菊花賞2017予想
狙いは、先行できて粘る走りを見せた馬

ぶらすぽ
15期 予想歴23年

◎スティッフェリオ
  14着/14人気

○ウインガナドル16着/7人
▲ベストアプローチ13着/9人
△ダンビュライト5着/4人
×ミッキースワロー


ダービー上位馬が出てこない今年の菊花賞。さらに台風の影響で不良馬場が確実で、荒れそうな雰囲気が漂っており何が起こってもおかしくないと個人的には感じている。実際、土曜日のレースでも10Rのように人気薄の逃げ馬が残り高配当が出た(単勝:6,900円)レースもあり、不良馬場の長丁場のレースでは前につけることは好走するためには必須だと思われる。

近年ではエアスピネル・リアルスティール・トーセンラーといったのちのちマイルを主戦場をするような馬が好走できているが、今年は不良馬場。間違いなく切れ味は必要なく、スタミナを必要とするレースになる。

なので、上り33秒台で好走してきた×ミッキースワローやキセキは馬券的には軽視して押さえ程度の評価に。

軸馬としてのイメージは不良馬場で行われた2013エピファネイアの年の3着だったバンデ。父系にSadler's Wellsが入っておりスタミナ勝負に強さを発揮する下地が血統からもあったと思われる。セントライト記念で先行して6着と切れ負けから巻き返したように、前哨戦(セントライト記念・神戸新聞杯)で先行して差し切られたがそこそこ粘る走りを見せた馬に注目したい。

気になっているのは次の3頭。

・ウインガナドル
  (ステイゴールド産駒・母父メジロマックイーン)
・ベストアプローチ
  (父系Sadler's Wells)
・スティッフェリオ
  (ステイゴールド産駒・母系 Blandford)

3頭とも本命にと言いたいところだが、レースを見て特に光るものがあると感じたのは、
◎スティッフェリオ。

函館の松前特別でのレースでは、結果だけみると1000万条件で3着と能力不足とみてしまうが、内容を見ると1番枠から道中内々に閉じ込められて直線外に出さなければならないというひどい内容から脚を伸ばしての3着。切れる脚がない馬にあのレースぶりで3着とは逆に力がある証拠。

セントライト記念でのレースぶりは大外から無理なく先行し直線でも一旦先頭に立つ積極的なレースぶり。前半61.8というスローペースからレース上りが34.0とうい切れ勝負のレースで3頭に交わされるも止まったわけではない。今回人気はない(前日:14人気 44.5倍)が、内枠スタートから2番手あたりにつけて流れに乗れれば十分3着、不良馬場で後続が伸びあぐねれば1着まであると期待したい。ひとつ残念なのは騎手の乗り替わり。個人的には夏好調だった北村友一騎手が乗ってくれたほうがよかったが、浜中騎手や川田騎手も若手の時に菊花賞を勝って飛躍のきっかけをつかんだように若手騎手の中でも将来有望な松若騎手ならアリかなと。


〇ウインガナドルはステイゴールド×メジロマックイーンという黄金配合から意外と人気している(前日 5人気:11.7倍)が、津村騎手ということで最終的には6番人気あたりに落ち着くか。先行有利のレース・斤量も有利だったとはいえラジオNIKKEI賞や新潟記念で見せた逃げっぷりは狙ってみたくなる。


▲ベストアプローチは日本ではあまり走らないSadler's Wells系。春の重賞でも後方から脚を伸ばそうとしても届かずの掲示板が精一杯のレースぶりだが、明日の馬場状態でこの血統は無視できない。どのレースをみてもジリジリとしか伸びないのは逆にスタミナに特化している可能性もあり、コーナーでおいていかれてしまう不安もあるが展開次第ではチャンスがあるのでは。


人気どころで注目してるのは、キセキ・ダンビュライトのルーラーシップ産駒2頭。キセキのレースぶりはちょっとイメージとは違うが△ダンビュライトも切れる脚がなくて差されてしまうレースが続いており、ルーラーシップ産駒の長距離適性と不良馬場適性に可能性を感じているので、その走りに注目したい。


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菊花賞2017回顧
ルーラーシップの種牡馬としての可能性

ぶらすぽ
15期 予想歴23年

次走狙い:キセキ
次走狙い:ミッキースワロー
次走危険:クリンチャー


菊花賞でこんな条件でのレースは今後ないかもしれないほどの最悪のコンディションで行われた今年のレース。

荒れるだろうなという予感は、1番人気が勝ったものの3連単は55万超えという大荒れの結果に。的中された方おめでとうございます。

自分は先行馬・重馬場適性・スタミナ勝負といった部分を重視して予想をしたが、結果は完敗・・。

今回は早めに投稿させてもらうことができたことで、何人かの方に予想を見ていただき、拍手までいただいたことは予想が惨敗だった中でも今後の励みになりました。この場を借りてお礼を述べさせてもらいます。 m(__)m

たまには当たるかなあという程度の的中率なので、逆神にならないよう次は的中の拍手をもらえるように頑張りたいと思います。


レースの回顧としては、心理的に前につけたいという騎手たちの意識がスタート直後から主張する展開になり、1周目スタンド前ではペースが落ち着いたが、3コーナーの手前でまたペースが上がり脱落していく先行勢が多数続出するほどの先行馬にとっては厳しいレースとなった。そもそも前有利の展開になるだろうという想定が甘かったと反省。前につけることがマイナスだとひねって考えることができればもう少し近づけたかもしれないが、ポポカテペトルはたぶん買えないのでむしろ清々しい感じ。

馬場が変われば着順も間違いなく入れ替わるだろうし、この結果で今後についてどうこういうのはあまり意味がないと思っているが、今回このタイミングでクリンチャーを評価できた人は素晴らしいと思う。個人的に今後重賞では通用するほどの能力はないと思っているので、買うならここしかない!というタイミングだったと思う。母父ブライアンズタイムの血、ディープスカイ産駒の重馬場適性などから誰しもちらっとは考えた馬だと思うが、自分としても前走の負け方がよくなかったこと、同じディープスカイ産駒のスピリッツミノルが菊花賞を惨敗していたイメージが強く結局狙うことができなかった。

勝ったキセキは次のレースでも期待してみたいが、さすがに厳しいレースだった思うので、今年は休養に入り万全の状態で来年の競馬を盛り上げてもらいたい。

残念だったのはミッキースワロー。例年の菊花賞であればこのメンバーなら馬券内はあったと思われるレース振りだったので、この馬もキセキとともに中距離あたりを主戦場にして切れ味勝負でディープインパクト産駒の良血馬たちとどこまで戦えるのかを見てみたい。

ルーラーシップ産駒のG1初制覇となったわけだが、今後の種牡馬戦線にも少なからず影響を与えてきそうで、母父ディープインパクトでG1馬を出せたことは喜ばしいことだと思う。血統表を見ても「エアグルーヴ」「ロンドンブリッジ」など昔から見ているものとしては胸が熱くなる。ただ、これだけ近年の活躍馬が並んでいるということは逆に種牡馬としての飛躍は難しいということ。今後のことを考えるとルーラーシップの種牡馬としての将来は決して明るくはないと思うが頑張ってもらいたい。そんな中、ルーラーシップ産駒の長距離適性・重馬場適性について、1着5着とまずまずの結果がでたことで、強みを発揮できる得意な舞台があることがわかったのは、今後の予想にも活かすことができる結果だった。

ルーラーシップ自身は末脚を武器に追い込んできた馬だったが、産駒には切れ味よりも重馬場適性・トニービンの血が強く出ているイメージなので、京都や新潟などで持続力の必要なレースで狙い目となりそうだ。


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