菊花賞2009予想
菊花賞 スタミナ型サンデーサイレンス系と好走牝系。

軍神マルス
08期 予想歴11年

◎アンライバルド
  15着/3人気

○セイウンワンダー3着/6人
▲ナカヤマフェスタ12着/4人
×リーチザクラウン


★傾向分析★
2000年 タイム 3'04"7 (良) 1FAve=12.31 5FAve=61.57
テン5F61.5-中盤5F62.8-上がり5F60.4 『加速・中弛み』
1着エアシャカール・・・サンデーサイレンス×Well Decorated=サンデーサイレンス×ボールドルーラー 〔4-r〕 10-7
2着トーホウシデン・・・ブライアンズタイム×Blushing Groom=ロベルト×レッドゴッド 〔8〕 6-4
3着エリモブライアン・・・ブライアンズタイム×マルゼンスキー=ロベルト×ニジンスキー 〔1-k〕 10-7

2001年 タイム 3'07"2 (良) 1FAve=12.48 3FAve=62.4
テン5F63.0-中盤5F64.2-上がり5F60.0 『加速・中弛み』
1着マンハッタンカフェ・・・サンデーサイレンス×Law Society=サンデーサイレンス×リボー 〔16-c〕 7-6
2着マイネルデスポット・・・ペンタイア×パーソロン=ノーザンダンサー×マイバブー 〔7-c〕 1-1
3着エアエミネム・・・Danhill×Alysheba=ダンチヒ×ネイティヴダンサー 〔8-i〕 5-6

2002年 タイム 3'05"9 (良) 1FAve=12.39 5FAve=61.97
テン5F58.3-中盤5F66.4-上がり5F61.2 『前傾・中弛み』
1着ヒシミラクル・・・サッカーボーイ×シェイディハイツ=ファイントップ×ネヴァーベンド 〔16-c〕 7-2
2着ファストタテヤマ・・・ダンスインザダーク×ターゴワイス=サンデーサイレンス×セントサイモン 〔4-m〕 14-12
3着メガスターダム・・・ニホンピロウイナー×マルゼンスキー=ハビタット×ニジンスキー 〔4-d〕 4-1

2003年 タイム 3'04"8 (良) 1FAve=12.32 5FAve=61.6
テン5F60.6-中盤5F63.7-上がり5F60.5 『中弛み』
1着ザッツザプレンティ・・・ダンスインザダーク×Miswaki=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔1-b〕 3-1 
2着リンカーン・・・サンデーサイレンス×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔1-l〕 12-11
3着ネオユニバース・・・サンデーサイレンス×Kris=サンデーサイレンス×ネイティヴダンサー 〔1-l〕 6-2

2004年 タイム 3'05"7 (良) 1FAve=12.38 5FAve=61.9
テン5F60.4-中盤5F63.7-上がり5F61.6 『前傾・中弛み』
1着デルタブルース・・・ダンスインザダーク×Dixieland Band=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔3-d〕 4-2
2着ホオキパウェーブ・・・カーネギー×Mr. Prospector=サドラーズウェルズ×ミスプロ 〔5-g〕 14-10
3着オペラシチー・・・オペラハウス×ブレイヴェストローマン=サドラーズウェルズ×ネヴァーベンド 〔10-b〕 11-4

2005年 タイム 3'04"6 (良) 1FAve=12.31 5FAve=61.53
テン5F36.3-中盤5F63.4-上がり5F60.0 『加速・中弛み』
1着ディープインパクト・・・サンデーサイレンス×Alzao=サンデーサイレンス×リファール 〔2-f〕 7-7
2着アドマイヤジャパン・・・サンデーサイレンス×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕 2-2
3着ローゼンクロイツ・・・サンデーサイレンス×Shirley Heights=サンデーサイレンス×ネヴァーベンド 〔1-w〕 4-3

2006年 タイム 3'02"7 (良) 1FAve=12.18 5FAve=60.90
テン5F58.7-中盤5F63.5-上がり5F60.5 『前傾・中弛み』
1着ソングオブウインド・・・エルコンドルパサー×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔9-f〕 16-8
2着ドリームパスポート・・・フジキセキ×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔1-t〕 6-7
3着アドマイヤメイン・・・サンデーサイレンス×ヘクタープロテクター=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔13-a〕 1-1

