日経新春杯2010予想
日経新春杯 スタミナ型の差し勝負。

軍神マルス
08期 予想歴12年

◎トップカミング
  2着/1人気

○メイショウベルーガ1着/2人
▲サンライズマックス4着/3人


★傾向分析★
2004年 タイム 2'24"5 (良) 1FAve=12.04 3FAve=36.12
テン35.4-中盤74.0(前半36.7-後半37.3)-上がり35.1 『中弛み』
1着シルクフェイマス・・・マーベラスサンデー×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔5-g〕 3-2
2着マーブルチーフ・・・チーフベアハート×ミシシッピアン=ダンチヒ×ハイペリオン 〔7-c〕 9-6
3着ダービーレグノ・・・トニービン×Royal Academy=グレイソヴリン×ニジンスキー 〔14-c〕 11-11

2005年 タイム 2'29"0 (良) 1FAve=12.42 3FAve=37.25
テン37.4-中盤77.5(前半39.6-後半37.9)-上がり34.1 『加速・中弛み』
1着サクラセンチュリー・・・サクラローレル×ノーザンテースト=レッドゴッド×ノーザンテースト 〔16〕 8-6
2着マーブルチーフ・・・チーフベアハート×ミシシッピアン=ダンチヒ×ハイペリオン 〔7-c〕 2-2
3着ストラダジェム・・・サンデーサイレンス×Sadler's Wells=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔1-p〕 8-9

2006年 タイム 2'26"3 (やや重) 1FAve=12.19 3FAve=36.57
テン34.8-中盤75.2(前半37.6-後半37.6)-上がり36.3 『前傾・中弛み』
1着アドマイヤフジ・・・アドマイヤベガ×Be My Guest=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔1-l〕 8-6
2着スウィフトカレント・・・サンデーサイレンス×Machiavellian=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔8-d〕 10-9
3着インティライミ・・・ スペシャルウィーク×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔19〕 6-4

2007年 タイム 2'27"4 (良) 1FAve=12.28 3FAve=36.85
テン34.7-中盤77.1(前半38.8-後半38.3)-上がり35.6 『中弛み』
1着トウカイワイルド・・・サンデーサイレンス×Mr. Prospector=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔21-a〕 10-6
2着トウカイエリート・・・サンデーサイレンス×ナイスダンサー=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔19-b〕 4-3
3着ダークメッセージ・・・ダンスインザダーク×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔9-a〕 7-6

2008年 タイム 2'27"4 (良) 1FAve=12.28 3FAve=36.85
テン35.2-中盤74.8(前半38.1-後半36.7)-上がり37.4 『前傾・中弛み』
1着アドマイヤモナーク・・・ドリームウェル×トニービン=サドラーズウェルズ×グレイソヴリン 〔1-l〕 10-7
2着ダークメッセージ・・・ダンスインザダーク×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔9-a〕 14-12
3着テイエムプリキュア・・・パラダイスクリーク×ステートリードン=ネヴァーベンド×ヌレイエフ 〔1-x〕 1-1

2009年 タイム 2'26"6 (良) 1FAve=12.22 3FAve=36.65
テン35.7-中盤74.3(前半38.0-後半36.3)-上がり36.6 『前傾・中弛み』
1着テイエムプリキュア・・・・パラダイスクリーク×ステートリードン=ネヴァーベンド×ヌレイエフ 〔1-x〕 1-1
2着ナムラマース・・・チーフベアハート×フレンチグローリー=ダンチヒ×サドラーズウェルズ 〔1-n〕 14-14
3着タガノエルシコ・・・マヤノトップガン×ダンスインザダーク=ロベルト×サンデーサイレンス 〔3〕 9-6

流れは毎年『中弛み』が基本となり、『前傾』や『加速』がオプションとなり脚をためての差しも届く感じ。

血統の傾向は、マヤノトップガン・マーベラスサンデー・サクラローレル・スペシャルウィークといった産駒が好走していることから、天皇賞春好走馬を輩出したことのある血統向き(=長距離スタミナ型血統)が向くと思われる。
サンデーサイレンス系は、マーベラスサンデー・スペシャルウィーク、ダンスインザダーク・アドマイヤベガと前述のスタミナタイプで、母父も大系統ノーザンダンサー系とやはりスタミナ強化タイプの好走が目立ちます。

