桜花賞2019予想
中段より前につけられる馬を狙う

のび犬
10期 予想歴16年

◎ダノンファンタジー
  4着/1人気

○エールヴォア7着/8人
▲グランアレグリア1着/2人
△クロノジェネシス3着/3人


【レースのポイント】
・内枠(1、2枠)は不振、中枠(4、5枠)が好成績
・チューリップ賞組が好成績
・追い込みが届く(馬場、展開にもよる)
・関西馬が優勢

チューリップ賞組は過去10年の集計では「7-5-7-26 単回収値96 複回収値153」と好成績。
特に注目すべきは「チューリップ賞で1、2番人気だった馬」で「6-5-2-3 単回収値158 複回収値168」複勝率は81.3%と、出走してくれば8割馬券に絡んでくる。
人気に応えて勝利したダノンファンタジーはもちろん、個人的には不甲斐ない敗戦に見えたシェーングランツもデータ的には見直す必要がありそうだ。

近年は4年連続で圧倒的1番人気が負けている。牝馬は繊細で、マークされると脆いということか。また、負けた馬の3/4が関東馬。今年はダノンファンタジーに人気が集中しそうだが、どうか。

【有利なポジション】
先週は4コーナーで内を通った馬が優勢で、追い込みは届かない馬場だった。しかし、湿った馬場だったため、今週は傾向がガラッと変わる可能性もある。

阪神1600の傾向はレースのポイント同様、中枠有利。先行馬が好成績。

メンバーの脚質を見ると、これといった逃げ馬が不在で、有力馬には末脚自慢が多い。ハイペースは考えづらく、スローの瞬発力勝負が濃厚。

以上のことから、内、先行有利と予想する。ただし、極端なスローなら4コーナーをロスなく回った決め手に勝る馬が差してくるかも?内がごちゃつく可能性もある。

【注目馬】
・ダノンファンタジー
人気が集中しそう=マークされそう。しかし、チューリップ賞は内枠で包まれながらも立て直して勝ち切る強い内容。能力の高さに加えて、精神的なタフさも証明した。
指数は阪神JF51→チューリップ賞50と安定して高い。この世代で指数50以上を2回出しているのは他にコントラチェック、ダノンキングリー、ヴェロックスだけ。
チューリップ賞を1、2番人気で勝った馬は、過去10年で複勝率100%。人気でも外せない1頭だ。

・グランアレグリア
朝日杯FSで圧倒的な人気を背負うも3着。不甲斐ない敗戦に見えたが、指数は49と低くなく、クラシック候補のアドマイヤマーズに目標にされてのもの。
人気馬の中で唯一と言っていい先行タイプ。馬場、展開の利がありそう。不安は状態面。

・クロノジェネシス
アイビーSで上がり評価-0.8超という驚異的なキレを発揮。阪神JFでは出遅れ、外を回して指数50と、能力は間違いない。ただ、後方から外を回す競馬になりそうで、馬場、展開次第で不発もありそう。バゴ産駒のクラシック制覇というのもイメージがわかない。

・ビーチサンバ
前走こそ出遅れたが、基本的には中団から差してくる安定した競馬ができる。成績も安定。阪神JFで指数50をクリアしており、無視できない1頭。

・シェーングランツ
前走が不甲斐なかったが、レースのポイントでも述べた通り「チューリップ賞で1、2番人気だった馬」は軽視禁物。思えば、新馬戦も5着で、未勝利→アルテミスSと連勝したように、叩き良化型の可能性もある。ズブさがあり、不器用なタイプで、馬場、展開次第で不発もありそう。

・アクアミラビリス
エルフィンSは指数こそ46とそこそこだが、上がり評価-0.8超と強烈な末脚を披露。見た目にも直線でごぼう抜きの圧巻の内容。フェアリーSは折り合いを欠いての敗戦で参考外。デムーロ騎乗も魅力。馬場、展開次第では一発の魅力十分。

・エールヴォア
フラワーCはコントラチェックに完敗も、指数は50。相手が強かった。1800、2000で好成績で、レースぶりからはスピード不足も感じるが、能力はある。全く人気にならなそうで、狙いたい穴馬だ。

【結論】
◎ダノンファンタジー
○エールヴォア
▲グランアレグリア
△クロノジェネシス
△アクアミラビリス

内伸びの傾向が残り、スローになれば、当然位置取りが重要になってくる。有力馬の中でも、中段より前につけられる馬を狙いたい。

本命のダノンファンタジーは語ることは少ない。能力的にもデータ的にも信頼度は一番だと思う。

対抗にエールヴォアを抜擢。マイルではスピード不足の懸念もあるが、スローになれば追走は楽。データ的には不振でも、先行するなら良い枠に入った。指数50でこの人気なら積極的に買いたい。

単穴にグランアレグリア。有力馬の中では一番前で競馬をするだろう。牝馬限定戦をマイペースで行けるなら、まだまだ見限れない。3番手としたのは、前走の精神的なダメージや、ローテーション、輸送など、状態面での不安からだが、調教の動きは良い。

押さえの2頭は追い込む競馬になりそうだが、上り評価が抜群に高く、展開不利でも脚が溜まれば差してくる可能性を秘めている。三連系では押さえたい。


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