菊花賞2017予想
今年のクラッシック戦線はどこかおかしい?

夏影
14期 予想歴34年

◎クリノヤマトノオー
  8着/16人気

○ミッキースワロー6着/3人
▲マイネルヴンシュ4着/11人
△ウインガナドル16着/7人
×アルアイン
×スティッフェリオ


皐月賞は例年体力色が問われる事が多く、皐月賞と菊花賞の2つを制した二冠馬は多い。(ゴールドシップ、エアシャカール、セイウンスカイなど)
しかしながら、今年はどうだろう?
今年の皐月賞馬アルアインは、重馬場でタフさが問われたシンザン記念で凡走。
高速決着となった毎日杯で見事なまでの変わり身を見せ、その後皐月賞を制した。
2着のペルシアンナイトは本来マイルCを目指す馬が集うアーリントンCの勝馬で、この馬は菊花賞には出走せずマイルCSを目指す事となった。
そんな事実からも、今年の皐月賞はマイル的なスピードが求められていたのは間違いないと見ている。

ダービーはというと、例年スピード色が問われるレースで、後に天皇賞(秋)や安田記念を制する馬が多い(エイシンフラッシュ、ウォッカ、メイショウサムソンなど)。
しかしながら、今年のダービー馬の勝ちっ振りは明らかに体力色を前面に出した内容だった。
レース前半1000㍍地点から、捲り気味に進出。
3角では逃げたマイスタイルにいつでも馬体が併せられる態勢。最後のホームストレッチで抜け出してみせた。
この馬が進出を始めたタイミングでペルシアンナイトもくっついて動き出したが、最後は体力切れとなり7着と沈んだ。
自分の競馬に徹したアルアインは5着だった事からも、スピードではなく体力的要素が高く問われていた事は間違いないと見ている。

昨年の秋華賞はヴィブロス、菊花賞はサトノダイヤモンドが共にキレを生かした競馬で優勝を飾っているが、今年の秋華賞はディアドラ、リスグラシュー、モズカッチャンといった体力自慢の馬同士の力比べとなった。
内回りの結果が外回りの結果としてそのまま反映されるとは思えないが、ただ言える事は「飛び抜けて強い馬はいない」とは誰もが思うところ。
故に、大半の馬が色気を持って挑んでくるだろうし、よって各陣営「お釣りを残さない競馬」に徹してくる事が予想できる。
淡白なシラケるレースではなく、白熱した攻防が行われるレースに期待してみたい。
三度目の正直で、おそらく本来のレース特性である体力が素直に問われると見る。
タフさの求められるG1だけに、当然 "気の良さ" ではなく、『体力』重視したい。

◎⑨クリノヤマトノオー
ジャングルポケット産駒は総じて体力の豊富な産駒に出やすい。
体力自慢なだけに淀の長丁場を制した産駒を2頭輩出。
オウケンブルースリとジャガーメイルに共通する事は、ステイヤーだからと言って決してジリ貧でもないところ。
オウケン、ジャガー共に連勝時には、ほとんどと言って良いほど、上がり1位か2位をマークしてくる。
つまりが、体力が豊富なだけでなくキレもあり決め手がしっかりしているという事だ。
同馬も前走が上がり最速、3走前は上がり2位を駆使しサトノクロニクル相手に際どい競馬となっている。
飽きやすさがネックのジャンポケ産駒も、生涯初のチャンピオン戦。
連勝中と気分がノッている時期で更に体力色に傾いたレース特性となれば、ここで買わずしてどこで買う?…という話になる。

母父はアグネスタキオンは無敗の皐月賞馬。
皐月賞優勝の後故障発生、引退を余儀なくされる。
父は同期のダービー馬ジャングルポケット。
父は菊花賞に出走するもマンハッタンカフェの後塵を拝する事となった。
彼らが成し遂げられなかった思いを、両者の血を引くこの馬が叶える???

アルアインはダイワメジャーの生き写しのようなイメージ。
体力不足という訳ではないが、長距離質の体力が問われると、決め手を失う傾向にあるところが正にダイワメジャーといったところ。
ダイワメジャーは有馬記念を2回3着しているように、長距離を走り切る体力はあるのだが、どうしてもこの距離体系だと勝ち切れない。
アルアインのダービーやセントライト記念のレースっ振りを見てもそんな感じ。
マイル的な物理特性がベスト。
マイルか2000㍍を走らせてあげたい馬だ。

スティッフェリオは菊花賞特注種牡馬とも言えるステイゴールド産駒。
新聞・雑誌等の穴予想で意外に注目されている馬だが、心配な点が1点。
2戦目以降、馬体が減り続けている事が大きな気掛かり。
7ヶ月間で26㎏馬体を削り続けて、その間に見せた最高のパフォーマンスがセントライト記念の4着。
これ以上のパフォーマンスを期待するのは酷と見る。

体力的な要素が問われたダービーだが、菊花賞出走馬の中の最高位な何とマイスタイルの4着。
つまりが、今回求められる物理特性に応えられる馬が1頭もいないとなると、ダービー出走組以外に触手が動く。

○⑫ミッキースワロー
父トーセンホマレボシは活躍馬が乏しいので産駒の特長を掴み切れていないのだが、父ディープインパクト、母父ノーザンテースト共に自身の個性はあまり出さず、肌馬の特長を出してくる種牡馬。
そういう意味からも、


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