宝塚記念2017予想
ここまで条件が揃うことはないので積極的に狙いたい

nige
11期 予想歴24年

◎サトノクラウン
  1着/3人気

○シャケトラ4着/2人
▲キタサンブラック9着/1人
△ゴールドアクター2着/5人


本命は、サトノクラウン

良馬場なら、バッサリだったが、天気予報的には不良馬場までありそうな予報(21時時点)。
それなら、積極的に狙いたいのがこの馬。

前走は、押して位置を取りに行って5番手から追走。
4コーナーから仕掛けて行って、ステファノスの後ろから内に進路を変えて追いかけたが、差が縮まらず差されて6着。

大阪杯の予想にも書いたが、普通の時計が出る馬場だと上がりの速さに対応できなかったという結果。


今回は、かなり雨が降ってくれそうで時計がかかればかかるほどいいタイプ。

弥生賞や、2連覇した京都記念は、雨の影響で時計のかかる馬場。
去年の京都記念は、上がり3F36.6秒で最速上がりになったくらいの時計のかかる馬場だった。

香港ヴァーズの勝ち時計は、2:26.22。
時計がかかれば海外でも戦えるくらい走りができることは、実績が証明している。

国内のG1で、時計がかかる馬場で2000m前後は、阪神2200mの宝塚記念のみ。
それも恵みの雨が降ってくれて、この馬の国内G1制覇をする条件は揃った。

ここまで条件が揃うことはないので、積極的に狙いたい。



対抗は、シャケトラ

前走は、出遅れてしまったが、内から押して出して行って5番手まで上がって追走。
4コーナーで少し外に出してシュヴァルグランの進出を追いかけるように直線に入ったが、そこから脚が鈍り出してじわじわ下がって9着。

出遅れから位置を取るのに脚を使ったのはあるが、4コーナーの進出する脚から急に脚が止まったので、距離が長かったのかなと感じる負け方。

この馬は、重い馬場でペースが流れる展開が得意で、持続力を生かして差してくるタイプ。

日経賞では、前半やや遅めだったがロングスパート勝負になって、ラスト3F11.8-11.8-12.6。
ラスト1F0.8秒減速したところで、4馬身差くらいあった差を差し切って最後までいい脚を使っている。

日経新春杯では、仕掛けを遅らせていたミッキーロケットに差し返されたが、ラスト2F11.8-12.1と減速が少ないラップ。
時計のかかる馬場だったが、持続力がそこまで生きなかった流れで適正の差での2着。

条件戦でも、36.1秒や35.2秒が最速上がりのレースで勝ってきて、時計のかかる馬場・流れの適性は高い。

今回の条件替わりは間違いなくプラスなので、8戦目での宝塚記念制覇があってもいい。



単穴は、キタサンブラック

前走は、主張してきたヤマカツライデンを先に行かせて2番手から追走。

2周目向正面で徐々に前に近づいて行って、残り600mを過ぎて先頭。

直線に入って追い出すと少し差を広げて、後続が追いかけるがなかなか差が縮まらず。
最後の1Fで少し差を縮められたが、そのまま押し切って勝利。

残り600mを過ぎて先頭に出ているので、ラスト3F11.4-11.7-12.2で走っている。
自分から仕掛けて行ってそのまま押し切る得意パターンを、3200mの距離でも同じようにして強い内容だった。


得意なのは緩いペースからの上がり勝負だが、一定ラップで持続力が問われるレースでも強い競馬を見せている。

今回の課題は、雨の影響のある時計のかかる馬場。

去年は、やや重で少し時計のかかる馬場。
平均ペースで、ラスト3F11.9-12.2-12.7のレースになって、クビ・ハナ差だったが差されて3着。

やっぱり馬場の時計がかかると、先に仕掛けて脚が止まってからの減速が大きくなる。
その時に、時計のかかる馬場が得意な馬が、脚が鈍らず差してくると去年のように差されてしまう可能性は、良馬場より上がる。

さすがにこの条件で勝ち切るのは難しいと思うが、毎回想像の少し上の走りを見せて、今がピークなのは間違いないので、勝っても驚かない。



4番手は、ゴールドアクター

前走の天皇賞・春は、出遅れてしまって、そのまま後方で追走。
3コーナーに入る所で外に出して、中団まで上がって4コーナーで一旦押さえて、内に入れて外を走らせすぎないように乗ったが、直線前との差が縮まらず1.1秒差7着。

この馬は、瞬発力(トップスピードに入る速さ)はあまりないが、トップスピードに入ったらその脚を長く使うタイプ。
また、中山が得意なように、重い馬場で上がりがかかった方がいいタイプ。

前走の京都の軽い馬場(かつ高速)で下りから直線平坦では、前に行っていても厳しいのに、出遅れて位置取りが悪くなったらお手上げ。

そろそろ衰えも気にしないといけない年齢だが、4歳後半から本格化してきた馬なので、6歳の今シーズンまでは、まだ狙えるはず。

雨が振りすぎると未知数だが、上がりのかかる条件は対応可能。
重い馬場の阪神・得意の非根幹距離に変わって、キタサンブラックにピッタリついて行けたら、チャンスは十分あると考えて期待。



<予想>
◎11サトノクラウン
○6シャケトラ
▲10キタサンブラック
△2ゴールドアクター


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