結構ハイレベル戦だったとみて良いはず。後はマイルだが、この2走を見ても芝では距離を延ばすことで良さが出ていて、特に基礎スピード面が前走の距離でようやく生きてきた。ただ小倉2歳Sを見ても厳しい流れで脚を削がれている感はあったし、クロフネ×サンデーで芝で良さが出てきたことからも総合力タイプの可能性は高い。もうちょっと距離を延ばして余力を持てた時に一足を使ってくる可能性はありそうでそこは不気味。今回は内枠で内の先行馬が恐らく争い激化になる中様子を見ながら入っていけるという立場も良いし内を狙いやすい。この面子なら嵌れば十分通用していいと思っているので積極的に狙いたい。


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