スプリンターズS2017予想

ロックステディ八戒
08期 予想歴18年

◎レッドファルクス
  1着/1人気

○セイウンコウセイ11着/3人
▲ブリザード5着/12人
△レッツゴードンキ2着/5人


土曜の開催はダートが12Rでも稍重だったように、芝コースは良馬場発表でも雨の影響は残っていたのでは。
それでも各レースを見る限り、馬場は昨年と同じか、ちょっと早いかぐらいの時計が出ていたので、日曜日はもう少し高速馬場になるのではないか。
内目の枠に逃げ馬も入ったのでペースが落ち着くとも思えず、最低でも1分7秒台の決着にはなりそう。

なので、ある程度時計を持っている馬から選びたいと思って各馬を見直していましたが、現在のスプリント路線のレベルってもしかして本格的に低いのかと思った。
過去1年の1200重賞で、全て違う馬が勝っていたのでしたね。
1000~1400に広げてみて、唯一レッドファルクスがスプリンターズSと京王杯SCの2勝。
キーンランドCでモンドキャンノが一番人気になって正直首を傾げていたのですが、そうかそうか、世の競馬ファンはとっくにレベルが低いことに気付いていて3歳馬に期待していたのか、うーん……などと唸ってみたり。

この状況で思い出すのは、一番人気は香港馬(でもG1勝ったのはシンガポール)になった2010年のスプリンターズS。
そして勝ったのは人気薄の方の香港馬ウルトラファンタジーで、重賞1勝馬。
当時の2着馬は重賞4連勝で高松宮記念を制したキンシャサノキセキで、レッドファルクスとも正直比べられない実績馬でしょう。
2位降着のダッシャーゴーゴーは3歳馬ながらセントウルSを制した馬で、これも2歳戦でしか良績がないモンドキャンノとは比較にならない。
繰り上がりの3着馬サンカルロは当時1200戦は高松宮記念4着だけでまだ底を見せていなかったし、5着馬のワンカラットは夏場に重賞連勝していた上がり馬。
……あれ、2010年より更に日本馬のレベル低いのでは?

というわけでブリザードでも勝負になるような気がしてきました。
早い時計は持っていませんが、ウルトラファンタジーも同様だったのに1:07.4の快時計で勝っているので気にしないことに。
というかウルトラファンタジーと同じ厩舎なんですね、調教にわざわざモッセ騎手が乗りに来ているそうですし、完全に勝ちに来ているでしょう。
血統もブラックホークの父ヌレイエフが25%の血量、母父のデインヒル系といかにも日本向き。

とはいえさすがに、生粋のスプリンターであったウルトラファンタジーより1400向きの感がある分、割り引きは必要かと思いますが。
ということで▲に指定したい。


◎には日本馬の大将レッドファルクスを。
昨年は先行馬が完全にそのまま残る流れを差し切っての勝利で、昨年の2着、4着馬不在で3着馬のシュウジは明らかに不振に陥っている。
昨年芝に再転向してからは日本では常に安定して成績で、高松宮記念の負けも香港帰りの反動もあったかもしれない。
臨戦過程を含めて考えると、間違いなく日本馬で1番強い馬で、軸としては最適でしょう。


○にはセイウンコウセイ。
函館SSはシュウジの乱ペースに巻き込まれたからと納得できる負け方。
全体に上り坂が続く函館1200と、直線以外下り坂の中山1200なら、今回またハイペースに巻き込まれても粘り切れるのではないか。
それまであまりハイペースも高速馬場も経験していなかったのも大きいと思う。
前走と違って、内枠が当たったし、年齢からも前走の経験での上積みに期待して良いでしょう。


最後に△レッツゴードンキ。
正直今回想定される時計での決着になった場合、実際昨年敗けてように1200ではスピード不足だと思う。
ただ、9着だった昨年は478キロだった馬体重が、高松宮記念2着の時には506キロと、大きく馬体重を増やしてきた。
ヴィクトリアマイルの惨敗も、身体が完全にスプリンターのものに変わったからの惨敗ではないか。
この成長力は、母父のマーベラスサンデーから来たのでしょうか。
そう考えると、ロマン派競馬ファンとしては垂涎の1頭。


ビッグアーサーは頑張って欲しいですが、陣営のコメントからも追切からも、出来は明らかに悪いでしょう。
サクラバクシンオー産駒最後の大物でサンデーサイレンスの血が入っていない馬、なんとか晩節を汚すことなく種牡馬入りしてもらいたいものですが。


セントウルS組は昨年より早い時計でしたが、昨年より明らかに高速馬場だったと言って良いと思う。
馬場を考えればスローペースの展開で、レースレベルはかなり怪しいものがある。
昨年のセントウルS組も、ため息が出るとしか言えないビッグアーサーはともかくとして本番では掲示板まで。
よって、まとめて切る。


スノードラゴンは前走セントウルSの上がり33.3はこの馬の実績から限界に近い上がりだったと思われるので、昨年から衰えはないように思う。
ペースがとんでもないことになって、上がりが掛かるような展開になるならチャンスも……と思いたいが、多分昨年より早そうな今年の馬場は厳しいか。


消去法で残ったのはワンスインナムーンとダイアナヘイロー。
いずれも1分7秒台の勝ち時計を持っていて、ちょっと格落ちするかな、という以外に消す材料が思いつかない。
今年の日本馬の実績なら格落ちも考える必要なさそうなので、◎を軸にこの2頭は抑えておく。


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