エリザベス女王杯2009予想
エリザベス女王杯 3歳勢の勢い有利と考えて。

軍神マルス
08期 予想歴11年

◎ブロードストリート
  6着/2人気

○ブエナビスタ3着/1人
▲シャラナヤ4着/3人
×カワカミプリンセス
×リトルアマポーラ


★傾向分析★
2000年 タイム 2'12"8 (良) 1FAve=12.07 3FAve=36.22 前半5F=60.6
テン35.5-中盤63.4(3F換算38.04)-上がり33.9 『加速・中弛み』
1着ファレノプシス・・・ブライアンズタイム×Storm Cat=ロベルト×ストームバード 〔13-a〕 4-3
2着フサイチエアデール・・・サンデーサイレンス×Mr.Prospector=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔20-a〕 2-2
3着エイダイクイン・・・メジロマックイーン×ホリスキー=マイバブー×ニジンスキー 〔16-b〕 16-17

2001年 タイム 2'11"2 (良) 1FAve=11.93 3FAve=35.78 前半5F=58.5
テン35.2-中盤59.7(3F換算35.82)-上がり36.3 『前傾』
1着トゥザヴィクトリー・・・サンデーサイレンス×Nureyev=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔9-f〕 10-10
2着ローズバド・・・サンデーサイレンス×Shirley Heights=サンデーサイレンス×ネヴァーベンド 〔1-w〕 14-13
3着ティコティコタック・・・サッカーボーイ×ブライアンズタイム=ファイントップ×ロベルト 〔4-g〕 8-8

2002年 タイム 2'13"2 (良) 1FAve=12.11 3FAve=36.33 前半5F=60.8
テン36.0-中盤63.6(3F換算38.16)-上がり33.6 『加速・中弛み』
1着ファインモーション・・・Danehill×Troy=ダンチヒ×フェアウエイ 〔11〕 3-2
2着ダイヤモンドビコー・・・サンデーサイレンス×Alydar=サンデーサイレンス×レイズアネイティヴ 〔6-a〕 5-4
3着レディパステル・・・トニービン×Blushing Groom=グレイソヴリン×レッドゴッド 〔1-l〕 6-7

2003年 タイム 2'11"8 (良) 1FAve=11.98 3FAve=35.94 前半5F=57.5 
テン34.4中盤60.1(3F換算36.06)-上がり37.3 『前傾』
1着アドマイヤグルーヴ・・・サンデーサイレンス×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔8-f〕 9-7
2着スティルインラブ・・・サンデーサイレンス×Roberto=サンデーサイレンス×ロベルト 〔10-d〕 6-6
3着タイガーテイル・・・Priolo×Prince Rupert=ノーザンダンサー×セントサイモン 〔5-f〕 13-13

2004年 タイム 2'13"6 (良) 1FAve=12.15 3FAve=36.44 前半5F=61.0
テン36.2-中盤62.0(3F換算37.20)-上がり35.4 『加速・中弛み』
1着アドマイヤグルーヴ・・・サンデーサイレンス×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔8-f〕 9-7
2着オースミハルカ・・・フサイチコンコルド×リンドシェーバー=ニジンスキー×レイズアネイティヴ 〔3-l〕 2-2
3着エルノヴァ・・・サンデーサイレンス×Sadler's Wells=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔4-n〕 13-13

2005年 タイム 2'12"5 (良) 1FAve=12.05 3FAve=36.14 前半5F=60.0
テン35.1-中盤62.7(3F換算37.62)-上がり34.7 『中弛み』
1着スイープトウショウ・・・エンドスウィープ×ダンシングブレーヴ=ミスプロ×リファール 〔5-j〕 10-10
2着オースミハルカ・・・フサイチコンコルド×リンドシェーバー=ニジンスキー×レイズアネイティヴ 〔3-l〕 2-2
3着アドマイヤグルーヴ・・・サンデーサイレンス×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔8-f〕 9-7

2006年 タイム 2'11"6 (良) 1FAve=11.96 3FAve=35.89 前半5F=57.4
テン34.8-中盤60.1(3F換算36.06)-上がり36.5 『前傾』
1着フサイチパンドラ・・・サンデーサイレンス×Nureyev=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔8-f〕 7-4
2着スイープトウショウ・・・エンドスウィープ×ダンシングブレーヴ=ミスプロ×リファール 〔5-j〕 11-11
3着ディアデラノビア・・・サンデーサイレンス×Potrillazo=サンデーサイレンス×ナスルーラ 〔2-u〕 8-7
1着降着カワカミプリンセス・・・キングヘイロー×Seattle Slew=リファール×ボールドルーラー 〔4-m〕 8-7

