共同通信杯2017予想

カタストロフィ
10期 予想歴20年

◎エトルディーニュ
  2着/6人気

○スワーヴリチャード1着/2人


 クイーンカップでは鬼時計が出たがあれはアドマイヤミヤビとアエロリットが強すぎただけで、ペースも速かった。ミヤビにはまさに降参で、あれなら3冠全てでチャンスがあるわ。ハーツの枠を超えてきた。今年はリスグラシューと言いハーツの当たり年のような気がする。土曜を通してみても時計が思ったより一段階掛かっていて、木曜の雨の影響が残ってやや高速ぐらいだったなと。


 そのうえで展開予想。枠の並びが妙な感じ。スワーヴ、タイセイ、ムーヴ、エアウィンザーと内目の枠を引いて逃げ馬が良く分からない。恐らくエトルディーニュはある程度前というのは確定、エテレインミノルも1800でどうかだが行く意識を持ってくる。内のディアシューター田辺も一発狙って逃げの手、というのはある。がこうとは読みにくい。馬場も開幕週の頃から比べると幾らかは時計が掛かっている状況下、探り探りで有力馬が後ろばかり、その中で先行勢も色気を持っていると。少し流れる可能性もあるし、ドスローになる可能性もある。幅を持たせておく必要がありそう。


◎エトルディーニュ

 クイーンカップのアエロリット本命は展開が読みづらく難しい中で、総合的に隙が無く地力と人気が少し離れているという観点で複勝的な意味合いが強かったけど、このエトルディーニュ本命は勝ちに行くという感じの本命、単馬券の頭で狙いたいという意味合いが強い。枠の並びを見た時にまず嫌だなと感じたのがタイセイとムーヴ。特にムーヴに関しては戸崎の悪いところが土曜で嫌でも他の競馬ファンも見て取れたと思う。新馬~東スポ杯でもルメールで動いても動き出しが遅いぐらいギアチェンジが遅いのが内に入った。スワーヴリチャードはポジショニング次第だがエアウィンザーは有力馬の中では外から勝ちに行くと甘くなる、TS持続がちょっと足りないしゲートもそんなに上手くない。その中で外の先行勢がある程度内に切っていく、様子を見ながらとなると有力差し馬はほとんど後ろからになるかなと。そのうえでこのエトルディーニュは前走のセントポーリア賞がパフォーマンスを上げてきたと。この馬は2歳時はTS持続の甘さがネックだったが総合力は高かった。それが前走では48.5-46.5と2秒近いスローから12.7 - 12.8 - 11.4 - 10.8 - 11.5と極端な上がり勝負で途中でダイワに前に行かれて追いかけていくという正直田辺としては非常に良くない騎乗で進めてしまった。極端なトップスピード戦でL2までは良い脚を使えるのは織り込み済み、L1でちょっと甘くなったがそれでもトップスピード戦で好素材の馬たちを何とか退けての2着は結構面白い。ダイワはTS持続が高い馬で緩い段階で上げられてしまっては辛かったが、今回は逃げ馬勢が誰になるかはともかく先行勢では抜けてこの馬が強い。後は差し馬との比較になってくるが、スワーヴはそこまでTS持続が高くない、エアは対ムーヴで甘くなっているぐらい、ムーヴはTS持続は高いレベルだけど現状ギアチェンジが鈍い。そしてこれらが後ろで色々意識しあってとなる。前目は誰が逃げるかはわからないがこの馬がスローにコントロールしてしまったとしてもそれぞれ問答無用で差し込めるほどの素材ではないと思うし、ひいらぎ賞は超ハイレベル戦の中で平均ペースで好位から一足を使ってきている。マイルでも起訴スピードは高いレベル、この距離で平均的にペースを引き上げても恐らく高いレベルで対応できる。今のこの馬なら前目から鋭く脚を使って出し抜きを狙えるレベルにあると思うので、これだけトリッキーな枠の並び、そして有力馬のほとんどがゲートが上手くない、後ろからが基本になるという中でどんな馬場、ペースでも一脚を使ってくる、前走は同日1000万下と匹敵するレベル、ドスローでパフォーマンスを一段上げてきた今のこの馬なら頭で狙いたい。基礎スピード的な不安もないので、もちろん複勝的妙味もあると思っているけど、この面子なら普通にギアチェンジ勝負に持ち込めれば通用する…というより上位はそこまで強くない、という認識。


〇スワーヴリチャード

 有力馬の中では一番不安が少ない馬、という点で対抗にしたが最内枠は良くない。一歩目がそう速くないので内枠だと恐らくいい位置を取るのは難しく最後方近くからになるだろうと。そこからどうやってというところだが、この馬の良いところはギアチェンジがそこそこ高いレベルにある。前走の東スポ杯では後方で構えていて、先にコーナーで仕掛けたルメール・ムーヴを見ながら直線で追い出したが序盤~半ばで1馬身ちょっとの差を作るぐらい加速性能の差を見せつけていたと。12.4 - 12.6 - 12.0 - 11.2 - 11.9とL2最速の流れなわけで、この辺は府中の上り坂加速適性の高さを見せたとも言える。またペースも一応48.2-47.7と平均の中での一足。中弛みで取り付いた形で脚を残していたとは思うけど、一定ラインは見せている。展開が読みにくいのは間違いないわけで、その中で坂の上りでしっかりと動けるギアチェンジの良さは他の有力馬と比べると一枚上、そのうえでTS持続もムーヴの追撃を振り切るレベルでは見せてきている。この展開で色々考えれば後方から外々しっかりと脚を出し切ってくれる四位を信頼したい。ただ、それで前のエトルが出し抜いたときに後方過ぎて脚を追い上げるのに使い切ってしまうリスクは前走でも見せていると思うので、本命予定だった展望の段階から枠順を見て一つ下げた形。


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