中京記念2017予想

カタストロフィ
10期 予想歴20年

◎グランシルク
  2着/2人気

○マイネルアウラート16着/6人
▲レッドレイヴン8着/15人


 土曜の馬場が結構読みにくい。ワントゥワンが来たときは内からするするって感じで上位を占めていて、外差しも利くこともある。コーナーでの勝負になると内が来ている感じなのでその辺りの意識はしておきたいかな。


 展開だが逃げ馬がウインガニオンでこれが恐らく内から主張する。その外からマイネルアウラートでマイネル軍団同士のレースメイクになるので恐らくアウラートは無理せず番手でひとまずはこれがマイネル軍団の理想、スロー気味に持っていく可能性が高い。ただこれを穿つとすればトウショウピストやスーサンジョイといった距離・芝というところに不安はあるも前目を狙いたい馬たち。これらが思い切ってハナを、というケースもある。ただどちらが逃げるにしても恐らくマイネルの2頭はついていかないと思うので、多分ペースとしてはそこまで上がってこないと思う。47.5-46.0ぐらいを想定、コーナーである程度ペースを引き上げつつのL2最速戦になるとみておきたい。


◎グランシルク

 本命にまでしたのには少し悩んだのは間違いない。ただこの馬の適性面でもいいと思ったのはあるがそれ以上に本命予定だったマイネルアウラートが夏がダメ説…ってのがちょっとよぎったのはある。今回はスローからの3~4角での加速、直線でもう一段という競馬を想定しているんだが、グランシルクがワンパンチ足りない中で武器と言えそうなのが坂の上りの鋭さ。これを活かせるならチャンスは出てくる。例えば前走のパラダイスSでも35.7-33.7と前半がかなり緩い流れで11.7 - 11.5 - 10.9 - 11.0 - 11.8とコーナーからは速く、上手くウインガニオンが余力を残してコーナーで分散しながら2段階加速的に入ってきたのでポジション差が響いたもののL2の坂の地点でしっかりと2列目まで取り付いてきた。1400だとL1の伸びも悪くないが、1600路線だとラストはちょっと甘くなりがち。ダービー卿も面白い内容で48.2-46.5とかなりのスローからの12.0 - 11.8 - 11.5 - 11.6 - 11.6と4F戦の中で後方の内内で進めながら3~4角で中団馬群の中目で押し上げつつ直線でジリッと伸び始め、L1の坂の上りでグンと来て内から差を詰めての2着確保。マイネルアウラートがいつもの位置ではなかったにせよ逆転できたのは坂の上りでの動きの良さ。L1推測で見てもあまり落としていないか、若干加速しているかもというレベルで速い脚を坂の上りで使うときに良さが出ている感じ。今の中京でスローからのコーナーで段階的に動いていって直線坂の上りでの鋭さを要求されれば面白いかな。


〇マイネルアウラート

 不安もなくはないけど力はこの馬だと思っている。少なくとも昨年冬以降のパフォーマンスは明らかに上げてきているし、ここ2走はこの馬にとって理想的でない中でもやれた、という感じ。ベストは恐らくニューイヤーSで、46.7-46.8と平均的にはペースを作っているんだが息を入れつつ11.7 - 11.8 - 11.6 - 11.3 - 12.0というラップ推移でしっかりと要所で加速して出し抜く、そのままラストまでグランシルクをほぼ決定的に寄せ付けずの完勝だったわけでこれは高く評価しないといけないと。昨年の中京記念では直線でもろに不利を受けて終了しているので何とも言えないが、不安があるとすればこの馬は夏はあまり良くない感じはしていると。休み明け初戦でこの暑い時期というのがどうなるか?というのはちょっと不安としてはある。それでも近走のパフォーマンスが良いし、基礎スピードの幅があってスローに持ち込んでも極端でなければ問題ない。前走のダービー卿も悪いバランスになって48.2-46.5とかなりのスローからの12.0 - 11.8 - 11.5 - 11.6 - 11.6と4F勝負に近い中で好位の外からの競馬になりながらもしぶとくL1まで食い込んで2着争い僅差。この内容でグランシルクとそんなに差がないわけで、このメンバー構成なら総合力で一枚上。後は夏でも走れれば…というところで本命にしようと思ったときにその辺でちょっと嫌な予感がよぎってしまったのはある。ただ馬場も極端な高速状態からは脱却しているし、対抗で狙いたい。


▲レッドレイヴン

 めちゃくちゃ大穴ってまででもないが現時点で単勝二桁人気。前走の大敗で評価を落とす形になるとは思っていたが、前走は48.2-46.2とかなりのスローだったし、そもそもそれ以前に12.1 - 11.5 - 11.7 - 10.8 - 11.6 - 12.1と2段階加速で極端に仕掛けが早くL3で10.8と強烈なラップを踏んでいる。この馬はトップスピード戦でも一瞬は対応できるんだがすぐに甘くなる。逆にベストはコーナーで分散しながら要所で一足を使うパターンで本来はコーナー勝負が理想。3走前勝った時が47.5-47.9と平均ペースで流れて12.3 - 12.0 - 12.0 - 11.9 - 12.0とコーナーで12秒前後を続けていく中で、外から楽々押し上げる鋭さを見せていた。5走前でも強敵相手にコーナーでしっかりとスペースを作りながらついていって直線までL2最速地点ではそれなりに伸びてきた。速さ負けはしないけど瞬間的な脚しか使えないタイプなので中京マイルで3~4角でじわっとペースが上がりながら直線坂の上りでグンと来るパターンならこの面子、不気味さはある。特にこれまでの内容を見てももうちょっと流れた方がいいと思っていたのでマイルへの短縮がプラスに働く可能性が高いという個人的な思いもあるので単穴で思い切って。


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