有馬記念2018予想
レイデオロは弱点が出やすい恐れあり

あみー
14期 予想歴10年

◎クリンチャー
  15着/11人気

▲キセキ5着/2人
△シュヴァルグラン3着/9人
×レイデオロ


 コース形状や出走馬の距離適性がややバラけることなどから中弛み風味のロングスパート勝負にややなりやすく、前付けした&末脚上位の中距離・中長距離兼用タイプの期待値がやや高いレース。
 路盤改修後の勝ち馬はすべて4角3番手以内であること(=以前よりバテ差しが効かない)、人馬のコーナリングの巧さが重要なこと...などに注意。(木曜現在の予想)

 ◎ クリンチャー
 ○ なし
 ▲ キセキ
 △ シュヴァルグラン


買い目はなるべくシンプルに。
複勝+単勝:◎
(+ワイド:◎-▲△)


 路盤改修後=2014年以降の有馬記念の3着内馬はすべてSSの血を持っていて、SSの血を持たないレイデオロ、モズカッチャン、ミッキーロケット、リッジマンはこの壁に挑むことになります。




--------- 以下、プレ予想 ---------


 有馬記念はコース形状や出走馬の距離適性がややバラけることなどから中弛み風味のロングスパート勝負にややなりやすく、末脚上位の中距離・中長距離兼用タイプの期待値がやや高いレース。
 有馬記念の傾向と対策、出走予定登録馬を見ていきたいと思います。



結果から考える狙い方「有馬記念」
[期待値:F(甘め)~F-?]=展開の幅広さに注意。

 ▲+:末脚上位の中距離~中長距離馬
   → 先行力:F~F-? 底力(=ハイペース耐性)・キレ・持続力:C-~D?(2つ以上)
   (≒ 重賞実績上位馬。
    距離適性の信頼性はテンを早くする要素(マイラーの出走頭数など)に依存?
     テンが早い場合(ユニーク)、○:中~中長距離兼用 ▲:中距離 △:中長距離
      〃 緩い場合(≒日経賞)、○:中長距離 ▲:中~中長距離兼用 △:中距離
    期待値は「持続力≧キレ > 先行力」。
     → ギアチェンジ&仕掛けの早さなどから。 逃げ切り少ない。
    先行力:G+?以下かつ早めに押し上げられない場合、期待値ダウン。
     → 後方から差すには、前後・内外の不利が大きくなりやすい)


 注:枠順の影響=内枠有利↑・外枠不利↓?
   (変則6角のコース形状、馬場関連技術の向上、路盤改修の影響...などから。
    馬場の耐久性が向上したため、馬場傾向がこの傾向を弱めにくくなる。
    人馬のコーナリングの上手さが枠順以上に重要)
 注:斤量差の影響=普通~やや小さい?
   (総合力を相対的に増減。展開の影響や、3歳馬と古馬の斤量差に注意)
少注:急坂重賞(除:阪神外回り)や小回り重賞で好走した馬
   (期待値の微増要素。 必要レベル:古馬G2以上、3歳G1以上?
    路盤改修の影響で、パワー・スタミナ偏重の馬は苦戦しやすくなる)
少注:路盤改修で、排水性が大幅に改善
   (雨中の競馬でないかぎり、雨の影響は限定的?)


 コース形状(小回り、激しいアップダウン、2角から向正面にかけての一気に下る)や出走馬の距離適性がややバラけることなどから中弛み風味のロングスパート勝負にややなりやすく、末脚上位の中距離・中長距離兼用タイプの期待値がやや高いレース。
 重めの芝(路盤改修以前より軽めの「芝質、レース」に)でのロングスパート勝負、人馬のコーナリングの巧さが重要になっていること...などに注意。




レイデオロ
短評:
 キレ・底力に優れる中距離~中長距離馬?
 ここでの不安を強いて挙げるなら、急坂や高いレベルでの持続力不足。
 東京芝2400mなら現役最強クラスに間違いないと思われますが、坂の負荷が高いコース(中山、メイダン)ではパフォーマンスがやや低下している印象があります。また、スピード色がやや強い血統通り、芝2200m以上で持続力の要求度が高くなったレース(京都記念2018、ドバイシーマクラシック2018)でもパフォーマンスを落としています。有馬記念では2つの心配が同時に響く恐れがあるため、人気を信頼しづらくなっています。相手次第では逆らう馬券を考えてみても。
適性チェック:(最終更新:18'天皇賞(秋) 58.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通(胴・後脚はやや長い?)、太さ普通、角度普通(蹄は寝る)。直飛節気味? 標準的な芝の中距離向き、血統はマイル~中距離向き(?)で、標準的な芝の2000m~2400m◎?(2500m▲-??) 荒れ馬場▲??道悪▲-?? ゲート:▲? 先行力:F-? 底力(=ハイペース耐性):C-(甘め)? キレ:C-(甘め)? 持続力:D-(甘め)~E? 総合力でC-?相当 斤量少注(キレ優位) 急坂▲??(やや頭高い) おじ:ゴルトブリッツ