牝系の傾向は、No.〔1〕が好走馬多し。特に長距離戦で好走していたようなタイプが好走しています。

また好走馬に多いのは、ハンデ54Kg前後の条件戦上がりの馬。特に暮れの阪神や京都の2200m以上で好走してきたタイプは好調を維持していることもあり、ここでも好走することが多いように思います(=04年シルクフェイマス、06年アドマイヤフジ・スウィフトカレント、07年トウカイワイルド・トウカイエリートなど)。またステイヤータイプは条件戦を勝ち上がるのに苦労するが、ペースが速くなったり相手強化で好走することが多いので、そういった条件も整いやうしのが好走の要因ではないか?と考えます。

08年は1~3着が万葉S組。このコース(=京都芝2400m)が長距離寄りの適性が必要ということを証明していると考えます。

それから内枠の成績が良い傾向もあります。外枠で好走するならば逃げ・先行か、内をうまくついて追込かどちらかになるかと思います。

★予想★
◎トップカミング・・・ゴールドアリュール×サクラバクシンオー=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト 〔1-n〕
前走オリオンS1着(=阪神芝2400m)。ゴールドアリュール産駒はサンデーサイレンス系で、スピード化の進むダートに向く足回りが施されたタイプ。ダートでは人気の場合の信頼性も高くいが芝だとコース実績や展開で取り捨てを決めた方がよく、京都コースでは(0-0-2-1)だが今の充実した内容からは信頼しても良いと考える。今回は連勝中で好走の期待も十分で、1着の可能性も高いと考えて評価する。
No.〔1〕の牝系は、クラシック春シーズンに素手のある程度完成される完成度の高い牝系。古馬でも緩やかに成長するが、4歳になったばかりの今の時期はまだ上昇中なはず。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの巧さが持ち味。底力にはやや欠ける。

○メイショウベルーガ・・・フレンチデピュティ×Sadler's Wells=ヴァイスリージェント×サドラーズウェルズ 〔3-d〕
前走愛知杯3着(=中京芝2000m:0.1秒差)。フレンチデピュティ産駒はヴァイスリージェント系で、セカンドステージが存在する芝・ダート兼用タイプ。鮮度や勢いが好走に重要なポイントで、好走中なら馬体重がポイントになる。使い詰めると馬体重が減りやすい傾向だが、本馬は増加中で、セカンドステージ突入の印かもしれない。母父Sadler's Wellsは、成長力に富み底力を発揮する。
No.〔3〕の牝系は、古馬にて本格化する成長型。4歳時の秋は最も充実するので、5歳になったばかりの今の時期もまだまだ狙える。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。

▲サンライズマックス・・・ステイゴールド×ダンシングブレーヴ=サンデーサイレンス×リファール 〔5-h〕
前走鳴尾記念7着(=阪神芝1800m:0.5秒差)。ステイゴールド産駒は、スタミナ型のサンデーサイレンス系。ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性はステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。近走はいずれも33秒台の速い上がりを繰り出しているが届かずの内容で、展開一つで突き抜ける可能性も十分。母父ダンシングブレーヴは、瞬発力勝負や緩急のある流れを苦手とするが、淀みなく流れる流れで本領発揮する。
No.〔5〕の牝系は、6歳でも好走するようなしぶとさのある成長力を持った牝系。直線の長いコースでの好走も多い。分枝記号hは、モマれ弱く、基本的には広いコースがベスト。

△ベストメンバー・・・マンハッタンカフェ×サクラユタカオー=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト 〔9-f〕
前走京都新聞杯1着(=京都芝2200m)。マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で、前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。母父サクラユタカオーは、中距離のスピード勝負に強く、鋭い瞬発力に優れる。
No.〔9〕の牝系は、本格化前までは詰めが甘い点があるが、成長するとセカンドステージが存在する。今回は長期休み明けとなるので少し割り引いて評価するが、苦にせず好走するようならセカンドステージ突入と考える。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変も少ない。なので今回が試金石。


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日経新春杯2010回顧
日経新春杯 ヴァイスリージェント系のセカンドステージ。