2007年 タイム 3'05"1 (良) 1FAve=12.34 5FAve=61.70
テン5F60.7-中盤5F63.6-上がり5F60.8 『中弛み』
1着アサクサキングス・・・ホワイトマズル×サンデーサイレンス=リファール×サンデーサイレンス 〔4-g〕 5-2
2着アルナスライン・・・アドマイヤベガ×El Gran Senor=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔9-c〕 6-5
3着ロックドゥカンブ・・・Red Ransom×Fairy King=ロベルト×ノーザンダンサー 〔11〕 13-14

2008年 タイム 3'05"7 (良) 1FAve=12.38 5FAve=61.90
テン5F58.8-中盤5F66.7-上がり5F60.2 『前傾・中弛み』
1着オウケンブルースリ・・・ジャングルポケット×Silver Deputy=グレイソヴリン×ヴァイスリージェント 〔13-c〕 10-2
2着フローテーション・・・スペシャルウィーク×リアルシャダイ=サンデーサイレンス×ロベルト 〔9-c〕 13-18
3着ナムラクレセント・・・ヤマニンセラフィム×サクラショウリ=サンデーサイレンス×マイバブー 〔16-a〕 3-2

5F分割で考えると、『前傾』『加速』と年によって違いはあるが、必ず中盤が弛む『中弛み』であること。3000mへの距離に全馬が距離適性で不安があるからなのであろう。
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○
展開上では有利なはずの追込は難しく、比較的前に位置して展開しないとダメな傾向。

『前傾』(02年、04年、06年、08年)は、追込→差しに捲った馬が連対。追込は届かないが早めに捲って動けるスタミナがあれば好走可能。展開上(『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎)、差しも有利ですが捲れる脚は必要。

『加速』(00年、01年、05年)は、差し・追込は展開上不利な位置取り(『加速』・・・逃げ◎ 先行○ 差し△ 追込×)で、逃げ・先行が好走。ここでも差し→先行と捲り気味に動いたタイプは好走。

血統の傾向は、サンデーサイレンス系の好走が多いですが、母系がポイントと思います。母系にニジンスキー、サドラーズウェルズが入っている馬が好走多し。またサッカーボーイ系(=ファイントップ系)も菊花賞馬2頭輩出で注目の血統です。
ダンスインザダークは母父マルゼンスキー(=ニジンスキー系)、エルコンドルパサーは母父サドラーズウェルズ。リンカーンの母系はトニービン×サドラーズウェルズだし、ドリームパスポートの母系は、トニービン×ディクタス(=ファイントップ系)。
他に目立つ血統は、ロベルト系。ブライアンズタイムも菊花賞連対馬を多く排出しています。
とにかく過去に好走馬を出している血統には、要注意。また近年は母父サンデーサイレンスが好走中(=06年1着ソングオブウインド、07年1着アサクサキングス)で、これも要注意。

牝系の傾向は、No.〔1〕〔4〕〔9〕〔16〕の牝系が好走が多い。
No.〔1〕の牝系は、上がり馬よりも春のクラシック路線ですでにオープン戦や重賞で好走していた馬(=00年3着エリモブライアン、03年1着ザッツザプレンティ・2着リンカーン・3着ネオユニヴァース、05年3着ローゼンクロイツ、06年2着ドリームパスポートなど)が好走しやすい。
No.〔4〕の牝系は、№.〔1〕と同じく上がり馬よりも上がり馬よりも春のクラシック路線ですでにオープン戦や重賞で好走していた馬(=00年1着エアシャカール、02年2着ファストタテヤマ・3着メガスターダム、07年1着アサクサキングスなど)が好走しやすい。
No.〔9〕の牝系は、クラシックでの好走もあるが本格化してセカンドステージに入ると好走しやすい傾向(=06年1着ソングオブウインド、07年2着アルナスライン、08年2着フローテーションなど)。
No.〔16〕の牝系は、距離が延びて本領発揮型のステイヤータイプ(=01年1着マンハッタンカフェ、02年1着ヒシミラクル、05年2着アドマイヤジャパン、08年3着ナムラクレセントなど)。
分枝記号は、c記号が良く好走していて、高い心肺能力を持ち開幕週や最終週での持久力勝負に強い特性が活きているものと思われます。

