フローラS2017予想

カタストロフィ
10期 予想歴20年

◎ディーパワンサ
  14着/6人気

○フローレスマジック3着/2人
▲モズカッチャン1着/12人


 開幕週の土曜の場合はどうしても馬場は決め打ちになっちゃうけど、土曜を見ての感想としては淀と府中の馬場のイメージが逆だった。エアレーションで少し時計をかけてくるかなと思ったけど全然、むしろ例年のAコース時と比べても速いぐらいで速いラップを踏んでいるのが府中。淀はまだ読み切れないけど、彦根S1200も平均で想定より0.5ぐらい遅かった、橘Sは1:21.2と好時計だが綺麗に11病半ば連続で淡々と淀みなくのもの。ただ府中は少し雨が降っていたし、最終は1:22.1でレースの上がり34.4と時計的にもラップ的にもやや物足りないところがある。最終は低調なメンツだったのもあるから読めないが、この辺からも少し影響はあるかも。雨が読みにくいけどまとまった雨は降らないっぽいし、恐らく高速馬場かな。


 展開だがひとまずテンが速いタガノアスワドがハナを主張していく。これを番手で見ながらヤマカツグレースというところでこの2頭がまず内に切り込みつつ。内枠からザクイーン、モズカッチャン。特にモズカッチャンは前走で先行策を取れるようになってきたのである程度前を意識してくるかも。キャナルストリート辺りがどこを取れるかにもよるが、内の各馬は基本的には好位~中団の意識を持ちそうな馬が多い。外からはアドマイヤローザが2列目外を狙っていくという感じでその外からディーパワンサ辺りは恐らく好位の外ぐらいでこの2頭が外から内に切り込みつつ2,3列目あたりかな。フローレスマジックは中団の外目というところになりそうとみる。ペースは番手のヤマカツグレースもそこまでペースを引き上げてという意識は持ちにくいと思うし、タガノアスワドはここで一気にペースを引き上げるのはリスクが大きいと思うので自分では上げてこない、となれば恐らくスローとみていいと思うし、今年の馬場状態なら大体61-59で2分前後ぐらいの感覚で良いかなと思う。レースラップでも11秒前半を刻んでくる、トップスピード面を要求されるレースに決め打つ。


◎ディーパワンサ

 かなり評価を上げた。理由としてはAコースの想定よりも軽い馬場だったなというのが一つある。この馬の場合まず阪神JFでは出負けしながら46.7-47.3の厳しい流れをリカバーしながら、中団内内からジリジリとという感じでの4着。これ自体相対的に見ても上位3頭が着順を変えて桜花賞の1,2,3着馬でもあるわけで時計的に見てもレースレベル自体は高かったのは間違いない。その中で少し離されたがちょっと忙しない競馬になったかなという感じ。前走のフラワーCも物足りないんだが、48.8-47.6とファンディーナがタフな馬場でスローバランスで突き抜けただけで、前日のスプリングS比較でみても前半の48.8自体は遅くはない。なのでここで脚を使った可能性はあるなという感じ。それと、個人的にはデイリー杯のパフォーマンスが高いと思っていて、高速馬場で48.4-46.2と2.2のかなりのスローからの12.5 - 12.1 - 11.5 - 11.2 - 11.4とL2最速戦でL1も落とさないという中で好位馬群の中で包まれて動けないまま直線を迎えてL1で3馬身差を大体1馬身ちょっとまで詰めてきた。恐らく11.1ぐらいとしてもL2で置かれているので多分この馬自身はL1最速ラップ。出し切れなかった感じだし、ルメールが仕掛けの意識を持てなかったのが響いたなと。なので積極的なポジショニングで進めてくれる内田がスローの段階で前を取ってくれてのトップスピード持続戦ならなかなか差されないかなという期待。それと中京2歳Sでは下りの3~4角で少し勢いをつけてはいたが、それにしてもL2の坂の上り、最速地点での加速でしっかりと動けていたし、4着のジュンヴァリアスがトップスピード戦でそこそこやれているので、高速馬場でスローのトップスピード戦、しっかりとポジションを取っての競馬ならまだやれるはず。


〇フローレスマジック

 まあ結局は新戦力ではなく2,3歳春までの実力馬を取ったということにはなる。ただ、この馬の場合はやっぱりL1までしっかりと出し切れるかどうか。アルテミスSでは48.8-46.7と2.1でかなりのスロー、12.5 - 12.2 - 11.5 - 11.7 - 11.3とL1最速の流れでしっかりと中団外から前のリスグラシューを目標に最後までジリジリと伸び続けて差を詰めての2着。ただL3の地点からしっかりと加速の意識を持てていたが、窮極的にスパッと切れたというよりは11秒前後を3F維持してきた感覚。クイーンCでは46.8-46.4と平均だが12.0 - 12.3 - 11.3 - 11.2 - 11.6と中弛みからのL2最速戦。ここで好位近くで進めたのは良いのだが中弛み地点でスペースが狭くなって直線で追い出し切れずに進路を外に意識しながらでエンジンの掛かりがどうしても遅くなった。アドマイヤにL1で内に切り込まれてから再度立て直すロスもあったし勿体ない一戦にはなっているかなと。この辺からもしっかりと出し切れるかどうかで、馬の不安というよりは適性的に戸崎とは微妙な馬ではあると思う。その点で信頼しきれない対抗という感じ。総合的に見て前目でスローからトップスピード戦になった時にディーパワンサを差し切るまでそう簡単に行けるだろうかというところ。2,3着までの信頼度なら詰まらない限りは大丈夫だし、ある程度高いとは思っているんだけどね。


▲モズカッチャン

 穴馬はこれにした。枠を見た時に前走の様にしっかりといいスタートを切ってポジションを取ってくれば面白い。前走の2着馬も500万下を勝ちあがったし、3着以下を離した内容的にも良い、ペースバランス的に見ても50.8-48.8とタフな馬場でのスローでポテンシャル勝負からの一足でしっかりと抜け出した。これも評価したいんだけど、個人的には3走前が結構印象的で、47.5-49.3とかなりのハイ、12.3 - 13.8 - 13.3 - 12.9 - 11.3 - 11.7と中弛み顕著でそこからの2F戦、ギアチェンジが極端に問われていてその中で2列目の中目で進路を探り探り、前の馬にカットされてブレーキしながらでもL2で置かれず反応できていて、この血統にしてこのギアチェンジ面を見せてきたのは結構驚いた。府中の上り坂加速までいくと未知数だけど、機動力もあるし、2走前もL1最速でしっかりと1馬身近くの差を交わして勝ち切ってきた。素材としてはかなり面白いし、血統で嫌われそうだが意外と要所の反応が良いタイプのようなので。怖さは結構あるかなと。


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