2007年 タイム 2'11"9 (良) 1FAve=11.99 3FAve=35.97 前半5F=60.60
テン36.2-中盤61.6(3F換算36.96)-上がり34.1 『加速・中弛み』
1着ダイワスカーレット・・・アグネスタキオン×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔4-d〕 1-1
2着フサイチパンドラ・・・サンデーサイレンス×Nureyev=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔8-f〕 3-3
3着スイープトウショウ・・・エンドスウイープ×ダンシングブレーヴ=ミスプロ×リファール 〔5-j〕 6-5

2008年 タイム 2'12"1 (良) 1FAve-12.01 3FAve=36.03
テン35.1-中盤61.8(3F換算37.08)-上がり35.2 『中弛み』
1着リトルアマポーラ・・・アグネスタキオン×コマンダーインチーフ=サンデーサイレンス×リファール 〔9-e〕 5-3
2着カワカミプリンセス・・・キングヘイロー×Seattle Slew=リファール×ボールドルーラー 〔4-m〕 6-5
3着ベッラレイア・・・ナリタトップロード×Baldski=ファイントップ×ニジンスキー 〔3-o〕 8-8

まず流れが『前傾』になろうとも『加速』や『中弛み』となっても、血統の傾向は欧州型のスタミナ型の持続血統(=ノーザンダンサー系)がよく好走している点。ダンシングブレーヴ系(=リファール系)、ニジンスキー系、ダンチヒ系の父系を持つ馬が好走していることから、スタミナ型が有利な流れがあると考えます。
サンデーサイレンス産駒の好走も多いですが、母父はトニービン、ヌレイエフ、ロベルト、サドラーズウェルズなど欧州型のスタミナ血統の血を持つ馬でした。

また桜花賞に必要なスピードではなく、オークスに必要なスタミナが適性に向くと考えます。
2000年以降の好走馬は桜花賞好走馬もいますが、オークスを好走した馬エリザベス女王杯では多いと感じます(=01年1着トゥザヴィクトリー・2着ローズバド、02年3着レディパステル、03年2着スティルインラブ、05年1着→06年2着→07年3着スイープトウショウ、06年1着→07年2着フサイチパンドラ、06年3着ディアデラノビア06年1着降着→08年2着カワカミプリンセス、08年3着ベッラレイアなど)。このことからもスタミナ適性が必要といえると思います。

牝系の傾向は、No.〔3〕〔4〕〔8〕の牝系が好走馬多し。

ステップからの傾向は、秋華賞組と府中牝馬S組に好走馬が多いです。
秋華賞組からは、秋華賞とオークスのどちらも好走しているタイプがよく好走(=ローズバド、アドマイヤグルーヴ、スティルインラブ、フサイチパンドラ、カワカミプリンセスなど)。
府中牝馬Sは3着内好走馬。1800mの非根幹距離という点でエリザベス女王杯の2200mにつながる流れがあると考えます。そこで好走できるということは調子が良いということと思うので。

また傾向分析していて気付いたことですが、好走馬は翌年も好走するということ。
98年→99年連覇メジロドーベル、99年→00年連続2着フサイチエアデール、03年→04年連覇→05年3着アドマイヤグルーヴ、04年→05年連続2着オースミハルカ、05年1着→06年2着→07年3着スイープトウショウ、06年1着→07年2着フサイチパンドラ、06年1着降着→08年2着カワカミプリンセス。
牝馬限定GⅠでトップクラスの馬の力関係が変わらないという点とコース適性という点から、翌年も好走する原因ではと考えます。
ですが、やっぱり老馬の法則に通じるものがあり、3歳で好走した馬は4歳でも好走できる(=成長から考えても充実期と思うので)けど、4歳以降で好走した馬は血統から考えて高齢でも力が落ちないタイプ(=オースミハルカの父はカーリアン系で高齢でも侮れない)でないと5歳以降での好走は難しいのではと考えます(=アドマイヤグルーヴ、スイープトウショウはパフォーマンス落ちたので)。

あと『前傾』になった年は、サンデーサイレンス×ヌレイエフが好走していること(=トゥザヴィクトリー、フサイチパンドラ)。それぞれ違う馬が好走しているので、流れとコースに合う配合なのでは?と考えます。

