ジャパンカップ2009予想
絶対的な存在はいない混迷JC

スナフキン
09期 予想歴26年

◎スクリーンヒーロー
  13着/4人気

○コンデュイット4着/3人
▲オウケンブルースリ2着/2人
×ウオッカ
×レッドディザイア


枠順が発表され昨年と同じ外枠に入ったスクリーンヒーローを軸にする。

先行馬が約10頭はいるので、まず展開
123枠に入った前寄りの5頭をリーチが1角までに交わしにかかる、マシューも加わるので内が窮屈になることはありそう。ヒーローは内の先団陣を横目で見ながら中団になりそう。差し馬は、4枠からほぼ外にいることで内側のポッカリ空いたスペースに差し馬勢が入って来る。ポジション争いが先行陣の中だけでスンナリとした隊形になりそう、中団以降は最内からエア、ジャスト、キッツ、オウケン、外目からシンティロ、コンデュ、インターあたりが追走。

上がりの競馬にはならないように武がラップを落とさずに4角まで先行する、
直線では内側に先行陣が固まりやすく差し馬勢は中外のラインからがいい。

流れがMなら2400mに実績のあるタイプに有利、前で粘るには持続力のあるスタミナが必要、JCの4角の傾向は馬群が一団になるときが多く決め手なくしては残れないが、坂を上がってからは後方から劇的に差し切ることはまずない。
差し馬は4角にて射程圏なら有利、同様に先行馬は4角で離した形が必要。

中目から追走出来そうなヒーロー、コンデュ、オウケンに展開が恵まれると思う。消しにしていたコンデュイットのデキがそう悪くはなさそうで、撤回して馬券に組み込むことにする。
そこで、コンデュイットのBCについてもう少し付け加える。

BC2着馬のプレシャスパッションは持続力のある強い先行馬でJCに予備登録があり、その時点で本命だった。この馬は20~2400mの逃亡劇が得意で今の東京の2400mにはgood、3着馬は凱旋門賞5着だからレースレベルは低くない。勝ち馬コンデュがBCにこだわると思うのは、重たい芝の欧州に不適正なため将来も含めて米の馬場で力を見せる必要があった。
欧州で売りに出た場合には高値は期待できない、オーナーの海外流出の思惑は感じられる。硬い馬場が得意だったアルカセットも同じだったと思われる。

陣営のコメントを素直に信じる、状態はいいらしいので力は出せると見ます。
レッドに対しても今後の行く末にキズがつくなら、いい状態でレースをする発言は容易にはできないと思われる。

.........................................

コンデュイットは買いか、消しか?

外国馬のJCへの参加が、将来を左右する馬は少なくない。
参加前に日本への種牡馬入りが決まっていた馬の惜敗がよくあり、好走後日本人が購入するパターンが意外と多い。

JC後
ファルブラヴ1着、ゴールデンフェザント1着⇒社台へ
ぺイザバトラー1着⇒早田牧場
アルカセット1着⇒ダーレー

凱旋門賞トニービン1着後社台が購入⇒追い込んでJC届かずで、脚色は特筆するものではなかった。
タイプとしては似ているけど脚性の違うコンデュイットは、勝てば評価は当然上がれど負け方によっては日本への適性に不安を残す結果となり、種付けに影響が出る。
ビックレッドファームとしては、勝ちに行って惨敗よりトニービンのように追い込んで4~5着の方が今後に繋がる考えとしたら。
ここは故障も含めて直線だけの負担の軽いレースがしたいのではないだろうか、
外枠発走も手伝って自然と後方になりやすく、追い込みの展開でしょう。

是が非でも勝ちに来た感があるのがBC、スタートはトラック外より枝分かれしたコーナーの緩い前半、直線の短い小回りコースに入るトリッキーなコース、4角を強引に切れ込んで押し切る競馬をしなければ届かないコース形態とも言える。

休み明けで凱旋門賞を使った経緯が?・・・両方見据えたが勝負ならBC寄りか。
エクリプスS2000mの直線、ゴールに近くなるに連れ勝ち馬から離され、距離不足と忙しい流れは向かないことに見え、従って2400mに成績が集中してるのでしょう。この点は買えるのと、過去に英国馬ウィジャボードが2年連続で前走BC
を2着1着からJC5着3着と好走していて馬場の特性は似ている。

欧州古馬陣では大将格であったが、シーザスターズの出現により存在感は薄れた。BCでは今後の行く末を賭け目いっぱいで乗り込んだと思われる。

そのBCが11/7、帰国後中2週で日本への長距離輸送はいかにもキツイ。
上積みはなく当初からここは目標でもない。
世間の評価は高いですが、日本への種牡馬入りが決まっている外国馬でJCを勝ったのは私の記憶だとJRAが凱旋門賞後購入したピサドルスキーだけに思うが、ちょいモメになったレースで真意は未解決のまま。

コンデュイットは、馬場と距離とボーナスがいい点、展開とローテとデキは思わしくない点。



..................................