キセキ
短評:
 持続力・全体的なスピードに優れる中長距離~中距離馬??
 ここでの不安を強いて挙げるなら、小回り。
 川田 将雅騎手が「他の馬より早めに動かしてスタミナを生かす競馬」を続け、毎日王冠2018、天皇賞(秋)2018、ジャパンカップ2018...と、キセキもそれに応えて連続好走。充実期には間違いありません。ただ、小回り向きのギアチェンジ性能を示したレースがなく、小回りかつ終いの直線が短いコース(中山芝2500m、阪神内回り、シャティン)では4戦して未勝利です。大回りの東京よりコーナーでの減速・負荷が大きい中山芝2500mではパフォーマンスが低下してしまう恐れがあるのでは。ファンとしては成長した姿を見せるシーンに期待しつつも、父ルーラーシップの小回りでのもどかしさも思い出してしまいます。人気なら逆転候補を探してみたいです。
適性チェック:(プラス修正に注意。 最終更新:18'ジャパンカップ 57.0kg)
(誤差注)ツナギはやや長い(脚は長い)、太さ普通、角度普通(蹄は寝る)。標準飛節。 標準的な芝の中距離~中長距離向き、血統は中距離向き(??)で、標準的な芝の2200m前後◎??(芝1800m▲+↑??) 荒れ馬場▲??道悪△+?? 先行力:E?? 底力(=ハイペース耐性):D?? キレ:E-(甘め↓)?? 持続力:D-?? 総合力でD??相当 斤量少注(軽斤量で複数回優勝) おば:ダイワエルシエーロ、おじ:グレーターロンドンほか



ブラストワンピース
短評:
 末脚のバランスに優れる中距離~中長距離馬??
 ここでの不安は、初めての「小回りかつ直線の短い」コース。
 単純な実力比較では古馬を相手に好走しても不思議ないと思われますが、ここまでの6戦は大回りか、終いの直線がもっとも長い新潟外回り。有馬記念が行われる中山芝2500mはコーナー6回の小回りかつ直線の短いコース。かなりの大型馬だけに、道中の機動力やコーナーでの加速に手間取る心配があります。古馬との斤量差はこの不安を軽減する要素ですが、不安を打ち消すほどの効果は望めないのでは。控えめな評価から考えたいです。
適性チェック:(未知数の大きさ&プラス修正に注意。 最終更新:18'新潟記念 54.0kg)
(誤差注)ツナギはやや長い、太い、やや寝る(蹄は寝る)。直飛節。 重い芝の中距離~中長距離向き、血統はマイル~中距離向き(??)で、重い芝の2000m~中長距離◎??(1800m▲+??) 荒れ馬場○??道悪△?? 先行力:F-?? 底力(=ハイペース耐性):E(甘め)?? キレ:E(甘め)? 持続力:E-(甘め)?? 総合力でE(甘め)??相当 平坦○??急坂▲+??(やや頭高い×父から)



オジュウチョウサン
短評:
 底力・持続力に優れる長距離馬??
 ここでの不安は、距離の短さ×実力不足。
 障害帰りの平地で2連勝。レース内容は長距離指向のスタミナ・持続力を発揮してのもので、小回りの中山芝2500mではその能力を発揮するのが難しいと思われます(中山芝4000m・外ならあるいは?)。示している実力も平地G1では大きく劣り、ここで好走を期待するのは酷です。
適性チェック:(誤差の大きさに注意。 最終更新:18'南武特別 57.0kg)
(ツナギチェックなし) 血統は中距離~中長距離向き(??)で、標準的な芝の長距離◎??(2500m▲+??) 荒れ馬場・道悪?? 先行力:F?? 底力(=ハイペース耐性):E-?? キレ:F-?? 持続力:E-(甘め)?? 総合力でE-??相当 全兄:ケイアイチョウサン