ステップの傾向は、前走神戸新聞杯組が好走馬が多い。好走馬も好走できなかった馬も好走しているので難儀ですが...。
セントライト記念好走馬は菊花賞適性と違うので過信は禁物。内容を考えて取り捨てを考えることが必要。
また裏路線からの鮮度の高い上がり馬には注意。

また菊花賞でとても大切なことは、内枠有利ということ。距離が3000mなので外を回ることでさらに距離を多く走ることは不利。先行するならまだ好走可能ですが、テンでダッシュしなければならない点は不利。外枠の差し馬は不利が多いと考えて良いかと思います。内枠の差し馬なら、直線で前が開けば好走可能。

★予想★
◎アンライバルド・・・ネオユニヴァース×Sadler's Wells=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔1-l〕
前走神戸新聞杯4着(=阪神芝2400m:0.7秒差)。ネオユニヴァース産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ダンスインザダークやマンハッタンカフェなどに近いタイプの中長距離型。初年度産駒なのに本馬が皐月賞・ダービーをロジユニヴァースが勝ち、産駒が春2冠を達成したことからも完成度の高さや底力を有した種牡馬と考える。母父サドラーズウェルズ系でスタミナ抜群で成長力もある。不良馬場のダービーは惨敗、前走は休み明けで4着とここ2戦はいまいちだが、叩いた効果と近年の上がり特化型の瞬発力とスタミナ勝負の菊花賞ならば好走は十分可能と考えて期待する。
No.〔1〕の牝系で、菊花賞では好走の多い牝系で、春のクラシック実績もある馬で傾向には当てはまる馬。分枝記号lは、クラシックで好走が多い特注の記号。母系からも好走に期待する。

○セイウンワンダー・・・グラスワンダー×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔3-l〕
前走神戸新聞杯3着(=阪神芝2400m:0.4秒差)。グラスワンダー産駒はロベルト系なのだが、グラスワンダー産駒には母父ダンチヒの特性も活かしやすい「ダンチヒ型」と父系そのままの「ロベルト型」とがいる。本馬は「ロベルト型」の特性をもち、叩き良化型で根幹距離の厳しい流れが向く。母父サンデーサイレンスで瞬発力勝負に強く、前走好走だと勢いに乗じて連続好走しやすい特性がある。母母父リアルシャダイで、長距離が得意な血統も配合されている(=08年2着フローテーションの母父)事にも期待する。
No.〔3〕の牝系は、3歳秋から古馬になるまでは詰めが甘い傾向があり、分枝記号lは、特にその傾向が顕著。〔3-l〕にはスペシャルウィークやメイショウサムソンやウオッカがいるのだが、この馬たちは秋のクラシックでは今一つ足りなかった戦績。といっても3着前後には好走するので、頭には向かないが2・3着候補の筆頭と考える。

▲ナカヤマフェスタ・・・ステイゴールド×タイトスポット=サンデーサイレンス×リボー 〔3-h〕
前走セントライト記念1着(=中山芝2200m)。ステイゴールド産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、自身が菊花賞2着好走の菊花賞血統。前半に脚を溜めると鋭い末脚で飛んでくるスローの差し血統で、速い流れを追走すると脚が残らないのだが、2000m以上の中・長距離に強く、母父ディクタスの影響からかサッカーボーイ産駒に似た特徴もある。夏から秋にかけては充実しやすく成績が上昇する。母父リボー系は、持続する流れで強さを発揮し、スタミナも豊富。父サンデーサイレンス系×母系にリボーが入っている馬は菊花賞での好走も多く(=00年1着エアシャカール、01年1着マンハッタンカフェ、04年1着デルタブルース、07年2着アルナスラインなど)、適性は合うと考える。
No.〔3〕の牝系は、セイウンワンダーと同じで3歳秋は詰め甘な成績になることが多いが、京都コースに強いディクタス系の特性をもつステイゴールド産駒ということにも期待して評価する。分枝記号hは、もまれ弱く広いコース向きからも、外枠で先行することが好走には必要と考える。