【馬事妄想】~ジャパン劇~

ゲスト:ウオッカ、オウケンブルースリ、スクリーンヒーロー
司会:スナフキン

司会 「いよいよ今週末はJCがやって来ます、皆さんいかがですか?」
ウオッ「もともと叩き型だし、秋天の借りを返すわよ」
スクリ「僕も左回りになると行きっぷりが違うからね、2走目だし」
オウケ「2F伸びる今回が勝負さ」
司会 「それぞれに好感触ですね、上積みもありということでさらに突っ込んで行きましょう。ウオッカさん前走を振り返って下さい」

ウオッ「ホントは昨年と同じ位置取りのはずが、内と外の先行馬に寄せられてポジションが下がってしまって、直線なかなかトップスピードに上げれずに前が開いてから追い出したら内にヨレてしまってまともなレースをしてないのよ」

司会 「そういえば一昨年のJC、4角同じ後方の位置で内⇒外回しでした」
ウオッ「あのコースロスは痛かったわ、内突けていたら2着はあったわね」
司会 「昨年のJCは?」
ウオッ「内枠だったから内々を先行して少し窮屈でスムーズさを欠いたわ」
司会 「それでも盛り返しての3着は地力ですね」
ウオッ「このコースで崩れることはないわ」
司会 「東京2400m戦では好レースばかりですが、希望の流れは?」
ウオッ「ハイペースの追走だと持ちそうにないけど、スローなら上がり勝負だから私の形を作れるわよ」
司会 「デピュティとロジとリーチがレースを作るカギを握っていますね」
ウオッ「それよ~、道中のペースの緩みが期待できなくて3頭でMペースを目論むと困るわ」

司会 「近走、G1では逃げ残りが目につきますが・・・」
ウオッ「あらっいいところ見てるわ~、それにレースを操るヤネがノリと豊なのがミソよね~、東西のトップジョッキーの再度の共演は匂うわね~、まっ私のターゲット的ペースメーカーよ!」

司会 「それではオウケンさん昨年のJCは?」
オウケ「昨年は菊花賞の疲れが癒えないまま、直線行き場がなく坂上がってからの追い上げでウオッカさんにかなり詰め寄ったからね」

司会 「もうちょっとで3着ありましたね」
オウケ「今年の方が経験と順調さはいいからね、去年の夏は条件馬だったけど秋に大きいところで活躍できるとはなあ、自慢話しだなこりゃ」

司会 「では欠点は?」
オウケ「エンジンが掛かっちゃうといいんだけど、一瞬の脚がないから開いた隙間にスッと入れないなあ、その点はウオッカさん速いよね」

司会 「流れはどうですか?」
オウケ「当然サバイバルレースが希望、前崩れの追い比べがいいなあ」
司会 「未知数の外国馬がいますね」
オウケ「それらが道中動いて流れを乱せば、こっちのモンだよ」

司会 「最後にスクリーンヒーローさん昨年を振り返って下さい」
スクリ「JCに出るまでこのコースの長距離戦で手ごたえがあったからなあ」
司会 「はい、適性がありそうなのはわかってましたよ」
スクリ「なにしろこの距離のペースがピッタリで馬ナリのまま4角まで回してイケるんだよ」

司会 「やっぱり回りが向いてますか?」
スクリ「そうなんだけど直線が短いのは苦手でね、長い方が持続力を使えるから流れはスローじゃない方がいいんだよ」

司会 「うんうん、胴長マッチョだからね」
スクリ「だから中山より東京の方がいいね、また今年もデムちゃんとのコンビだし好位追走から行きますよ、昨年は不利と言われる外枠発走からの勝利で自信になったよ」

司会 「長々とありがとうございました。茶番劇染みたジャパン劇・・・、はいはい。」


...............................

メンバーは、菊花賞、秋華賞、ダービー、宝塚、JC、春天皇賞、秋天皇賞馬ウオッカに3歳勢を加え、海外からも6頭参加。

よく分からない外国馬をどうする?
マシューサイド
 近走の連対はG1 2400mも道悪の2着
ジャストアズウェル
 G1 2400m勝ちも54k、2000mG1 2着もやや重の遅い時計
シンティロ
 近走大差負け
コンデュイット
 凱旋門賞を59.5kで3着、前走が米のブリ-ダーズカップターフを57kで勝利、スピード競馬にも対応してのJC参戦は人気を集めそう。
シャラナヤ
 軽い調教のみでのエリ女4着と力を見せ、明らかにステップと感じる。オペラ賞を56kで勝利、今回は53kの軽量と京都で1戦叩いた滞在競馬。あとは小柄な牝馬が東京コースをどう乗り切るか。
インターパテイション
 50戦して6勝のベテラン、前走勝ちも道悪で5勝目からは2年が経過。

