紫苑S2017予想

カタストロフィ
10期 予想歴20年

◎ディアドラ
  1着/1人気

○サロニカ8着/7人
△ミッシングリンク7着/9人


 馬場はエアレーション・シャタリングの効果がどの程度出るかによるが、ここ数年のイメージで入っていく。平均ペースなら59秒台、今年のメンツだと微妙かもだけど一応1:59.5ぐらいは出る馬場を想定しておきたい。平均なら60秒を切るレベル。


 展開だが逃げ馬は恐らくミッシングリンクでこれがハナを主張して内に切り込んでいく形。これを見ながら外からサロニカが番手外を狙って先行。内からはブラックオニキスも内ポケットを狙ってい入ってくるし、中目のポールヴァンドル辺りもこの集団を狙っていくだろう。もしかしたらポールは逃げを意識してくる可能性もある。ミッシングもポールもそこまで前半でペースを引き上げたい方ではないのでサロニカの出方次第だが恐らく入りは少し遅く入ってくるかも。60秒よりは遅く、61秒まで落ちるかどうか。今年のメンバー構成は例年より低調だとは思っているが、それでも61-59.5ぐらいのイメージでは入っておきたい。かなりのスローを視野に入れてのロンスパを基本線とする。もしかしたら馬場次第ではL3-2あたりで速い脚を要求されるかもだがそれでも11秒前後のトップスピードの質を高いレベルで問われるところまではないだろう。


◎ディアドラ

 不安もなくはないんだが、適性や実力的には信頼できる。唯一はやはり前走馬体減を起こしていて、そこから立て直して調整せざるを得なかったという点。ただ後は心配していない。距離はオークスで問題なく、前走のHTB賞ではスローロンスパで強い競馬。札幌の稍重で時計が掛かる状況、62.5-59.6と3秒近い超スローからの12.8 - 12.2 - 12.1 - 11.7 - 11.6 - 12.0と2段階加速に近いポテンシャル戦、札幌の緩く長いコーナーで外を回しながらしっかりと前目内目で立ち回ったラヴィエベールを撃破したし、3着以下は離していて結構強敵。オークスでの最先着もこのメンバー構成の中ではトップスピードの質・持続力ともに1枚以上上回っていて、桜花賞の46.5-48.0とかなりのハイに肉薄するレベルでも後方からとはいえしぶとく脚を使ってきている。アネモネSではライジングに差されたが不利な展開で、46.6-48.1とハイペース、11.4 - 11.5 - 11.9 - 12.1 - 11.8 - 12.3とコーナーで前が減速する中で好位列が壁で巻き込まれて仕掛けを待っているうちに外からライジングに交わされて直線という中でL1で盛り返している。距離は2000がベストかはともかくまず問題なく進められる距離、ペースが上がっても大丈夫、タフな馬場のポテンシャル戦でも軽い馬場のトップスピード戦でもやれていて素材的に一枚上。多少抜けた人気を覚悟で本命にしたい。


〇サロニカ

 こちらで妙味を狙う…と行きたいところだったが思ったよりも穴人気するかも?事前のブックでは無印に近かったけど結構印が回ってるなあ。まあそれはともかく、この馬の場合は期待込み。ここ2走の内容自体はそこまで特筆するほどのパフォーマンスではない。ただ逆に結果は出ていてもマイルよりもっと長い距離の方が合っている感じが強い。前走のエルフィンSの場合はポンと好発を切ってからレースを支配する逃げ、49.8-46.9と3秒近い超スローまで持ち込めたのが勝因、12.5 - 12.3 - 11.7 - 11.4 - 11.5と速いラップを踏んではいないがその代わり逃げて最後までラップを落としていない。ミリッサには差し込まれたものの決定的ではなかったし、3着以下は寄せ付けていない。前目で進めながら最後までジリジリと伸びているという感覚で、ほとんど落とさなかった点は評価できる。2走前の白梅賞は47.6-48.2とややハイ寄りの平均で中団、11.3 - 12.1 - 12.4 - 12.5 - 11.7 - 11.6と中弛みでじわっと取り付いていったが直線序盤の加速の地点で置かれてしまってL1までジリジリとは伸びるが…という感じ。このラップを逃げ馬が刻んでいる中で差を詰めたならこの馬自身はもっと速いラップを踏んでいて、脚を余しているのは間違いない。感じているのは少しエンジンの掛かりが遅いイメージで、その代わりに前目から結構長く脚を使えるというのが魅力。それとゲートが良いので外枠でもポンと切って逃げ馬を目標に内に切り込んでいける立場。レースを支配するという点ではいい枠。それでももうちょっと内が理想ではあったが。いずれにせよ2000への延長で良さが出そうな感じなので積極的に狙いたい。


★ミッシングリンク

 単穴は省いて注目連下にこの馬。ここ2走を評価していて、ペースをコントロールできれば意外と早仕掛けでも踏ん張れる。前走も馬券圏外ではあったが着さが示す通り寸前まで際どいところで勝負していた。ペースが50.5-46.1と極端に遅いのだが12.6 - 11.9 - 11.6 - 11.3 - 11.4 - 11.8とその分仕掛けが早くL3最速という中で逃げてこれを誘導しながらL1まで際どく踏ん張った。後半特化の競馬でコーナーで勝負する形で結構良いところまでやれたのは評価したい。2走前も同じ様な感じで勝ち切っているが、前半はゆったり入っているので距離自体は2000でもという感じもある。昨年始めのこの舞台では完敗を喫したが、ペースをコントロールしてコーナーで速めの勝負、という形なら怖い。


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