クイーンC2017予想

カタストロフィ
10期 予想歴20年

◎アエロリット
  2着/5人気

○フローレスマジック3着/2人
▲コマノレジーナ12着/8人


 展開予想だが、ひとまずレーヌミノルの出方がポイントにはなりそう。逃げ馬という観点で見ればアルミューテンや外からスズカグラーテといったちょっと読みにくいけど行こうと思えば行ける、という面々がどう出てくるか。これを見ながらレーヌミノルが2列目、更に外からアエロリットが競ってくるという形になる。アエロリットは今のところ番手でコントロールさせる意識を持っているので仮に逃げ馬が行くのであればその外から押し上げてある程度前を取ってくる。これをレーヌミノルが行かせて2列目でという競馬になるかな。隊列はその辺りで落ち着くとは思うがそれでも結構スピード色があるアエロリットにノリが乗っているということ、スズカグラーテもハナを切ってという形でアエロリットに突かれるなら下手には緩められんだろうとも。仮に緩めた時に番手のノリが行き切る可能性もある。いずれにせよ、展開の幅は広いわけなのでペースは決めつけない方が良い。48-46ぐらいのスローの可能性もあるし、46.5-47ぐらいで流れる可能性も高い。しかも今回のメンツだと普通に33秒台半ばぐらいの決着も流れ次第ではあると思っているので、基礎スピードを持っている馬を基本的には軸にすべきかなと。そのうえでスローならばある程度要所でしっかりと動ける馬が望ましい。


◎アエロリット

 読みにくい中で総合力を重視したというところ。有力馬5頭の中で恐らく一番前にいるんじゃないかなと。この馬は新馬戦では確かにスローから上がり33.5とそこそこ速いんだけど、瞬間的にはそうでもなかった。12.7 - 11.6 - 12.3 - 12.5 - 11.3 - 11.2 - 11.2とL2で11.2、ここでは正直ちょっと詰められている。ただL1でダイイチターミナルら2着以下を少し離すぐらいでラップ推移的にも落とさず入ってきた。クロフネ産駒にしてはTS持続力が面白い。後半特化でもポジションを取ってしっかりと強気の仕掛けができれば押し切れるチャンスはあるなと。そのうえで、ここ2走が良い。2走前は46.7-48.2と1.5のハイペース、前47を切る優秀なペースでしかも11.3 - 11.5 - 12.3 - 11.9 - 11.5 - 12.5とハイペースなのにかなり緩んでいてしかもこのラップをほぼ忠実に刻んでいるわけで非常に厳しい流れだったがそれでも一足を使っているし、最速11.5を自ら刻んで出し抜くだけの余力があった。前走は上がり切って46.1-48.5でも前目で唯一粘り込む競馬。この時も11.2 - 11.4 - 11.9 - 12.4 - 12.0 - 12.3とコーナーで少し待たされてという競馬になったしここでフラットに外から詰めてきた馬が上位だった。ただこの馬自身は再加速の競馬ができているので余力そのものはあっただろうと。基礎スピードが非常に高いレベルであるので、仮にレーヌミノルが積極策を打ったとしてもそこからペースを引き上げて突いていけば良いし、総合的に見てもこの馬から入るべきかなと。勝ち切れるかどうかまでいけば遅くとも47秒前後では入ってほしいし、そのうえでしっかりと早めに押し切る競馬を期待したいかな。要所で動けるし究極的なキレはないけどギアチェンジ、TS持続は高いレベル。こういうタイプは人気しにくいけどここ2走は強い競馬をしてきた。スローに落としたとしても前で受けられればしぶといし、大きくは崩れないと思うので本命で狙いたい。


〇フローレスマジック

 普通ならここから入りたいかなと思っていた。ただ、枠的にちょっと内目、新潟の新馬戦でもポジションを下げながらになって不器用さを出していたし、前走のアルテミスSは外から上手くリスグラシューの直後で目標にできたというのはある。今回は戸崎に替わるし、戸崎のイメージってこういう馬で前の馬の直後でジッと我慢して上手く誘導できないイメージだからなあ。ただ2走前は重馬場でも東京マイルで48.7-48.4と平均、12.7 - 12.8 - 12.2 - 11.6 - 11.8と余裕をもって突き抜けているように基礎スピード面は一定レベル見せている。前走のアルテミスSも48.8-46.7とかなりのスローから12.5 - 12.2 - 11.5 - 11.7 - 11.3とL1最速の中でリスグラシューに唯一迫って3着以下を千切ってきているように今のところは世代最強のTS持続、GI級のレベルにはあると思っている。出し切れればここは1馬身ぐらい突き抜けてほしいんだけどね。本来スタートが良い馬で出負けした前走の方が恐らくレアケース。ただそれをしっかりと意識していいスタートを切った時にしっかりとポジションをキープできるかどうか。この辺りも乗り替わりで不安があるかな。馬の性能自体はこの条件ではこれが一番だろうと思うんだけどね。


▲コマノレジーナ

 単穴でとなるとこの馬かなという感じ。前走の新馬戦は低レベルだったのは間違いないんだけど、その中で色が違う競馬をしてきた。中山マイルで49.1-48.6と平均ペース、年末で時計が掛かっていたのでこれでも平均という形だが、12.2 - 12.5 - 12.6 - 12.2 - 12.0 - 11.8と中弛みからのL1最速ラップ。ただL2の地点でのキレが凄く、L2の入りでは5馬身ぐらいあった差をコーナーで大外ぶん回しながらL1では1馬身ちょっとまで詰めてきている。この辺りからもまずL2で11秒前半は使ってきている。これは馬場を考えるとトップスピードの質としてはかなり高いレベルだったなと。L1はこの馬指標では落としていると思うが、動いてからのキレは通用してもよさそうな感じだった。ドリームジャーニーの仔は割と基礎スピードを持っている総合型1400~マイラーが多い印象。前走も大味な競馬だったが中山マイルの大外枠で行けなかっただけで、ゲートそのものは五分に出ていたし中団ぐらいにはつけられそうな感じはある。後は高速府中の適性があるかどうかかなと。素材としては面白い、適性的には不安もあるが恐らくそこまで人気もしてこないだろう。フローレスマジックやハナレイムーンといった馬が近くにいるのも好材料で、それを目標にしながらの競馬で直線での鋭さを引きだせれば一発警戒したいかな。


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