根岸S2017予想

カタストロフィ
10期 予想歴20年

◎ベストウォーリア
  2着/3人気

○カフジテイク1着/1人
▲グレイスフルリープ9着/13人


 土曜は思ったより時計が掛かっていたかなという感じで、白嶺Sなんかは48.3-49.1とややハイでも37秒台。準OPのマイルでここまで時計が掛かったのは意外で、淀みが多少あったにせよ他のレースを含めてみても時計が掛かっているとみるべきかなと。


 展開予想だが非常に読みにくい。出遅れなければコーリンベリーで、コーリンの場合はダートスタートでも一歩目だけ決まれば大丈夫。ただノボバカラはダートスタートだとゲート、二の足ともにイマイチなのでこれが大外枠からどこまでリカバーする意識を持ってくるか。大知だし思い切った逃げというのは簡単ではないと思うので、恐らくノボバカラは良くて番手外、2列目外ぐらいまでで抑えてくる可能性が高いかなと。ラブバレットも二の足は速いんだけど高速ダート巧者っぽい感じで前走もいけなかった、一歩目が遅い感じでこれも微妙。グレイスフルリープはゲートも二の脚もそこそこなので前目にはつけてくる。ブルミラコロも1000万下レベルではあるが東京1300でそこそこいい出脚。読みにくいが番手でも良い馬が多いことを考えるとハイペース想定に踏み切るのは危険ではあるが、馬場が少し重いので上がり切らない形でのハイペースというのはあるかも。コントロールしたつもりでも馬場がタフで時計が掛かって、というパターンは考えておく。35-12-36.5ぐらいで、今の馬場だと1:23.5ぐらいかなあ…。少し息が入るけど全体ではハイというところを視野に幅を持たせつつ。


◎ベストウォーリア

 本音を言えば追い切りがもうちょっと良ければなあというのはある。及第点ぐらいだけど、時計的には若干物足りないなと。ただこの馬は今更だけどやっぱり1400がベストではあると思うし、マイルでも基礎スピードが問われる競馬で良さが出ていて、2走前のマイルCS南部杯で見せたように淡々とした流れを好位外から勝ちに行く形でもコパノリッキーに唯一勝負をかけられた、という競馬。タルマエ以下は完封しているように基礎スピードを活かしたい。どちらかというと軽い馬場の方が良いとは思うが、基礎スピードさえ問われればどの舞台でも安定している。ソルテ比較でみてもさきたま盃の2着は立派だし、それもペースを平均にコントロールされてのモノ。全体のペースが上がった方が良いのはプロキオンS勝ちの時、34.6-35.9と1.3秒のハイの中で11.5 - 12.0 - 12.3 - 11.4 - 12.2とL2再加速、コーリンの勝ちパターンを潰しての圧勝はびっくりしたし、流れた中でも後半要素を削がれず総合的に高いレベルのモノを引き出せる。前走のJBCスプリントでも結局36.7-38.4とかなりのハイの中でも12.7 - 12.1 - 12.9 - 13.2 - 12.3とL1で1秒の加速、ダノンレジェンドが余力をもってぶっちぎった中でこの馬もそれに食らいついて脚を引きだせていて余力はあったが後半の絶対的な脚で屈したとみる。なので全体で流れてしまった方が良いと思うし、1400が合うのもその辺だと。この条件なら適性的に不安はないので後は出来の問題。


〇カフジテイク

 まあもうちょっと外の方が競馬はしやすかったかな。ただ明らかにパフォーマンス的に上げてきているし、現状この路線で最強になり得る馬。後半特化で進めることで強烈な末脚を引き出してきたし、3走前のグリーンチャンネルCなんかは34.1-36.2と2秒の超ハイ、消耗戦の中で後方で脚を残しながら、直線一気に外から猛烈に脚を引き出してきた。基礎スピード的には流石についていくのも苦労する感じだが、それでも後半を34.4という上がりでまとめてきていて、早い時計を後半特化で出せるというのは相当なレベル。ここ2走最上位勢相手にも通用していることからもわかるように、末脚の絶対値はGIレベルにある。後はそれを福永がしっかりと出し切れるかどうかだろう。プロキオンSみたいに34.1-36.7と2.6も上がり切った中でついていく形になると脚を削がれているし、少し時計が掛かる馬場で上がり切った時は不安も多少あるが、馬場自体はチャンピオンズCでこなしてきているのでそんなに気にしなくていいかなと。


▲グレイスフルリープ

 この馬は噛み合ったときは重賞でも通用するだけのパフォーマンスを見せている。2年前のグリーンチャンネルCになるが、少し時計が掛かっていた馬場で35.0-36.1と1秒のハイ、12.4 - 11.2 - 11.4 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 12.4とラップ推移でみても淀みなく入って直線で若干の再加速ラップを2列目外からスッと抜け出しL1まで寄せ付けず…の相手がニシケンモノノフやタールタンといったところなわけで、この条件は面白い。今回は枠の並び的に見てもコーリンベリーがまともならハナで、それを見ながらの番手を取るのがそう難しくないし、ノボバカラも外からそこまで競ってこれるかは柴田大知だと微妙。上手くややハイぐらいにコントロールしてという競馬に持ち込めればタフな馬場でもあるしこの馬の良さが出やすいだろうと。14番人気だが噛み合ったときはサマーチャンピオンでタガノトネールを千切っているように実力は間違いない。


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