△イコピコ・・・マンハッタンカフェ×ジェイドロバリー=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔22-d〕
前走神戸新聞杯1着(=阪神芝2400m)。マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系でステイヤータイプ。自身が01年菊花賞馬の菊花賞血統。ステイヤータイプだが軽い先行力を持ち不発が少なく、前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力を使える。母父ジェイドロバリーは、忙しい流れよりゆったり追走する流れが合い、距離延長は得意。消耗が少なく鮮度の高いうちは連続好走しやすい特性がある。ただしGⅠでの底力勝負には向かないタイプの母父なのと、前走が鮮やかすぎる好走から中距離適性が高い可能性もあると思うのでヒモ評価。
No.〔22〕の牝系は、タフでスピードとスタミナに優れた牝系。分枝記号dの〔22-d〕にはアグネスデジタルやキングカメハメハなどがいて、距離に融通性のある特徴がある。分枝記号dは、前哨戦好走だと本番でも好走しやすい必殺のローテーションを持つので、その特性には期待する。

リーチザクラウンはスペシャルウィーク産駒で、菊花賞に縁のある血統。ダービー2着、神戸新聞杯2着と芝2400mでは強い競馬をしているが、近年の菊花賞に多い緩い流れでの瞬発力勝負に向くタイプではなく、自身で厳しいペースを刻んで好走するタイプから、スタミナがあるとは思うが自滅する可能性も高いと考えて嫌いたいと考えました。過信禁物と思います。
No.〔23〕の牝系で、タップダンスシチーやセイウンスカイやディープスカイがいる牝系で、自身で強気に勝負すると強さを発揮する牝系。距離は2400m~2500mでの好走が多い。分枝記号bは、鮮度の高い時に好走しやすい特性があるが、前走休み明け-18kgの馬体重減から鮮度の点においても今回は不安が残ると考える。


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菊花賞2009回顧
菊花賞 菊花賞とダンスインザダーク産駒。

軍神マルス
08期 予想歴11年

次走狙い:スリーロールス
次走狙い:フォゲッタブル
次走危険:イコピコ


2009年 タイム 1FAve=12.23 5FAve=61.17

ラップ
①12.9-②11.5-③11.7-④11.9-⑤11.9-⑥12.1-⑦12.6-⑧12.6-⑨12.5-⑩13.4-⑪12.9-⑫11.7-⑬11.4-⑭12.2-⑮12.2
1FAveとの誤差
①+0.7 ②-0.7 ③-0.5 ④-0.3 ⑤-0.3 ⑥-0.1 ⑦+0.5 ⑧+0.5 ⑨+0.3 ⑩+1.2 ⑪+0.7 ⑫-0.5 ⑬-0.8 ⑭±0 ⑮±0
テン5F59.9-中盤5F63.2-上がり5F60.4 『前傾・中弛み』

『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○

1着スリーロールス・・・ダンスインザダーク×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔7-d〕 5-4
2着フォゲッタブル・・・ダンスインザダーク×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔8-f〕 9-7
3着セイウンワンダー・・・グラスワンダー×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔3-l〕 9-7
4着イコピコ・・・マンハッタンカフェ×ジェイドロバリー=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔22-d〕16-16
5着リーチザクラウン・・・スペシャルウィーク×Seattle Slew=サンデーサイレンス×ボールドルーラー 〔23-b〕 1-1

流れはテン-上がりのラップ差から『前傾』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。だがテン・上がりのラップに比べ中盤の弛みが平均ラップとの差が大きく、『中弛み』の流れがより影響を与えていると思われる。展開では追込が最も恵まれ、次いで逃げ、先行・差しには厳しい流れと考える。

1着スリーロールスは、前走野分特別1着(=阪神芝1800m)からの連続好走。ダンスインザダーク産駒で、産駒がすでに菊花賞で好走していた菊花賞血統。ダンスインザダーク産駒は大物を輩出するしスタミナ抜群なのだが器用さに欠け、ギアが入れば迫力満点の長い末脚を使う一方で、トップギアまでに時間がかかり瞬時に反応できないという弱点を併せ持つ。また条件戦では手間取るも能力が引き出される格上挑戦は好走のプラス要因で、産駒が好走していた重賞でまた好走することが多いのも特徴。また3歳クラシックでは春シーズンはまだ成長が追いつかない感じがあり、能力の一部で好走したりするのだがGⅠでは足りない感じになりやすいが、夏を越して秋華賞や菊花賞の時期になると他の馬たちよりも凌駕する成長力で好走するようになる。またダンスインザダーク産駒で秋華賞や菊花賞で好走する馬は、前哨戦のトライアルで好走している馬か、全くの別路線(裏路線の条件戦など)からのステップで好走する。この時期は鮮度と勢いが、ダンスインザダーク産駒に非常に重要なポイントになると考える。母父ブライアンズタイムで、菊花賞でも好走の多いロベルト系だったことも好走要因と思われる。また最内枠で好位置につけ最短距離を走れたことも重要なポイントだと思います。
No.〔7〕の牝系は、京都コースや阪神コースでの好走が多く、間隔を詰めたり、距離変更ショックが有効なタイプが多い。中距離型が多い牝系なのでので軽視してしまいましたが、父×母父ともに菊花賞血統で内枠の先行馬と好走可能な要因があったのだから、もっと評価すべきだったと反省します。分枝記号dは、前哨戦好走だと本番でも好走しやすい必殺のローテーションを持つち、鮮度と勢いが重要なポイント。この特性も活きたと思われる。
菊花賞好走のダンスインザダーク産駒は、次走JCでも好走しやすい傾向をもつ(=03年2着ザッツザプレンティ、04年3着デルタブルース)ので、次走にも期待する。

2着フォゲッタブルは、前走セントライト記念3着(=中山芝2200m:0.1秒差)からの好走。1着スリーロールスと同じくダンスインザダーク産駒で、母はエアグルーヴという良血馬。母父トニービンで、格上挑戦が得意で連続好走しやすい特性を持ち、この特性も活きたものと思われる。
No.〔8〕の牝系は、3歳春シーズンは詰めが甘いところがあるが3歳秋から成長し古馬にて本格化し、京都コースもよく好走する。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ない。前走好走だと好走しやすい傾向がある。
1着スリーロールス同様、今後の成長力にも期待できるため次走にも期待する。

3着セイウンワンダーは、前走神戸新聞杯3着(=阪神芝2400m:0.4秒差)からの好走。グラスワンダー産駒はロベルト系なのだが、グラスワンダー産駒には母父ダンチヒの特性も活かしやすい「ダンチヒ型」と父系そのままの「ロベルト型」とがいる。本馬は「ロベルト型」の特性をもち、叩き良化型で根幹距離の厳しい流れが向く。母父サンデーサイレンスで瞬発力勝負に強く、前走好走だと勢いに乗じて連続好走しやすい特性がある。また近年母父サンデーサイレンスの馬が良く好走していて(=06年1着ソングオブウインド、07年1着アサクサキングス)、今年は本馬が3着好走。やはり適性が向くと考える。
No.〔3〕の牝系は、3歳秋から古馬になるまでは詰めが甘い傾向があり、分枝記号lは、特にその傾向が顕著。〔3-l〕にはスペシャルウィークやメイショウサムソンやウオッカがいるのだが、この馬たちは秋のクラシックでは今一つ足りなかった戦績。といっても3着前後には好走するので、頭には向かないが2・3着候補の筆頭と考えると予想したら、見事に的中。来年は本格化しておそらく東京コースで無類の強さを発揮するのでは?と考えるが、来年までもう少し時間が必要かなと考える。来年に期待。

4着イコピコは、追込での好走。展開的には恵まれたが、菊花賞はやはりある程度前で展開しないと届かないということを再確認。外枠の追込馬には厳しいと来年に活かしたい反省とします。
No.〔22〕の牝系で、タフでスピードとスタミナに優れた牝系で、分枝記号dの〔22-d〕にはアグネスデジタルやキングカメハメハなどがいて、距離に融通性のある特徴がある。分枝記号dは、1着スリーロールスと同じで前哨戦好走だと本番でも好走しやすい必殺のローテーションを持つので、その特性もでていたと思うが、ここ一番での母父ジェイドロバリーの底力のなさを再確認。GⅠではやはり荷が重いのでは?ということで、トライアル型なのだと思います。

5着リーチザクラウンは、スペシャルウィーク産駒で菊花賞に縁のある血統でしたが、肉を切らせて骨を断つ的な流れで本領発揮する。ダービー2着、神戸新聞杯2着と芝2400mでは強い競馬をしている。今回中盤を緩めず淡々とペースを刻んだ場合、もしかしたら押し切っていたのでは?なんて考えます。少し残念でした。
No.〔23〕の牝系で、タップダンスシチーやセイウンスカイやディープスカイがいる牝系で、自身で強気に勝負すると強さを発揮する牝系。距離は2400m~2500mでの好走が多い。分枝記号bは、鮮度の高い時に好走しやすい特性がある。得意距離に戻っての反撃に期待。


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