モズカッチャン
短評:
 底力・全体的なスピードに優れる中距離馬??
 ここでの不安は、トップスピード不足+距離の長さ。
 3歳時より平均馬体重が増えたことと関連してか、トップスピード・キレの裏付けが弱くなっています。路盤改修後の中山芝ではトップスピードの高さが重要になっているため、この現状ではトップスピード不足の弱点が前面に出やすいのでは。また、中距離での全体的なスピードに優れる分、距離延長にも不安があり、人気なら期待値が低くなっていると思われます。厳しい評価から考えたいです。
適性チェック:(プラス修正に注意。 最終更新:18'札幌記念 55.0kg)
 ツナギは長さ普通(後脚やや長い)、太さ普通、やや寝る。直飛節。 標準的な芝の中距離向き、血統はマイル~中距離向き(??)で、標準的な芝の2000m◎前後?? 荒れ馬場・道悪▲+??(レース内容からプラス修正) 先行力:F(甘め↓)?? 底力(=ハイペース耐性):D-? キレ:F(甘め)? 持続力:E-(甘め)? 総合力でE?相当



シュヴァルグラン
短評:
 底力・持続力に優れる長距離馬?
 ここでの不安は、衰え×小回りへの適性不足。
 ジャパンカップ2017では過去最高の走りを魅せましたが、その後はパフォーマンスが低下していて、加齢による衰えの可能性が高まっています。芝3000m以上の超長距離で安定している通り、小回りの中山芝2500mでは器用さやギアチェンジ能力で劣りやすいため、衰えの疑いが強い現状では苦戦を強いられやすいのでは。厳しい評価から考えたいです。
適性チェック:(衰えに注意。 最終更新:18'天皇賞(春) 58.0kg)
 ツナギは長さ普通(脚は長い?)、太さ普通(蹄はやや大きい)、角度普通。標準飛節? 標準的な芝の長距離向き、血統は中距離向き(??)で、重めの芝の3000m以上◎? 荒れ馬場○-??道悪▲?? 先行力:F-? 底力(=ハイペース耐性):D↓? キレ:E-(甘め)~F↓? 持続力:D-↓? 総合力でD~D-↓?相当 半姉:ヴィルシーナ、半妹:ヴィブロス



ミッキーロケット
短評:
 底力・キレに優れる中長距離馬??
 ここでの不安は、キレと持続力の両立の難しさ。
 非SS系の血統通り力の要る芝や消耗戦では高いパフォーマンスを示していますが、キレと持続力の両立を求められたレースではパフォーマンスを落としていて、路盤改修後の中山芝2500m(≒トップスピードの要求度アップ)×キセキ・川田将雅騎手が刻みそうなペース(≒緩急の小さいロングスパート勝負)でも同じようにパフォーマンスを落としてしまう心配があります。宝塚記念2018(=前傾かつ緩急の激しい消耗戦を内で脚を溜める)のような好走は望みづらそうで、厳しい評価から考えたいです。
適性チェック:(最終更新:18'宝塚記念 58.0kg)
 ツナギは長さ普通(脚は長い、胴は長さ普通)、やや太い(蹄は大きい)、角度普通(蹄は寝る)。直飛節。 重めの芝の中長距離向き、血統はマイル~中距離向き(?)で、重めの芝の2300m前後◎??(中距離○??) 荒れ馬場○?道悪▲-? ゲート:▲↑?? 先行力:F? 底力(=ハイペース耐性):D? キレ:D-? 持続力:E-? 総合力でD↑?相当 斤量フラット↑(パワータイプ-キレ優位)



サトノダイヤモンド
短評:
 持続力を中心とした末脚の総合力に優れる中長距離馬?
 ここでの不安は、衰え。
 京都大賞典2018で久しぶりの優勝を飾りましたが、レースレベルは例年に見劣り、サトノダイヤモンド自身のピーク時の能力には遠く及びません。非常に残念なことにジャパンカップ2018での着差が衰えの裏付けだと思われ、引退レースを飾るのは厳しいはず。
適性チェック:(衰え・マイナス修正に注意。 最終更新:18'ジャパンカップ 57.0kg)
 ツナギはやや長い(後脚長い)、太さ普通、角度普通。標準飛節? 標準的な芝の中距離~中長距離向き、血統はマイル~中距離向き(??)で、標準的な芝の中長距離◎??(中距離▲??) 荒れ馬場・道悪▲+??(レース振りによるプラス修正含む) ゲート:▲~▲+? 先行力:F-(甘め)? 底力(=ハイペース耐性):E↓↓? キレ:E↓? 持続力:D-↓↓? 総合力でD-↓↓?相当 平坦○??急坂▲+??



