小倉大賞典2018予想
克服と復活の期待を込めて…

クライスト教授
10期 予想歴39年

◎ダッシングブレイズ
  4着/3人気

○ストレンジクォーク11着/5人
▲ウインガナドル14着/6人
×トリオンフ


自信度B・・・
委縮した騎乗ですっかりらしさを見失っている浜中俊。
そのきっかけが東京新聞杯のダッシングブレイズでの落馬。
長期休養明けのトップハンデ戦という常識的には軽視しても良い状況で相手レベルを考慮しての始動でもあるだろうが、馬を立て直して時間を掛けて臨む一戦に重ハンデのここを敢えて選んだからには厩舎にも相応の目算があるはず。
しかも、低迷のきっかけとなった鞍上を乗せるからには、鞍上に対して「トラウマの克服と低迷からの復活の意図」があると判断。
もちろん負けてもおかしくない状況なので叩き台として利用するつもりかも知れない事からB(連複中心)とするが、少なくとも浜中は今はそんな余裕など一切ないはずで、これは「克服と復活の期待を込めての出走と起用」に期待した。

◎=ダッシングブレイズ(浜中俊)
同馬での落馬による長期休養、マイルCSでの斜行、フィリーズレヴューでの斜行、とどめはテン乗り池添に桜花賞を勝たれ、すっかり委縮して低迷してしまった浜中だが、ここで良い結果を出す事で元の浜中らしい騎乗に戻れる好機と判断。
トップハンデも能力の裏返しと言えるので、馬も鞍上も共に復活を期待して本命に指名。

○=ストレンジクウォーク(柴山雄一)
元地方騎手の立場からの手抜きさえなければ十分勝負のできる鞍上だと思っているので対抗に指名。

▲=ウインガナドル(津村明秀)
若い馬の台頭期待から同馬を単穴に指名。

消し馬=トリオンフ(川田将雅)
連勝の勢いは認めるが、伏兵視されての連勝であるためハンデ重賞と言えども格上げ戦の不安はある。
鞍上的にもここでは上位人気に推されるからにはマークされる事に成るため、よほど地力が高くないと厳しいと診て消しと判断。


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小倉大賞典2018回顧
せん馬なのがもったいない。

クライスト教授
10期 予想歴39年

次走狙い:トリオンフ
次走危険:ダッシングブレイズ


レースレベル4・・・
トリオンフの勝ちっぷりだけなら5でも良いが、裏開催重賞なのでメンバー的に全体レベルでは4までと評価。

次走狙い馬=トリオンフ
せん馬なのがもったいないほどの完勝で人気に応えた能力は明らかに上位レベルのモノ。

次走危険馬=ダッシングブレイズ
トップハンデだったので見せ場を作って敗れた内容は悪くない。
だが、問題なのはここでも追いの委縮が見られた鞍上の方にあり、同馬で好走してこそ復活のきっかけになるだけに、それが見られないどころか逆に騎手が追いに全力が出せない状態であるのが見られたからには乗られる同馬も好走は難しいと思わざるを得ない。
鞍上を変えれば馬の好走はいくらか期待は増すかも知れないが、ここまでこの鞍上を乗せ続けているからには馬にも委縮した追いのぬるさが伝わっているため、仮に外人が乗っても反応が鈍くなると考えられる。
それだけ馬は鞍上の手綱を敏感に感じ取る賢い生き物なのだから。

※浜中に今後の期待を望むのはもう酷だろう。
トリオンフが抜け出した後を追ってきた時までは一瞬やるかと思ったが、手綱を押している時までは伸びていた脚色がムチを入れると綺麗に馬が止まってしまった。
トップハンデが響いての伸び一息なら、その前の追い出しから他馬と脚色が同じになっていたはずで一旦2番手に立ちかける事は出来なかっただろう。
そこまで脚を残していながらいざ最後の追い出しで伸びなかった事が鞍上の追い委縮の表れであり、これでは弱い馬の先行タレ込みと変わらない。
ここまで浜中の無意識の動きが落ち込んでしまっては、騎手としてこれ以上の大成を望むのはほぼ不可能と見なさざるを得ない。
落馬から始まった不運なのでとても同情するが、その後の2度の斜行は不運と言うより本人の体感がズレている事からの失態なので、「図太い神経で斜行など怖れず乗れれば…」とは思っても自身の失態から乗れなくなった馬が桜花賞馬になった事で完全に委縮した騎乗が脳にこびりついてしまったようである。
もう残るは、委縮して乗っても勝ってくれるほどずば抜けた馬に乗るくらいしかないだろう。
好素質の騎手だっただけに、こんな落ち込み方をしたのはとても残念でならない!


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