★予想★
◎ブロードストリート・・・アグネスタキオン×Cozzene=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔6-b〕
前走秋華賞2着(=京都芝2000m:0.2秒差)。アグネスタキオン産駒は、前走5着以内で0.5秒差以内だと連続好走しやすい特性がある。また瞬発力勝負が得意なサンデーサイレンスの瞬発力を良く受け継ぎ、瞬時の加速が出来る器用さが特性。母父Cozzeneは成長力が豊富で、大物喰いの特性を持ち、先行馬は二枚腰、差し馬はえげつない脚を使う、芝向き豪腕血統で淀みない流れの方が持ち味を活かせる。京都コースや東京コースでの好走も多いのが特徴。現在の上昇度なら好走可能と考えて期待する。
No.〔6〕の牝系は、早い時期から走るが詰め甘で、3歳クラシックでは脇役のことが多い牝系。人気を背負うと脆いが、マークする立場では強さを発揮する。シーズンオフの厳冬期や真夏に強い特性もあるので、今の時期は好走時期と考える。ハイペースの消耗戦に強い特性もある。分枝記号bは、鮮度が高く好走中で勢いがある時にはよく好走するので、古馬初対戦の鮮度の高さにも期待する。

○ブエナビスタ・・・スペシャルウィーク×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕
前走秋華賞2着降着→3着(=京都芝2000m:0.0秒差)。。スペシャルウィーク産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、本来はエンジンの掛かりが悪く末脚が不発に終わることも多いのが産駒の特徴なのだが、本馬は33秒台~34秒台の末脚を連発していて性能の良いエンジンを積んでいる様子。母父Caerleonは種牡馬の持ち味を活かしつつ持続するスピードや豊富な成長力を伝える能力に優れている。
No.〔16〕の牝系で、叩き良化型のステイヤー特性がある。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。非根幹距離のエリザベス女王杯の流れなら、持続型のなりやすくなると考えて好走の可能性は高くなると思うので軸として期待する。

▲シャラナヤ・・・Lomitas×Nashwan=ニジンスキー×レッドゴッド 〔9-c〕
前走オペラ賞1着(=ロンシャン芝2000m)。Lomitas産駒はニジンスキー系で、このレースで強い大系統ノーザンダンサー系。母父Nashwanは成長力豊かなブラッシンググルーム系。強敵相手に底力を発揮し、強い馬はとことん強くなるのがこの系統。脚質が後方からだとキレ味鋭いサンデーサイレンス系に劣ると思うので、ルメール騎手の手腕に期待し、思いきって先行することを望みます。
No.〔9〕の牝系は、早い時期から活躍するが、本格化前までは詰めが甘くGⅠで少し足りない感じ。だが本格化するとセカンドステージが存在し、小回りコースよりも広いコースでよく好走する。分枝記号はc記号で、ブエナビスタと同じ。ニジンスキー系も共通点なので好走が似るかもと考えて期待する。

△ムードインディゴ・・・ダンスインザダーク×Sharpo=サンデーサイレンス×レイズアネイティヴ 〔1-l〕
前走府中牝馬S1着(=東京芝1800m)。ダンスインザダーク産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、スペシャルウィーク以上に難儀で不器用なタイプ。瞬時の加速は苦手だが、ロングスパート質のレースなら好走可能。08年秋華賞2着馬でもあり、過去の傾向からステップ的にも好走可能と考えて期待する。
No.〔1〕の牝系は、早い時期から活躍し、クラシックでよく好走する。クラシック後は緩やかに成長するが、他馬との兼ね合い(=相手次第)で好走する。古馬はそのためなかなか勝ちきれないことが多いが、前走内容から古馬勢の中では好走可能と考えて期待する。

過去の好走馬のカワカミプリンセスは、老馬の法則から今年は好走しても3着では?と考えて嫌いたいと思います。
昨年好走のリトルアマポーラは、アグネスタキオン産駒の好走特性(=ブロードストリートで書いた特性)から、ステップ的に外れるので嫌います。


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エリザベス女王杯2009回顧
エリザベス女王杯 教訓にしたいレース。