掴み切れない外国馬もそうだが、国内組も十人十色で昨年の覇者スクリーンヒーローも秋いいステップで始動、今回の方が回りと距離がさらに合ってくる存在。
距離伸びて巻き返しのオウケンブルースリは、スタミナ勝負を望むところで瞬発力の決着は避けたい。
逆に瞬発力ならイコピコやウオッカに有利か、もうひとつ力関係がピンと来ない。
差し馬勢のけん制を尻目にリーチザクラウンが、早めの展開から離した逃げはあるのか?それとも今回は抑えるか?

前有利の早い馬場を利して来るスクリーンヒーロー、もともと均整の取れた馬体から距離の融通性があり、今回条件がいい。
距離不足の前走をメイショウサムソンばりの先行策でカバー、ここ目標と思える臨戦過程は好材料。
休み明けの前走軽めの追い切り(馬なり)、さらに前進が見込める注目していいでしょう。
いつもどっしりとした好馬体なので、好不調がわかりにくい馬。
追い切りの動きで判断したく、速いかき込みで重心が低く、前脚が前へ前へ出てくれば好調時を判断していい。


tipmonaとは?

ジャパンカップ2009回顧
皮肉なことに

スナフキン
09期 予想歴26年

次走狙い:エアシェイディ
次走狙い:エイシンデピュティ


JCは単勝馬連で行くと決めていたので、パドックを見てオウケンブルースリの気配が良く、スクリーンヒーローとの馬連とオウケンの単勝2点勝負。
結果は残念でしたが、最後は「差せ差せ」と連呼してはしゃいじゃったよ。

09年のJCにはなにやら皮肉なことと歯がゆいことが


ウオッカの乗り替わり
東京2400mは内枠の先行馬有利、道中内々を好位で進むロスのないポジション、
良馬場の早い時計の出る状態とウオッカにとって好条件が重なる。
それに加えて武騎手が、上がりが早くならないように前後半59秒前後の平均した緩みのない流れをさらに愛馬ウオッカが終始掛からないものへと導いてしまった。
結果的には武ちゃんがウオッカに勝利をもしくは勝ち負けをもたらすことに・・・
それに引き換えテン乗りのルメールは好評価ですね、騎乗には減点もなく坂上まで追い控える好内容。
逆を考えればルメールが主戦なら連敗した時点でオーナーに降ろされるでしょう。その乗り替わりが武騎手なら同じように「さすが武ちゃん」と言われる、オーナーの中では連敗したことが印象深く、勝利に導いたことは薄くなっていったような騎手降板。
四位、岩田、武と角居さんで育てて来たものを全部ルメールが持って行ったような報道にクギを差したい。


スクリーンヒーローの乗り替わり
結果から言えば、わざわざデムーロを呼ばなくても北村騎手で良かった。
ペースが早く緩みがなく外目から上がるには負担が、今後を考えて大舞台を主戦で望み経験値を増やしておくべきだった。昨年勝ったからもう一丁は安易でしたし、それにノッたわたしも反省のクチ。


レッドディザイアの好走
スタートで後手を踏み先行出来なかったことが流れから幸いした、内枠だったため後方にならずに内の空いたスペースに入れたのは、ラッキー。
それにしても終いの脚は驚いた、直線馬群を捌けなった時間がもどかしい内容。3歳牝馬のレベルの高さを見せつけ、自身の評価をぐっと上げましたね。
外傷でエリ女を回避し、タカミを目指しての参戦で3着は立派。
先行していたらを考えるとどうだったなのか?は課題として
おく必要はあります。

残された格好になったブエナビスタは、札幌2着後凱旋門賞を回避、勝利確勝の秋華とレッドのいないエリ女を取り逃がし指をくわえながらのJC観戦、ライバルの好走は何とも歯がゆいことだろう。
ブエナ陣営もこれならJCの方に出たかった胸の内は垣間見れる、レッドの古馬G1の戦いぶりから有馬記念ではブエナの人気が持ちげられる格好に。
なんともブエナにとってこの秋は歯車の噛み合わないことばかり、その暮れの大舞台には自身が経験のない古馬G1でも、もはやヤレルことが証明されたような状況に・・・。
もうブエナとレッドはそれぞれで見なければいけない時期。

後手後手な下半期で有馬はどうなのか?この流れではまた取り逃がすのか?競馬にも馬券にも昔から運というものがあるようですが・・・。

暮れ間近の皮肉な出来事を馬房で腕を組んで見ているドリジャニとマツリダの、ニヤけた顔が浮かんじゃう。(ははっ)


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >