皐月賞2017予想
皐月賞はウインブライトから・・

下彦
15期 予想歴31年

◎ウインブライト
  8着/6人気

○ペルシアンナイト2着/4人
▲ファンディーナ7着/1人
△コマノインパルス14着/16人


過去10年の臨戦過程を見てみました。
トライアル3鞍(弥生賞、スプリングS、若葉S)+共同通信杯から臨んで馬券になっているのが30頭中28頭と圧倒的で、例外は昨年のきさらぎ賞勝ちから臨んだサトノダイヤモンド(3着)と2010年京成杯勝ちから臨んだエイシンフラッシュ(3着)で両馬共重賞を制していた上で本番後もG1を勝てるような名馬でした。

前走着順に注目すると、1着⇒17頭、2着⇒6頭、3着⇒2頭で、30頭中25頭が3着以上で、当たり前ですが1着が抜けている状況です。では4着以下から巻き返した馬を拾ってみると、2007年のサンツェッペリンがスプリングS8着から皐月賞2着、2008年のキャプテントゥーレが弥生賞4着から皐月賞1着、2009年のセイウンワンダーが弥生賞8着から皐月賞3着、2011年のダノンバラードが共同通信杯9着から皐月賞3着、2013年のエピファネイアが弥生賞4着から皐月賞2着へとそれぞれ巻き返しています。
ここでも前走4着以下から巻き返した馬の共通点は・・・

サンツェッペリン   京成杯勝ち
キャプテントゥーレ  デイリー杯2歳S勝ち
セイウンワンダー   朝日杯FS勝ち
ダノンバラード    ラジオNIKKEI賞勝ち
エピファネイア    ラジオNIKKEI賞勝ち

と、既に重賞を制していた馬に限られています。

次に年明けて何戦で臨んでいたかについてですが・・・
馬券になった30頭中、1戦⇒15頭、2戦⇒10頭、3戦⇒2頭、4戦が1頭・・・で、年明けぶっつけで皐月賞で馬券になった馬はおらず、レイデオロには気になるところです。


上記も少々勘案して・・


◎ウインブライト
ステイゴールド産駒で母父アドマイヤコジーン(コジーン)、母母父ジェイドロバリー(ミスプロ)、4代にマルゼンスキー(ニジンスキー)、ノーザンテースト。ノーザンテースト(4×4)、ニジンスキー(5×5)のそれぞれクロス。
レースの印象として勝ち鞍3鞍全て、スタートまずまず。ゴール前は詰められているようで詰められてない点、中山の4角まわって直線入りの力強さ、鞍上の振舞から操作性が非常に良いような感じがします。特に未勝利勝ちと若竹賞勝ちは力の違いもありますが、軽く促しただけのレースに見えます。
母父がアドマイヤコジーンなので姉ウインファビュラス同様1800mを超えてくると幾何かの不安はよぎりますが、クロスを持つノーザンテーストの粘着力、ニジンスキーのスタミナの特性が生きれば簡単に克服してくる筈です。
レースの質とすればやはり、弥生賞の様なスローからの上がり勝負ではなく、シビアなペースや道中脚を使わされるフラットに近いようなラップでのレースが合うと思うのでその点では良さそうです。
父方、母方共に荒れ馬場、道悪は良いほうだと思います。

〇ペルシアンナイト
上記の馬券になった臨戦過程からは消すべきですが・・・
距離はともかく、いろいろなレースを経験して結果を残しているという点で対抗に推したい一頭。
新馬戦は小倉1800m、良馬場でも時計を要す馬場で、新馬特有の超スロー、4.0秒。中団前から軽く抜け出し3馬身差の余裕勝ち。
アイビーSは府中1800m戦で、スローからの上がり3F戦。ソウルスターリングと同上がりタイムも追って振れた分だけ遅れをとり2着。
こうやまき賞は中京マイルで1.8秒のスロー。中団前から徐々に進出、4角過ぎ番手から先頭、そのまま押し切り。
シンザン記念は阪神マイルで、道悪消耗戦で3.4秒ものハイペース。中団前から徐々に進出、4角過ぎ前がゴチャつき一瞬躊躇、バラけたところ内へ入り良い反応を見せたが最後方のキョウヘイ、スタート良かったが少し下げたタイセイスターリーに次ぐ3着。操作性の良さ、反応の良さ、ペース耐性は確認出来たレースでした。
前走アーリントンCは同じく阪神マイルでほぼイーブンペースの4F目以降11秒台が連続するシビアな流れ。後方から4番手からの追走で直線で抜け出し3馬身差圧勝。

従来のハービンジャー産駒とは少し違うイメージです。
母父サンデーサイレンス(ヘイロー)、母母父ヌレイエフ(ノーザンダンサー)、4代にホステージ(ニジンスキー)という血統は府中・京都よりも阪神・中山の急坂コースの方が向いていそうですし、何よりニジンスキーがあるのが良いです。

1800m2戦にマイル3戦 ⇒ 2000mは気がかりですが、ハービンジャーの距離延長と中山変わりで・・・。

▲ファンディーナ
母方にピヴォータル(ヌレイエフ系)、APインディ(シアトルスルー)なので、経験のない苛烈なペースになったとしても対応してきそうです。
つばき賞、京都1800mは決して弱くはないタガノアスワドの勝ちレースを、いくらスローとはいえ33.0で捕えているわけなので凄まじいキレですね。上がり2位が34.2なので当に次元の違う脚でした。

△コマノインパルス
トライアルの弥生賞は4,5F目が13.2-13.4と緩んだ上に前後半差3.2秒ものスロー。さすがにこれではとラスト5Fから動いていって先団に取り付き、直線でもジンワリとは伸びているものの瞬発力勝負ではキツかったところ。
でも自身とは適正外のレースながら自ら動いて0.4差6着ならよく走っている・・とも言えそうです。
血統を見るとスタミナ型ナスルーラのレッドゴッド系のバゴに母父フジキセキ(サンデ-)、母母父リアルシャダイ(ロベルト)、4代にミルジョージ(ネヴァーベンド系)・・・と、ステイヤーに出てもおかしくないスタミナ型。祖祖母には、若くしてこの世を去った岡潤一郎を背に500万からローズS,エリザベス女王杯(当時は2400m)を連勝したリンデンリリーと底力を秘めた血を持ち合わせています。
スタート自体は悪くないと思うので、下げずに内へ入って全体が流れて35秒台以上の勝負になれば面白いかもしれません。


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