ミッキースワロー
短評:
 やや持続力優位の末脚に優れる中距離~中長距離馬??
 ここでの不安は、距離の長さ×持続力不足。
 高速決着の中山芝2200mで高いパフォーマンスを示し、酷い道悪馬場だった菊花賞2017で苦戦したように、甘く見ても芝2400m以下がベストの距離だと思われ、芝2500mでは距離の長さからパフォーマンスの低下が心配されます。さらに、持続力(≒距離延長への適性)の要求度が高すぎる展開でもパフォーマンスが伸び悩んでいることから、キセキ・川田将雅騎手が刻みそうなペースでは距離不安と持続力不足の不安が同時に出てしまう恐れまであります。急坂コースでのパフォーマンス低下(やや頭の高いから)も心配で、ここでは厳しい評価から考えたいです。
適性チェック:(プラス修正に注意。 最終更新:18'AJCC 56.0kg)
 ツナギはやや長い、太さ普通、角度普通~やや立ち。直飛節気味。 標準的な芝の中長距離向き、血統は中距離向き(?)で、標準的な芝の2200m前後◎?? 荒れ馬場・道悪▲?? 先行力:F-(甘め)? 底力(=ハイペース耐性):E-? キレ:E-(甘め)? 持続力:E(甘め)? 総合力でE(甘め)?相当 急坂:▲+??(やや頭高い) おじ:ペールギュント



クリンチャー
短評:
 スタミナに偏った中長距離馬??
 ここで見直したい理由は、中長距離向きのロングスパートに特化した能力。
 極悪馬場の菊花賞2017(=緩急の激しいラップからの早仕掛け・消耗戦。通過順11-11-7-2)、京都記念2018(=中弛みからの極端なロングスパート勝負)で好走する一方、超高速決着の皐月賞2017でも4角先頭から4着に善戦。父ディープスカイ×母父ブライアンズタイムの血統通り急加速力で大きく劣るため、急加速力の優位が大きく下がる「馬場や展開」、急加速力不足を補う早仕掛けがベストだと思われます。ベストの距離が中長距離だと思われること(皐月賞2017で善戦+芝3000m級のレース内容が先行からの粘り込み≒距離短縮への適性を示す内容)、今年の有馬記念にはペースを引き締めるキセキ×川田将雅騎手がいること...などから、良馬場でもロングスパートに特化した能力を発揮しやすいと思われ、同世代のダービー馬レイデオロや菊花賞馬キセキを相手にG1を奪取するシーンがあっても。
適性チェック:(プラス修正に注意。 最終更新:18'天皇賞(春) 58.0kg)
(誤差注)ツナギは長い、やや太い、角度普通(蹄は立ち)。直飛節気味。 重い芝の長距離向き、血統は中距離~中長距離向き(??)で、重い芝の中長距離◎??(長距離▲+?? 中距離▲??) 荒れ馬場○?道悪▲+?? 先行力:F? 底力(=ハイペース耐性):D? キレ:F? 持続力:D-(甘め)? 総合力でD-?相当 半兄:ワキノブレイブ



[回避] スワーヴリチャード
短評:
 底力・持続力に優れる中長距離馬?
 ここで不安は、小回り。
 大味な競馬ができれば現役最強と言えるパフォーマンスを示していますが、内外のロスが響きやすい有馬記念ではそれが前後・内外の不利に繋がってしまいます。また、秋3戦は春までのパフォーマンスを下回っていることも、この不安を強調してしまいます。ここで復調を示し、ドバイシーマクラシックあたりを圧勝して欲しいところですが、今回は控えめな評価から考えたいです。
適性チェック:(マイナス修正に注意? 最終更新:18'ジャパンカップ 57.0kg)
(誤差注)ツナギはやや長い(後脚は長い)、太さ普通(蹄はやや小さい)、角度普通。標準飛節。 標準的な芝の中長距離向き、血統はマイル~中距離向き(??)で、標準的な芝の中長距離◎??(中距離○~▲??) 荒れ馬場・道悪▲?? 先行力:F? 底力(=ハイペース耐性):C~C-? キレ:E-? 持続力:C-~C-(甘め)? 総合力でC?相当 急坂○-~▲+??(やや頭高い) 半兄:バンドワゴン


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