軍神マルス
08期 予想歴11年

次走狙い:ブエナビスタ
次走狙い:メイショウベルーガ


2009年 タイム 2'13"6 (良) 1FAve=12.15 3FAve=36.44

ラップ
①12.5-②11.3-③12.2-④12.3-⑤12.2-⑥12.2-⑦12.3-⑧11.8-⑨11.7-⑩12.2-⑪12.9
1FAveとの誤差
①+0.3 ②-0.9 ③±0 ④+0.1 ⑤±0 ⑥±0 ⑦+0.1 ⑧-0.4 ⑨-0.5 ⑩±0 ⑪+0.7
テン36.0-中盤60.8(3F換算36.48)-上がり36.8 『前傾・一貫』

『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
『一貫』・・・逃げ△ 先行○ 差し◎ 追込△

1着クィーンスプマンテ・・・ジャングルポケット×サクラユタカオー=グレイソヴリン×プリンスリーギフト 〔4-r〕 1-1
2着テイエムプリキュア・・・パラダイスクリーク×ステートリードン=ネヴァーベンド×ヌレイエフ 〔1-x〕 2-2
3着ブエナビスタ・・・スペシャルウィーク×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕 9-3
4着シャラナヤ・・・Lomitas×Nashwan=ニジンスキー×レッドゴッド 〔9-c〕 9-8
5着メイショウベルーガ・・・フレンチデピュティ×Sadler's Wells=ヴァイスリージェント×サドラーズウェルズ 〔3-d〕 11-12

流れはテン-上がりのラップ差から『前傾』と中盤とテン・上がりのラップ差がほとんどないことから『一貫』の複合ラップ。展開的には、逃げが最もきつく、差しや追込が恵まれた流れだが、結果は大逃げした2頭の前残り。今回はブエナビスタやブロードストリートなどの人気馬が後ろに位置したことで、後ろに意識が向きすぎた結果となってしまい、積極的に前にて展開した馬が逃げ残るという教訓にしたいレースと考える。特にエリザベス女王杯は、前にて展開した馬が好走も多く、差しよりは先行型重視のレースのようで、今回のように4コーナー回ってのリードを活かしやすい傾向にあると反省し、来年に活かしたいと思います。

1着クィーンスプマンテは、前走京都大賞典9着(=京都芝2400m:1.0秒差)からの激走。前走は好走馬が全て差し・追込の上がり特化型のレースで、牡馬混合戦という内容を考えると鮮度や展開利は考えるべきだったと反省します。ジャングルポケット産駒は、阪神・東京・京都コースで重賞好走が多く、2000m~2600mでの好走が多い。勝負根性に優れる産駒も多い。母父サクラユタカオーは、スピード持続型で成長力がある。
No.〔4〕の牝系は、エリザベス女王杯で好走が多かった牝系(=00年以降では、01年3着ティコティコタック、04年3着エルノヴァ、07年1着ダイワスカーレット、08年2着カワカミプリンセスなど)。古馬での成長力に優れた牝系です。分枝記号rは、あらゆる条件を平均的にこなすタイプで、様々なレース経験が活きるときがあり、今回はその条件にバッチリ嵌ったものと思われる。

2着テイエムプリキュアは、前走京都大賞典14着(=京都芝2400m:3.2秒差)からの激走。前走牡馬混合重賞からのステップは好走しやすいのかもと反省します(=天皇賞秋からのステップでは、04年1着アドマイヤグルーヴ、05年1着スイープトウショウ・3着アドマイヤグルーヴ、06年2着スイープトウショウなど。エルムSから07年2着フサイチパンドラ)。パラダイスクリーク産駒は、好走するのにいろいろな注文がつくことが多く、軽量・展開・季節・馬場・平坦などの条件が揃うと激走する。今回は展開やコースや馬場状態が上手く嵌っての激走と考える。

3着ブエナビスタは、前走秋華賞3着(=京都芝2000m:0.0秒差)からの好走。上がり32.9を繰り出しても届かずだったが、やはり牝馬ではレベルが違うことは証明。大逃げの2頭は捕まえられなかったが、4着シャラナヤには0.6秒差をつける内容。春クラシック好走の秋華賞好走馬がこのレースと相性が良いことは正しいと考えます。次走の好走に期待。

5着メイショウベルーガは、フレンチデピュティ産駒。前走好走で勢いがあるヴァイスリージェント系は、その勢いに乗りよく好走する。
№.〔3〕の牝系なので、4歳秋は充実する成長をする。分枝記号dは、前走の勢いを活かして好走しやすい特性も併せ持つ。この特性から次走も期待可能と考える。


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