軍神マルス
08期 予想歴12年

次走狙い:メイショウベルーガ
次走狙い:トップカミング


2010年 タイム 2'24"4 (良) 1FAve=12.03 3FAve=36.10

ラップ
①12.7-②10.3-③11.0-④12.4-⑤12.5-⑥12.4-⑦12.3-⑧12.9-⑨12.1-⑩11.9-⑪12.1-⑫11.8
1FAveとの誤差
①+0.7 ②-1.7 ③-1.0 ④+0.4 ⑤+0.5 ⑥+0.4 ⑦+0.3 ⑧+0.9 ⑨+0.1 ⑩-0.1 ⑪+0.1 ⑫-0.2
テン34.0-中盤74.6(前半37.3-後半37.3)-上がり35.8 『前傾・中弛み』

『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○

1着メイショウベルーガ・・・フレンチデピュティ×Sadler's Wells=ヴァイスリージェント×サドラーズウェルズ 〔3-d〕 12-7
2着トップカミング・・・ゴールドアリュール×サクラバクシンオー=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト 〔1-n〕 7-4
3着レッドアゲート・・・マンハッタンカフェ×スキャン=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔3-l〕 7-7

流れはテン-上がりのラップ差から『前傾』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。今回は前傾の度合いも強く、『中弛み』で逃げが有利な展開でもかなり厳しい展開になったようで、上位にきたのは差し・追込に位置した馬。追込が最も恵まれ、逃げ・先行・差しはほとんど有利・不利はなかったように思う。

1着メイショウベルーガは、前走愛知杯3着(=中京芝2000m:0.1秒差)からの好走。フレンチデピュティ産駒はヴァイスリージェント系で、セカンドステージが存在する芝・ダート兼用タイプ。鮮度や勢いが好走に重要なポイントで、好走中なら馬体重がポイントになる。使い詰めると馬体重が減りやすい傾向だが、本馬は前走まで増加していました。今回は-4kgと減り1着好走。セカンドステージ突入と考える。ヴァイスリージェント系のセカンドステージ突入の牝馬は、牡馬混合戦でも互角以上に戦う(=サンアディユ、スリープレスナイトなど)ので、今後も大幅場体重減になるまでは好走が続くのでは?と考える。母父Sadler's Wellsは、成長力に富み底力を発揮する。5歳でも能力の衰えは少なく侮れない。
No.〔3〕の牝系は、古馬にて本格化する成長力のある牝系。4歳時の秋は最も充実するが、5歳前半は能力を維持して好走する。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。牝系からもまだまだ狙える馬と考え、今後も期待します。

2着トップカミングは、前走オリオンS1着(=阪神芝2400m)からの好走。オリオンS好走からのステップでは、07年1着トウカイワイルド・2着トウカイエリートなど好走が多い。阪神コースや京都コースの暮れの条件戦好走馬(=しかも上がりが速いならなお良い)はハンデも恵まれるためか好走が多いので、今後もこのタイプは要注意。ゴールドアリュール産駒はサンデーサイレンス系で、スピード化の進むダートに向く足回りが施されたタイプ。ダートでは人気の場合の信頼性も高くいが芝だとコース実績や展開で取り捨てを決めた方がよい。母父サクラバクシンオーはテスコボーイ系で、テスコボーイ系が母父になると父がマイラー種牡馬だとスピードの持続性能が増し、ステイヤー種牡馬だと中距離に対応できるスピードと爆発力が備わる。
No.〔1〕の牝系は、クラシック春シーズンに素手のある程度完成される完成度の高い牝系。古馬でも緩やかに成長するが、4歳になったばかりの今の時期はまだ上昇中なはず。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの巧さが持ち味。底力にはやや欠ける。今後も頭には向かないが、崩れずに好走するタイプと思えるので、軸として期待したいです。

3着レッドアゲートは、前走アンドロメダS16着(=京都芝2000m:2.3秒差)からの激走。マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で、前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。だが惨敗後しかも2年近く好走していない馬が突然の激走なので、これは母父の特性での好走ではないか?と考える。母父スキャンは、距離変更、競馬場替わり、芝→ダートなど条件が変わることでスイッチが入る穴血統。得意のコースや距離に戻って一発というのがあるが、今回はあまり使っていない距離での好走。距離延長ショックと軽ハンデも効いたのではないだろうか?
No.〔3〕の牝系は、メイショウベルーガと同じで、古馬での成長力が期待できる牝系。分枝記号lは、能力の高いトップクラスの馬になる可能性の高いポテンシャルを秘めている。不調からの激走後その勢いを維持できるのか?今後の成績は興味深いです。


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